付聞淵(ふぶんえん)
が釈放されたのも束の間、孫父(そんふ)の死体が池の中の棺から発見される。刺殺後、生きたまま閉じ込められたという残酷な方法に、林清秋(りんせいしゅう)は真犯人の存在を確信する。一方、林清秋は鹿南一(ろくなんいつ)への募る想いを抑えきれず、ついに愛を告白。しかし、鹿南一の心はまだ付聞淵との一年間の思い出に揺れている。そんな中、宮北音(きゅうほくおん)の機転により、聞雲汐(ぶんうんせき)が偽の手紙で二人を別れさせていたことが発覚。誤解は解け、林清秋と鹿南一の関係は修復されるが、聞雲汐の恨みは消えず、今後の展開に不安を残す。「鹿苑記~僕の生意気な彼女~」あらすじネタバレ7話
前回、孫父(そんふ)殺害の容疑で捕らえられた付聞淵(ふぶんえん)。しかし、証拠不十分で釈放されることに。鹿南一(ろくなんいつ)は喜び、付聞淵(ふぶんえん)に手作りの鶏肉料理を差し入れ、二人の距離はさらに縮まる。それを複雑な表情で見つめる林清秋(りんせいしゅう)。彼は盗まれた玉佩が孫父(そんふ)の手元に渡っていたことを突き止め、江家小姐の事件との関連を疑うが、決定的な証拠は見つからない。
そんな中、街中で偶然発見された池の中の棺。引き上げると、なんと中には孫父の死体が!しかも、刺し傷はあるものの致命傷ではなく、棺に閉じ込められて窒息死させられたことが判明する。さらに、死体からは墨緑色の玉佩が発見され、事件は混迷を極める。江家小姐を殺害したのが孫父だとしたら、一体誰が彼を殺したのか?林清秋(りんせいしゅう)は、以前姬信石(きしんせき)が「養父を殺したわけではない」と証言していたことを思い出し、真犯人は別にいると確信する。
一方、雷羽(らいう)は宮北音(きゅうほくおん)に偶然会い、気まずい雰囲気に。そこに現れた聞雲汐(ぶんうんせき)は、鹿南一(ろくなんいつ)を挑発し、林清秋に接近を試みるが、冷たくあしらわれる。付聞淵が鹿南一に告白しようと準備していることを知った林清秋は、いてもたってもいられず、鹿南一を連れ出す。付聞淵の想いは届かず、一人悲しみに暮れる。
林清秋は鹿南一を川辺に連れて行き、自分が彼女のために準備した場所だと明かす。「君と一緒にいる時、誰かを羨ましいと思ったことはない」と、素直な気持ちを伝える林清秋。一年もの間、付聞淵と行動を共にしていた鹿南一への想いが溢れ出す。鹿南一は婚約を理由に拒絶するが、林清秋は母命に従うつもりはないと告げる。
そして、二人は過去の訣別の手紙について語り合う。誰かが仕組んだ罠ではないかと疑い始める二人の前に、宮北音(きゅうほくおん)が現れる。聞雲汐(ぶんうんせき)が二人の筆跡を真似て偽の手紙を作り、鹿南一に林清秋が冷酷な男だと誤解させていたことが明らかになる。宮北音は、聞雲汐に毒を飲ませ、二度と林清秋と鹿南一に近づかないという誓約書を書かせたと告げる。全ての誤解が解け、林清秋と鹿南一はついに心を通わせる。
しかし、事件の真相はまだ闇の中。姬信石(きしんせき)の言葉、墨緑色の玉佩、そして暗躍する真犯人。謎は深まるばかり…。
7話 重要なポイントまとめ
- 孫父殺害事件はさらに複雑化! 刺殺後に棺に閉じ込められた孫父の死体。墨緑の玉佩の謎、そして真犯人の存在。江家小姐殺害事件との関連は?
- 三つ巴の恋模様が加速! 付聞淵の告白は失敗、林清秋の真剣な告白、そして偽の手紙の真相。それぞれの想いが交錯する。
- 新たな伏線が! 姬信石の証言、盗まれた玉佩、そして雷羽(らいう)と宮北音の関係。今後の展開を左右する重要な要素。
- 聞雲汐の悪事が明らかに! 偽の手紙で林清秋と鹿南一を別れさせた聞雲汐。毒による誓約で一旦は退場するが、今後の復讐は?
『鹿苑記~僕の生意気な彼女~』第7話の感想
第7話は、息つく暇もない怒涛の展開でした。孫父が殺害され、事件はさらに混迷を極めます。墨緑色の玉佩の謎、そして誰が孫父を殺したのか?真犯人の影がちらつき、今後の展開がますます気になります。林清秋は、鹿南一への想いを抑えきれず、ついに告白。しかし、鹿南一はまだ付聞淵への想いを断ち切れていない様子。二人の恋の行方はどうなるのでしょうか?聞雲汐の策略によって引き裂かれた二人の関係が、宮北音の活躍により修復されたことは大きな進展です。しかし、聞雲汐がこのまま引き下がるはずもなく、今後の復讐が懸念されます。それぞれの思惑が交錯し、物語はますます目が離せません。
つづく