縁結びの任務を遂行するため、紅鸞(こうらん)は冷徹な王爺・姜長青(きょうちょうせい)に付き従う。ある日、紅鸞が姜長青の体に触れると、彼の持病である発疹が和らぐことに姜長青自身が気づき、彼女に疑念を抱き始める。一方、紅鸞は縁結びのターゲットを将軍家の令嬢・梅思月(ばいしげつ)に定め、新たな計画を立てる。共に訪れた市で、姜長青は紅鸞に対してこれまで見せなかった優しさや動揺を隠せない。二人の距離が微妙に変化し始める中、紅鸞の縁結び作戦が本格的に始動する。

「雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~」あらすじネタバレ3話

いや~、今回の『雪上恋歌』第3話、見ましたか!? あの氷のように冷たいはずの姜長清(きょうちょうせい)さまの、意外な一面が垣間見えて、もうテレビの前で身もだえしちゃいましたよ! 紅鸞(こうらん)の一生懸命さが、ついにあの鉄壁の心を動かし始めたのかもしれませんね。早速、今回の胸キュン&ハラハラ展開を振り返っていきましょう!

疑惑の始まりは背中の傷から

物語は、紅鸞が姜長清(きょうちょうせい)の部屋に乗り込んで、背中の薬を塗ってあげるシーンからスタート。かいがいしく世話を焼く紅鸞ですが、姜長清は別のことに気づいていました。そう、紅鸞の指が触れた部分だけ、あの忌まわしい発疹がすーっと引いていくんです! 「こいつ、一体何者なんだ…?」と、姜長清の疑念に満ちた視線が、紅鸞に突き刺さります。本人は全く気づいていないのが、またハラハラしますよね。

めげない縁結び大作戦!

お近づきになれたついでに、以前から推していた張お嬢様のことをアピールする紅鸞ですが、姜長清は「薬方の書き写し100回」の罰を命じる始末。さすがは氷の王爺、手厳しい!

でも、我らが紅鸞はへこたれません。すぐにターゲットを将軍家のお嬢様、梅思月(ばいしげつ)に切り替えます。凛として武芸にも秀でた彼女こそ、姜長清にふさわしい!と、縁結びの情熱を再燃させるのでした。そのポジティブさ、見習いたい!

一本のサンザシ飴に込めた想い

気分転換か、はたまた視察か、姜長清は紅鸞を連れて朱雀街の市へ。そこで紅鸞は、真っ赤なサンザシ飴に釘付けに。普段なら一蹴しそうなものなのに、姜長清はなんと、一番つやつやで大きな一串を紅鸞のために買ってあげるんです!

甘い飴を夢中で頬張る紅鸞の横顔を、どこか温かい眼差しで見つめる姜長清。彼の胸の中に、今まで感じたことのない柔らかな感情が芽生えた瞬間でした。歩くペースをそっと緩める優しさに、思わず「王爺さま…!」と声をかけたくなりました。

突然のパニックと救いの手

そんな穏やかな時間も束の間、人混みの中で紅鸞が忽然と姿を消してしまいます。一瞬にして血の気を失い、パニック状態で彼女を探す姜長清。同じ狐の面をつけた女性を紅鸞と間違えて腕を掴んだ瞬間、激痛と共に持病の発疹が全身を襲います!

意識が遠のき、倒れそうになったその時、すっと伸びてきた腕が彼を支えました。そう、紅鸞です! 彼女が駆けつけたことで、姜長清の症状はみるみるうちに治まっていきました。やっぱり、紅鸞は彼の特効薬なんですね。

路地裏で見せた、まさかの独占欲

「どこをほっつき歩いていた!」と怒鳴りつけ、足早に去ろうとする姜長清。典型的なツンデレですね(笑)。必死に後を追う紅鸞とのやり取りが人目を引き始めると、彼はぐいっと彼女の腕を掴んで路地裏へ。

そこで紅鸞が「ピーナッツ売りのおじさんは、王爺は女性に近づかないって言ってたのに…」と呟くと、姜長清は彼女が持っていたピーナッツの紙袋をひったくり、「今後は、あの店のピーナッツは食うな」と一言。

…これって、どう考えてもヤキモチですよね!? 他の男と話したことへの嫉妬がダダ洩れですよ! 主従関係を超えた、確かな独占欲が見えた名シーンでした。

仮面の下で、次の作戦へ

人目を忍ぶため、紅鸞は予備で持っていた半面を姜長清につけさせます。帰ろうとする王爺をよそに、紅鸞の視線はすでにはるか先にある「梅府」の看板にロックオン! そう、彼女の縁結び大作戦は、まだ始まったばかり。姜長清と梅思月(ばいしげつ)の「偶然の出会い」を演出するため、物語は次なるステージへと進むのでした。

『雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~』第3話の感想

今回のエピソードは、物語の核心にぐっと迫る重要な回でしたね。これまで氷のように冷徹だった姜長清の人間らしい感情が、紅鸞の存在によって少しずつ引き出されていく過程が、非常に丁寧に描かれていました。特に、市で彼女を見失った時の狼狽ぶりや、ピーナッツ売りに向けたささやかな嫉妬心は、彼のキャラクターに深みを与え、より魅力的に映りました。一方で、紅鸞の持つ不思議な治癒能力の謎も深まり、彼女がただの縁結びの神ではないことが示唆されます。二人の関係性の変化と、これから明かされていくであろう宿命の謎。この二つの軸が巧みに絡み合い始めたことで、物語全体の奥行きが一気に増したように感じます。今後の展開から目が離せません。

つづく