今回は第4話のあらすじとネタバレをお届けします。恋のキューピッドのはずの柳莺莺(りゅうえいえい)が、今回も空回り…!?と思いきや、姜長清(きょうちょうせい)の無意識の行動にキュンとさせられる、見どころ満載の回でした。それでは、さっそく見ていきましょう!

恋のライバル登場?街中での襲撃事件

姜長清(きょうちょうせい)と柳莺莺(りゅうえいえい)が仲良く(?)街を歩いていると、そこに現れたのは仮面をつけた謎の美女。なんとその正体は、姜長清(きょうちょうせい)のいとこでした!なんだか気まずい空気が流れる中、突如、物陰に潜んでいた狐妖の小九(しょうきゅう)が術を使い、柳莺莺(りゅうえいえい)めがけて物を落下させるという暴挙に!

「危ない!」――その瞬間、姜長清は何も考えず柳莺莺に覆いかぶさり、彼女をかばいます。柳莺莺は無事でしたが、代わりに彼の肩に衝撃が…。駆けつけた従者に驚いた小九は、ほうほうの体で逃げ出しました。いやー、絶情呪(ぜつじょうじゅ)で女性に触れられないはずの姜長清が、咄嗟に柳莺莺を助けるなんて!これはもう、特別な感情が芽生えている証拠ですよね!

一方、作戦に失敗した小九は、親玉である九尾狐(きゅうびこ)の元へ。九尾狐は「今は事を荒立てるな」と小九をいさめつつも、「"天喜紅鸞"の宿命を持つ二人が結ばれることだけは、絶対に阻止せよ」と改めて命じます。どうやら彼らの宿命の恋路には、まだまだ大きな障害が待ち受けていそうですね。

看病で勃発!女のバトルと彼の本心

意識を取り戻した姜長清のそばには、心配そうに見守る柳莺莺が。彼が水を頼むと、柳莺莺は慣れない手つきで応じますが、うっかりコップをひっくり返してしまいます。

そこへタイミングよく(悪く?)鶏湯を持ったいとこが登場!二人の様子を見て、明らかに不機嫌モードに。「私がやるわ!」とばかりに柳莺莺を押し退け、姜長清にスープを飲ませようとしますが、なんと姜長清は「柳莺莺にやらせる」とキッパリ。

この一言で、いとこの不満が爆発!二人の間で言い争いが始まり、結局スープは床にこぼれてしまいます。しびれを切らした姜長清は「二人とも出ていけ!」と一喝。追い出されてしまいましたが、彼が柳莺莺の世話は拒まなかったという事実が、彼の心を雄弁に物語っていましたね。

恋のキューピッド、崖っぷちからの大逆転…なるか?

自室に戻った柳莺莺は、赤い糸を手に縁結びの策を練り直します。そこに現れたのは、上司である月老(げつろう) 。「一ヶ月も経つのに、まだ姜長清の縁を結べないとは何事だ!」と叱責されてしまいます。

「あの堅物は手強いんです!」と愚痴る柳莺莺に、月老(げつろう) はとっておきの情報を与えます。なんと、この任務を成功させれば、見習いの小紅娘(しょうこうにゃん)から、正式な縁結びの神に昇格できるというのです!「正社員」の座がかかっていると知った柳莺莺は、俄然やる気を取り戻します。

後日、やる気に満ちた柳莺莺は、姜長清といとこを湖の舟遊びに誘い出します。わざと舟を揺らして、二人の距離を縮めようという作戦です!しかし、この作戦がとんでもない事態を引き起こすことに…。

バランスを崩したいとこは、思わず姜長清の腕を掴みます。その瞬間、異性との接触を拒絶する彼の呪いが発動!姜長清が激しく腕を振り払ったせいで、いとこはバランスを失い、湖に真っ逆さま!「ドッボーン!」という盛大な音と共に、柳莺莺の縁結び計画も水の泡と消えたのでした…。

『雪上恋歌 ~天に刻まれた悠久の愛~』第4話の感想

今回は、姜長清の「絶情呪」が物語のスパイスとして絶妙に効いている回でした。彼にかけられた呪いは、異性を遠ざけるためのものですが、そのせいで柳莺莺の縁結び作戦はことごとく失敗に終わります。しかし皮肉なことに、その呪いがあるからこそ、彼が咄嗟に柳莺莺をかばう行動や、無意識に彼女のそばにいることを許す態度が際立ち、二人の特別な絆が浮き彫りになるのです。意図せずしてライバル(いとこ)を湖に落としてしまう展開はコミカルでしたが、同時に「運命の恋」を無理やりコントロールしようとすることの難しさを感じさせました。また、九尾狐側の目的が「天喜紅鸞の宿命の阻止」とはっきりしたことで、物語の対立軸が明確になり、今後の展開がより一層気になります。恋の進展と深まる謎、両方の側面から目が離せないエピソードでした。

つづく