衛家で起きていた連続不審死事件の真相がついに暴かれます。そこには、ある男の狂気と、娘を奪われた母親の悲しすぎる復讐劇が隠されていました。事件の裏で糸を引いていた人物の正体を知った簡明舒(カン・メイジョ)は、自身の行く末に不安を覚えます。一方、瑞王(ルイワン)夫婦には幸せな進展が訪れますが、豫王(ユーワン)の恋心は新たな波乱を予感させます。

「めぐり逢いの花婿」あらすじネタバレ27話

狩りの最中に怪我を負ってしまった豫王(ユーワン)は、かつて彼の母親が使っていた布で丁寧に包帯を巻いてあげます。その優しさに亡き母の面影を重ねた豫王(ユーワン)は、思わず彼女の手を握りしめました。

ここにいてほしいと懇願する豫王(ユーワン)に対し、蘇棠璃(スー・タンリー)は怪我を治すのが先決ですと優しく諭して手を引きます。それでも食い下がる豫王は、私の視界から消えないと約束してくれと迫りました。しかし彼女は、私は籠の中の鳥ではありませんからと笑顔でかわすのでした。

一方、衛(えい)家の屋敷では、呂(りょ)ママが家の事情を理由に休暇を願い出ていました。衛夫人は彼女に多めの銀子を渡し、送り出します。

衛家の恐ろしい秘密

衛都史(えい・とし)の側室たちが次々と謎の死を遂げていた件について、衝撃の事実が明らかになります。衛夫人が簡明舒(カン・メイジョ)に語ったところによると、実は衛夫人自身もかつて流産を経験していました。それだけでなく、他の側室たちも妊娠しては流産するか、あるいは母子ともに命を落としていたのです。

半年前、新しく入った黄(こう)という側室が子を産みました。しかし、衛夫人が見たその赤子は、普通とは違う異形の姿をしていたのです。それを見た衛都史は発狂しました。実は衛都史には隠された病があり、彼の子はみな異形として生まれてくる運命だったのです。彼はその秘密を守るため、我が子も母親たちも、すべて手にかけていたのでした。

呂ママの悲しき復讐

簡明舒(カン・メイジョ)と宋青沼(ソン・チンジャオ)は、亡くなった黄氏の実家を訪ねます。店はもぬけの殻でしたが、近所の話で父親の黄老四(こう・ろうし)が娘を売って生活するような極悪人だと判明しました。

店の前で、簡明舒(カン・メイジョ)は見覚えのある紐の結び目を見つけます。それは呂ママ独特の結び方でした。ここで簡明舒は、呂ママこそが黄氏の実の母親だと気づきます。時を同じくして、陸徜(リク・ショウ)も真相にたどり着いていました。

三人が黄老四の家に駆けつけると、そこには椅子に縛り付けられた黄老四と、怒りに震える呂ママの姿が。妻を質に入れ、娘を売り飛ばし、その娘が死んでも平然としている夫に対し、呂ママの恨みは頂点に達していました。そして彼女は衆人環視の中、黄老四の命を奪ってしまったのです。

黒幕の正体

お裁きの場に引き出された呂ママは、すべてを自白しました。衛都史を殺したのも自分であり、簡明舒や衛夫人は無関係だと訴えます。簡明舒に罪を着せるような真似をしたのは、夫への復讐を果たす時間を稼ぐためでした。死罪を言い渡された呂ママですが、その表情はどこか晴れ晴れとしています。

しかし、簡明舒と陸徜(リク・ショウ)は違和感を抱いていました。誰かが呂ママを唆したのではないか?牢獄で問い詰めると、呂ママは重い口を開きます。ある女性が現れ、娘を殺したのは衛都史だと教えられ、復讐を成し遂げたら娘と同じ墓に入れてやると約束されたというのです。

蘇棠璃(スー・タンリー)の冷酷な素顔

その夜、牢獄に蘇棠璃が姿を現しました。彼女こそが、呂ママを操っていた黒幕だったのです。待ち構えていた簡明舒と対峙した蘇棠璃は、悪びれる様子もありません。呂ママの痛みは誰にも分からないと言い放ち、記憶のない簡明舒には人の痛みなど理解できないと皮肉ります。

簡明舒は証拠の腕輪を見せますが、蘇棠璃は陸徜(リク・ショウ)のことを思い出し、しらを切り通しました。簡明舒は悪夢にうなされます。自分も復讐のために、いつか彼女のような非情な人間になってしまうのではないかと。

陸徜もまた、黒幕が蘇棠璃だと気づいていました。しかし蘇棠璃は、父を陥れたのは衛都史だけではないと信じ込んでおり、手段を選ばず調査を続けるつもりです。陸徜はせめてもの情けとして、呂ママのために嘆願書を書くことにしました。

幸せを掴んだ二人と、新たな波乱

暗いニュースばかりではありません。花琅閣(かろうかく)の帳簿を調査していた皇帝は、店が不正どころか多くの慈善事業を行っていたことを知ります。この功績が認められ、瑞王(ルイワン)の立場も回復しました。

瑞王(ルイワン)がこの朗報を殷淑君(イン・シュージュン)に伝えると、彼女は自ら瑞王(ルイワン)の荷物を部屋に運び込ませていました。手作りの巾着を贈り、ついに彼を受け入れたのです。想いがあるなら直接言ってそう言って瑞王の首に腕を回す殷淑君(イン・シュージュン)。二人はようやく本当の夫婦として結ばれました。

一方、豫王は蘇棠璃の誕生日に向けて、特別な準備をしていました。ウサギの灯籠を手に、愛の告白をする豫王。彼は蘇棠璃を側室として迎え入れ、名前も身分も新しくして、彼女を守り抜こうと決意していたのです。

第27話の感想

衛家の秘密があまりに衝撃的で、背筋が凍りました。自分の秘密を守るために妻子を手にかけ続けていたとは、衛都史の狂気には言葉も出ません。そして、その悲劇を利用した蘇棠璃の冷徹さも際立っていましたね。一方で、瑞王と殷淑君(イン・シュージュン)のカップルがついに結ばれたシーンには救われました!ドロドロした展開の中で唯一の癒やしです。豫王の純粋な愛が、復讐に燃える蘇棠璃に届くのか、切ない展開が続きそうです。

つづく