ついに明舒は、自分が陸徜(リク・ショウ)と実の兄妹ではないことを知る。さらに蘇棠璃(スー・タンリー)の手引きにより、自身のルーツを探るため危険な地・江臨へと旅立つことに。慌てて後を追う陸徜だったが、そこで明舒を待ち受けていたのは、封印された過去の記憶と新たな刺客の影だった。

「めぐり逢いの花婿」あらすじネタバレ28話

復讐への執念と揺れる心

蘇棠璃(スー・タンリー)の決意は固いものでした。父を死に追いやった真犯人は別にいると確信しており、その仇を討つまでは、自分は蘇棠璃(スー・タンリー)として生き続けるしかないと思い詰めています。

豫王(ユーワン)は苦笑しながらも、彼女を支えたいと願っていました。復讐という重荷は自分一人で背負い、彼女にはただそばにいてほしいと伝えます。

その言葉に蘇棠璃(スー・タンリー)の心は一瞬揺らぎますが、結局は彼の手を振りほどき、その場を去ってしまいました。彼女の孤独な戦いはまだ終わらないのです。

明かされた秘密と口づけの真実

一方、簡明舒(カン・メイジョ)は、殷淑君(イン・シュージュン)と聞安県主(ブンアンケンシュ)に衝撃の事実を打ち明けます。自分と陸徜(リク・ショウ)は、実の兄妹ではないと。

友人たちは驚きつつも、陸徜(リク・ショウ)がこれまで見せてきた明舒への深い愛情を思い出し、納得した様子です。特に、以前明舒が怪我をした際、陸徜(リク・ショウ)が理性を失うほど取り乱していたこと、そして意識のない彼女に何かを囁き、口づけをしたかもしれないという話になります。

明舒はハッとしました。あの時、自分に口づけをして目覚めさせてくれたのは、やはり陸徜だったのでしょうか。

確かめるべく宋青沼(ソン・チンジャオ)のもとへ向かった明舒は、当時の状況を聞き出します。やはり、あの口づけの主は陸徜でした。宋青沼(ソン・チンジャオ)の母は二人の縁談を進めようとしていますが、明舒の心は混乱するばかりです。

兄だと思っていた人からの愛、そして自分の中に芽生えつつある感情。二人の関係はいったい何なのでしょうか。

蘇棠璃の策略と江臨への旅立ち

そんな中、蘇棠璃が動き出します。彼女は明舒を呼び出し、ついに明舒の本当の姓と、過去の身分を告げました。簡家で生き残ったのは明舒ただ一人だという残酷な真実も。

さらに蘇棠璃は、陸徜が明舒をそばに置いていたのは愛情ではなく、蘇先生の事件に関する重要な証拠を持っていたからだと吹き込みます。彼は自分のためにあなたを助けたのよという言葉に、明舒は動揺を隠せません。

陸徜を信じたい気持ちと、自分のルーツを知りたいという欲求。葛藤の末、明舒は真実を求めて蘇棠璃と共に江臨(こうりん)へ向かうことを決意しました。

置き手紙を見た陸徜は顔色を変え、すぐに後を追います。江臨は彼女にとって危険すぎる場所なのです。

記憶の扉と刺客の襲来

江臨にある簡家の旧宅。蘇棠璃は明舒の記憶を呼び覚まそうと、強引な手段に出ます。胡医(こい)による催眠療法が始まりました。

催眠の中で、明舒は過去の光景を見ます。陸徜によそよそしく拒絶されたこと、そしてあの婿選びの夜の彼の冷たい態度。涙が頬を伝います。

その時、屋敷に刺客たちが乱入してきました! 護衛の啓(ケイ)が必死に応戦しますが、多勢に無勢です。そこへ陸徜が駆けつけました。

蘇棠璃は負傷しながらも催眠を中断させてはダメ!と叫びますが、医師も傷を負い、明舒は催眠から覚めると同時に苦痛で気を失ってしまいました。

墓前の涙と陸徜の決意

幸い明舒の命に別状はありませんでしたが、陸徜は激怒します。虚弱な彼女に無理やり記憶を取り戻させようとし、危険な江臨に連れ出した蘇棠璃を強く責めました。

しかし蘇棠璃も引きません。彼女はもう、あなたと実の兄妹じゃないと知っていると反論します。

目を覚ました明舒は、夢の記憶はおぼろげでしたが、自分が簡家の生き残りであることは理解していました。しかし、陸徜への不信感は拭えず、彼を部屋から追い出してしまいます。

それでも陸徜は諦めません。簡家滅門の裏にある官匪の癒着、そして高世才(コウ・セイサイ)の悪事を暴くことを誓い、彼女を守り抜くと心に決めます。

その後、宋青沼(ソン・チンジャオ)も江臨に到着しました。明舒は陸徜が用意した食事には手を付けず、宋青沼が持ってきたお菓子を口にします。その様子を見た陸徜は胸を痛めますが、今は彼女の回復が最優先だと自分に言い聞かせました。

明舒は家族の墓参りを望みました。応尋(オウ・ジン)の父が葬ってくれたその場所で、彼女は涙を流します。家族の声も、顔さえも思い出せない自分を責める明舒。陸徜はそんな彼女に優しく寄り添い、家族は君が生きていてくれるだけで嬉しいはずだと慰めるのでした。

第28話の感想

ついに実の兄妹じゃないというカードが切られましたね! 視聴者としてはやっとか!という気持ちですが、蘇棠璃のやり方が強引すぎてハラハラしました。陸徜が一生懸命作ったご飯を無視して、宋青沼のお菓子を食べるシーンは、陸徜の切ない表情がたまりません。記憶がないまま家族の墓前に立つ明舒の涙も美しく、胸が締め付けられました。ここからの陸徜の挽回に期待したいです!

つづく