事件の重要参考人である高知府の口から、政界を揺るがす黒幕の名前が語られる。さらに陸徜(リク・ショウ)は、自分の父親に関する信じがたい過去を知ってしまう。そんな中、夜市でのデートを楽しむ一行だったが、それぞれの恋模様には大きな決断の時が迫っていた。都に戻った彼らを待ち受けていたのは、冷酷な口封じの罠だった。
「めぐり逢いの花婿」あらすじネタバレ30話
闇に隠された真実と、父への疑念
瑞王(ルイワン)知府の尋問に乗り出しました。これは陸徜(リク・ショウ)が約束した命を助けるチャンスを与えるためです。
高知府を裏で操っていた黒幕。それはやはり、瑞王(ルイワン)が睨んでいた通りでした。高知府は陸徜(リク・ショウ)の言葉をすべて認め、自分たちが万が一のために証拠を残していたことを明かします。
家族の命だけは守ってほしいそう懇願する高知府は、豫王(ユーワン)の汚職の証拠を握っていると証言します。しかし、彼は同時に恐ろしい事実も口にしました。
豫王(ユーワン)の勢力は想像を絶するほど巨大だということ。かつてこの事実を知っていた者たちは、その権力を恐れて沈黙を選んだのです。
それでも陸徜(リク・ショウ)は揺らぎません。瑞王(ルイワン)の前に立ち、新政の推進を助けることを力強く誓います。その姿に、瑞王も安堵の表情を浮かべるのでした。
しかし、陸徜の心は晴れません。高知府の口から、衝撃的な事実を聞かされたからです。
なんと、陸徜の実父である陸尚書は、かつて簡(ジエン)家が危機に瀕した際、助けることができたのに見殺しにしたというのです。間接的とはいえ、簡明舒(カン・メイジョ)の両親を死に追いやったのが自分の父だとしたら……。彼女にどう顔向けすればいいのか、陸徜は苦悩します。
夜市の灯りと、切ない別れ
その夜、一行は気晴らしに夜市へと繰り出しました。殷淑君(イン・シュージュン)は瑞王と待ち合わせ、簡明舒(カン・メイジョ)は宋青沼(ソン・チンジャオ)と二人きりになります。その様子を遠くから見守る陸徜は、気が気ではありません。
明舒と青沼は、孔明灯(天灯)を空に飛ばして祈りを捧げます。そこで明舒は、意を決して青沼に向き合いました。
青沼は何かを察して話を逸らそうとしますが、明舒ははっきりと告げます。かつて夢で見た青衣の男性を彼だと重ねていたけれど、それは男女の愛ではなかった、と。
少し時間をくれないか青沼は信じたくない様子で懇願しますが、明舒の決意は固いようです。ずっと想いを寄せていた相手からの拒絶。青沼にとってはあまりに辛い夜となってしまいました。
一方、瑞王と淑君のカップルはとても順調です。歩き疲れた淑君を、瑞王が背負って歩くというラブラブな展開に!二人は賑やかな街を見下ろし、この国の民を守っていくことを誓い合います。
消された証人と、父との対決
江臨(ジャンリン)の街で、陸徜は偶然にも蘇棠璃(スー・タンリー)と再会します。彼女はまだこの街に留まっていたのです。陸徜は、豫王(ユーワン)が彼女に手を貸したのは復讐のためではなく、口封じのためだと警告します。しかし、彼女の心にはもう届きません。
翌日、一行は都への帰路につきました。前回は刺客に襲われましたが、今回は嘘のように静かな旅路です。しかし、その静けさが逆に不気味でした。
都に戻った青沼は、父に叱責されても心ここにあらずといった様子。まるで魂が抜けたように冷めきっています。明舒への想いが断ち切られたショックは、それほど大きかったのです。
そして、恐れていた事態が起きます。護送されていた高知府が、獄中で急死したのです。道中は無事だったのに、大理寺(司法機関)に入った途端に消されるとは……。豫王の手が、すでにそこまで伸びている証拠でした。
陸徜は次なるターゲットとして、盧(ルー)知府に目を付けます。彼もまた、座して死を待つような男ではありません。盧知府は生き残るため、瑞王と手を組んで豫王を倒す道を選びました。
そんな中、大理寺に陸尚書がやってきます。息子の活躍を喜ぶ父ですが、陸徜の表情は険しいままでした。彼はついに、父に問いかけます。
なぜあの時、簡家の救助要請を無視したのですか?
長年のわだかまりと、隠された過去。父と子の間に、重苦しい空気が流れるのでした。
第30話の感想
瑞王がおんぶして歩くシーン、最高にキュートでしたね!政治的なドロドロが続くだけに、二人の純愛が癒やしです。一方で、青沼くんが不憫すぎて見ていられません……。ずっと優しかった彼が、失恋で冷たい人に変わってしまうのがリアルで辛いです。そしてラスト、陸徜がついに父親と対決!自分の親が恋人の親を見殺しにしていたなんて、どんな修羅場になるのか心配でなりません。
つづく

