ついに仇(かたき)の懐へ飛び込んだ簡明舒(カン・メイジョ)と蘇棠梨。

林家への潜入に成功した二人は、屋敷の奥深くで衝撃的な秘密を目撃します。

復讐の準備が着々と進む中、彼女を追ってきた陸徜(リク・ショウ)が目の前に現れて…。

愛する人を地獄へ巻き込むまいとする明舒と、彼女を守り抜こうとする陸徜。

切ない愛が交錯する第37話です。

「めぐり逢いの花婿」あらすじネタバレ37話

復讐のために再会した二人

蘇棠梨(そ・とうり)と簡明舒(カン・メイジョ)という地で再会を果たしました。

蘇棠梨は良民の身分を取り戻してはいましたが、父親の仇を討つまでは心安らかに暮らすことなどできません。

それは簡明舒(カン・メイジョ)も同じでした。

二人のターゲットは林(りん)家。林老夫人は、あの豫王(ユーワン)の乳母であり、豫王(ユーワン)から重用されている人物です。蘇棠梨は林老夫人は事件とは無関係では?と疑問を抱きますが、簡明舒(カン・メイジョ)の読みは違いました。

簡家を滅ぼした実行犯である曹海(そう・かい)。彼はおそらく林家の人間であり、そんな悪魔を育てた林老夫人が無実であるはずがないのです。曹海こそが林老夫人の息子だと睨んだ簡明舒は、林家に潜入する計画を立てていました。二人は手を組み、豫王(ユーワン)と曹海に血の代償を払わせることを誓います。

林家への潜入作戦

ある日、林老夫人が寺へ祈願にやってきました。

突然めまいを起こした老夫人に、簡明舒は医者を装って近づきます。

差し出した薬ですぐに回復した老夫人。

簡明舒は通りすがりで、亡き両親の供養に来ただけですと謙虚に振る舞い、立ち去ろうとしました。

その姿に同情し、腕を見込んだ林老夫人は、彼女を屋敷の専属医として招き入れます。こうして簡明舒は林家への潜入に成功しました。

屋敷に入った簡明舒は、さらに蘇棠梨を引き入れるための策を講じます。同郷の可哀想な友人がいると老夫人に話し、蘇棠梨を厨房の下働きとして潜り込ませることに成功しました。

隠された真実と悪魔の正体

屋敷内を探っていた簡明舒は、夜になると奇妙なことに気づきます。

ある閉ざされた中庭に、誰かが住んでいるようなのです。

そこは若様の側室が養生しているとされる場所でした。

簡明舒は、その人物が行方不明の周(しゅう)側室ではないかと疑い、深夜に部屋へ忍び込みます。そこで見たのは、衝撃的な光景でした。お腹の大きな妊婦がいましたが、その目は見えず、足も不自由になっていたのです。

周側室の懺悔

簡明舒の声を聞き、その女性は激しく動揺しました。やはり彼女は周側室でした。

彼女は曹海の甘い言葉を信じて簡家を裏切ったことを、深く悔いていました。

林老夫人こそが曹海の母親だと彼女は明かします。

簡家を皆殺しにした際、妊娠していた周側室だけは生かされましたが、監禁され、目と足を奪われていたのです。曹海を殺して!簡家の財産はすべて厨房に隠されているわ周側室は涙ながらに簡明舒に懇願しました。

偽善者の仮面

林老夫人の慈悲深い顔は、すべて偽りでした。

彼女は周側室が出産したら、用済みとして殺すつもりだったのです。

簡明舒は、林老夫人の仏間にある観音像を目にします。それはかつて簡家にあった、母の大切な品でした。林老夫人は曹海の罪を知りながら、奪った富で贅沢な暮らしをしていたのです。確信を得た簡明舒の心は、激しい怒りに燃え上がりました。

命がけの決意と愛する人の登場

蘇棠梨が手配した強力な火薬が届きました。

これで屋敷ごと吹き飛ばせば、一族を葬り去ることができます。

簡明舒は林老夫人の誕生祝いの宴が開かれる場所を突き止め、深夜、蘇棠梨と共に火薬を埋めました。

部屋に戻った簡明舒は、誰かの気配を感じて短刀を構えます。しかし、そこに立っていたのは陸徜(リク・ショウ)でした。

陸徜(リク・ショウ)の愛と覚悟

陸徜(リク・ショウ)はいきなり簡明舒に口づけをしました。

黙って京を離れるなんて

彼は簡明舒が江臨にいないことを知り、復讐のためにここへ来たと確信して追いかけてきたのです。

簡明舒は冷たく突き放そうとします。私はもう以前の私じゃない。復讐のためなら何でもするしかし陸徜は引き下がりません。説得しに来たんじゃない。君が何をするにしても、僕が手伝う彼は状元(科挙の首席)の地位さえ捨てて、彼女と共に地獄へ落ちる覚悟を決めていました。

簡明舒はたまらず、陸徜の腕を強く噛みました。そうでもしなければ、心が揺らいでしまいそうだったからです。

右手の温もり

泣き疲れて眠ってしまった簡明舒が目を覚ますと、陸徜が食事を作っていました。

彼は本当に行かないつもりです。

簡明舒の心に変化が訪れました。

左手には死んでいった家族の無念があるけれど、右手には今生きている愛する人がいる。陸徜を道連れにして地獄へ行くわけにはいきません。あなたは私の右手にいる人よ簡明舒の言葉に、陸徜は安堵と感動で涙を流すのでした。

第37話の感想

陸徜の愛が深すぎて泣けました!

状元の地位も未来もすべて投げ打って、君の復讐を手伝うと言い切る姿。

正義感の強い彼がそこまで言うなんて、どれだけ明舒を愛しているんでしょうか。

一方で、林老夫人の極悪非道ぶりには寒気がしましたね。

仏像を拝みながら、裏では嫁の目を潰して監禁するなんて…。

次回、爆薬を使った計画はどうなるのか、陸徜を巻き込みたくない明舒の決断が気になります。

つづく