罠に嵌められた武禎(ぶ・てい)に、最大の危機が訪れます。脱出不可能と思われる状況の中、梅逐雨はある重大な決断を下すことに。一方、都では新たな妖怪の影が動き出し、梅四(ばいし)の前にも不思議な少年が現れます。それぞれの想いが交錯し、ついに隠されていた秘密が明らかになる急展開のエピソードです。
「子夜帰」あらすじネタバレ20話
絶体絶命の告白と脱出
無字書(むじしょ)が罠に落ちたのを見て、裴季雅(ハイ・キガ)に陣を破る方法を問い詰めます。しかし、裴季雅(ハイ・キガ)は不気味に笑うだけでした。この陣は梅逐雨(ばい・ちくう)を殺すために作られたもので、破るには誰かの命が必要だと言うのです。
巨大な岩が二人に迫り、まさに生死の境目。その時、梅逐雨(ばい・ちくう)へ本心を打ち明けました。西郊の花畑で出会った時から、ずっと心を寄せていたこと。けれど、彼女を巻き込むことを恐れて言い出せなかったこと。
言葉が終わると同時に、梅逐雨は力を振り絞って武禎(ぶ・てい)を陣の外へ突き飛ばしました。彼自身は深い闇の底へと落ちていき、黒い霧に飲み込まれてしまいます。武禎は岩の外で、悲痛な叫び声を上げました。
無字書(むじしょ)を殺そうとしたその瞬間です。陣の中から鋭い光が放たれました。なんと梅逐雨が陣の眼を見抜き、一瞬にして裴季雅の右目を射抜いたのです。
梅逐雨の体は石化しかけていましたが、凄まじい霊力で陣を破壊。土煙の中からふらつきながら歩み出てきた彼を見て、武禎はもう感情を抑えられません。駆け寄って彼を強く抱きしめ、二人は再会を喜び合いました。
裴季雅の歪んだ愛と追放
画舫(がぼう)に戻った一行。裴季雅は右目を失い、顔半分を血に染めていました。彼は嫉妬から梅逐雨を殺そうとしたことを認めます。
しかし、武禎はすべてお見通しでした。京で起きている妖怪騒ぎも彼の手によるものだと見抜いていたのです。如意楼での香の匂いや、斛珠(こく・じゅ)からの報告など、証拠は揃っていました。
裴季雅はすべてあなたを得るためだったと言い訳をします。ですが、武禎は彼の冷酷さを許しませんでした。邪術の反動で苦しむ裴季雅を見て、梅逐雨は情けをかけ、目に刺さった矢を抜いてやります。
武禎は、療養という名目で彼を昆州へ追放することを命じました。二度と京へは戻れない厳しい処分ですが、朝廷での混乱を避けるための配慮でもありました。裴季雅は去り際、密書を受け取り、梅逐雨の正体が天師であることを知ります。彼は二人の恋路がうまくいかないことを願いながら、京を去っていきました。
明かされる正体、そして新たな誓い
一方、梅四(ばいし)を護衛して京へ戻ります。柳太真(りゅう・たいしん)は彼を遠ざけようとしますが、梅四(ばいし)の決意は固く、正式に結婚を申し込むつもりでいました。
その夜、謎の少年・玄虺(げんき)が梅四(ばいし)をある池へと誘います。彼が水に飛び込むと、巨大な黒い蛇が現れ、すぐに黒衣の少年の姿に変わりました。そこへ柳太真(りゅう・たいしん)が現れ、玄虺がかつて無実の人々を殺したことを責めます。
二人は戦い始めますが、脱皮したばかりの柳太真は力が弱く、追い詰められてしまいます。見かねた梅四が、生身の体で割って入り、彼女をかばいました。その姿に、玄虺も攻撃の手を止めます。
そこへ突然、武禎が圧倒的な威圧感を放ちながら現れました。梅四は、目の前の武禎が、噂の猫公(猫の妖王)であることに気づき驚愕します。武禎は玄虺を懲らしめますが、柳太真が彼を殺そうとするのは止めました。
武禎は鏡を使って玄虺の過去を見せます。彼がいじめられ、生きるために反撃した過去を知った柳太真は、彼を許すことにしました。玄虺はしばらく梅家で暮らすことになります。
屋敷に戻った武禎を、梅逐雨が待っていました。彼は改めて愛を伝え、何があっても彼女を守り抜くと誓うのでした。
第20話の感想
ついに梅逐雨が告白しましたね!死を覚悟して武禎を助けるシーンは涙なしには見られませんでした。そこからの生還劇、本当にかっこよかったです。一方で、裴季雅の執着心にはゾッとしました。追放されてもなお、二人の不幸を願うなんて…。そして今回、梅四がついに武禎の裏の顔(猫公)を知ってしまいました。彼の驚く顔が目に浮かびます。ここから彼らの関係がどう変わるのかも楽しみです。
つづく

