長安の街で、人々が次々と奇妙な幻覚を見る事件が発生します。
不穏な空気が漂う中、ついに梅逐雨(ばい・ちくう)の婚礼の日がやってきました。
美しい花嫁姿と、かつてのライバルたちからの意外な祝福。
幸せに包まれる式でしたが、宴の最中、人々の夢を操る恐ろしい魔の手が、新郎新婦に忍び寄っていたのです。
「子夜帰」あらすじネタバレ24話
長安に広がる悪夢の影
物語は不穏な空気から始まります。
無字書(むじしょ)は灰長老を呼び出し、何としても詭嬰(きえい)の元丹を取り戻せと命じました。逆らうことのできない長老は、恐怖に震えながら従うしかありません。
その夜、長安の街で不可解な現象が多発します。勉強中の書生が突然自分は蝶になったと叫んで服を破り捨てたり、女性が狂ったように火を持って踊り出したり。さらには、老人が川の中に幻覚を見て入水しようとする騒ぎまで起きました。玄鑑司(げんかんし)の面々がこの集団ヒステリーについて議論する中、梅逐雨(ばい・ちくう)だけが、この異変にただならぬ妖気を感じ取っていました。
燃やされた希望と、揺るがぬ愛
武禎(ぶ・てい)もまた、街の異変に気づいていました。
彼女は解決策を探すため、妖市の古書をあさります。そこに現れたのが無字書(むじしょ)は彼を冷たくあしらいました。
激怒した無字書(むじしょ)は、なんと貴重な古書を妖火で焼き払ってしまいます。
お前の願いなど永遠に叶わぬ
そう嘲笑う無字書を残し、武禎(ぶ・てい)は怒りを抑えてその場を去りました。
ついに訪れた婚礼の朝
夜が明ける前、武禎は急いで屋敷に戻ります。
息つく暇もなく花嫁支度が始まりました。
一方、新郎の梅逐雨(ばい・ちくう)を待ち受けていたのは、梅四(ばいし)たちが仕掛けた関門です。
簡単には通さないぞ!と意気込む梅四(ばいし)たちでしたが、梅逐雨(ばい・ちくう)は涼しい顔で堂々と突破。逆に梅四(ばいし)を赤面させてしまうほどの余裕を見せました。
そして、ついに花嫁姿の武禎が登場します。その美しさに、その場にいた全員が息をのみました。
意外な祝福と、涙の誓い
花嫁に花を添える儀式でのことです。
武禎には親しい友人がおらず、誰も進み出ようとしません。
かつて武禎に助けられた謝瑶が名乗り出ようとしたその時、現れたのは柳太真(りゅう・たいしん)でした。
幼い頃の恨みはもう水に流したわ
二人は並んで牡丹の花を差し出し、心からの祝福を贈ります。これには武禎も驚き、胸を熱くしました。
いよいよ拝礼の儀。赤い布でお互いの手を繋ぎ、天地と高堂に礼を尽くします。二人の脳裏には、出会った頃の冷たい関係から、互いに惹かれ合い、命をかけて守り抜こうと決めた日々が走馬灯のように駆け巡りました。多くの人々の祝福に包まれ、二人は晴れて夫婦となったのです。
宴の後の大騒動
幸せな式の後、梅四は柳太真(りゅう・たいしん)に人と妖の結婚について尋ねます。
かつての恋心に区切りをつけた柳太真(りゅう・たいしん)の話を聞き、梅四は自分は絶対に相手を裏切らないと誓うのでした。
しかし、事件はここで起きます。飲みすぎて眠ってしまった梅四の夢に、あの夢魔が入り込んだのです。夢の中で柳太真と結婚する幻覚を見た梅四は、現実でも錯乱して部屋を飛び出し、柳太真に抱きついてしまいます。離れろ!驚く周囲をよそに暴走する梅四。見かねた柳太真が酒瓶で彼の後頭部を殴打!その衝撃で、ようやく夢魔は梅四の体から追い出されました。
狙われた花嫁
追い出された夢魔は、今度は武禎に取り憑きます。
幻覚に操られた武禎は、ふらふらと高い場所へ歩き出しました。
異変にいち早く気づいたのは、やはり夫となった梅逐雨です。
間一髪で彼女を抱き止め、術を使って妖を追い払うことに成功しました。
正気を取り戻した武禎は、すぐさま妖市へ戻り、仲間たちと対策を練ります。梅逐雨もまた、人々の夢を食い物にするこの卑劣な妖を必ず滅ぼすと、静かに闘志を燃やすのでした。
第24話の感想
ついに!待ちに待った結婚式が見られて感無量です。
特に、かつて敵対していた柳太真たちが花を添えるシーンは、二人の歴史を感じてグッときました。
それにしても、梅四の暴走には笑ってしまいましたね。感動的な式の直後に、まさか酒瓶で殴られる展開になるとは。
幸せな瞬間に水を差す無字書の執着心は相変わらず不気味ですが、夫婦となった二人の絆があれば、きっと乗り越えられると信じています。
つづく

