体調が悪化する武禎(ぶ・てい)はある極端な決断を迫られます。一方、梅逐雨(ばい・ちくう)は武禎への独占欲を露わにし、二人の男性の間で緊張が高まります。そんな中、梅四(ばいし)の関係にも大きな変化が。そしてついに、妖の正体を暴くための強力な陣が張られようとしていました。
「子夜帰」あらすじネタバレ26話
傷ついた武禎(ぶ・てい)の焦り
体内の不調を抑えながら、なんとか妖市へとたどり着いた武禎(ぶ・てい)。
彼女の治療にあたっていた無字書(むじしょ)ですが、意識が朦朧とする武禎(ぶ・てい)が口にしたのは、なんと梅逐雨(ばい・ちくう)の名前でした。これには無字書(むじしょ)も、治療の手が止まるほどショックを受けたようです。
無字書は、武禎の体内で二つの力が反発し合っていると告げます。猫公(びょうこう)の力を使いすぎた代償ですね。この危険な状態を根本から治すには、人間の部分を捨て去り完全な妖(あやかし)になるしかない。彼はすでにその方法を見つけていました。
梅逐雨(ばい・ちくう)の独占欲とキス
治療を終えて家に戻った武禎を、梅逐雨(ばい・ちくう)が灯りをともして待っていました。
どこに行っていたのかと問われ、とっさに如意楼へと嘘をつく武禎。
しかし、梅逐雨の鋭い感覚はごまかせません。窓の外に無字書の気配を感じ取った彼は、あえて見せつけるような行動に出ます。
梅逐雨は武禎を力強く抱き寄せると、そのまま深い口づけを交わしました。まるで彼女は私のものだと宣言するかのように。外からその様子を見ていた無字書は、怒りと悔しさを必死に押し殺すしかありませんでした。
無字書の切ない回想
妖市に戻った無字書は、過去に思いを馳せます。
何十年もの間、武禎に寄り添い、猫公としての生き方を教え、守り続けてきました。その献身は骨の髄まで染み込んでいます。
けれど、武禎が求めているのは人間界の暮らしであり、人間の愛。どれだけ深く愛しても、彼女の人間への憧れには勝てないという現実に、無字書は打ちのめされるのでした。
梅四(ばいし)
一方、柳太真(りゅう・たいしん)が病気だという知らせが届きます。
慌てて駆けつけると、梅四(ばいし)は庭で元気に遊んでいました。どうやら玄虺(げんき)がついた嘘だったようです。
柳太真(りゅう・たいしん)が怒ろうとしたその時、使用人が魔除けの雄黄(ゆうおう)の粉を撒き始めました。蛇の妖である柳太真と玄虺にとって、これは猛毒です。とっさに二人をかばった梅四は、膝を強打してしまいます。さらに、彼の足には蛇に噛まれた跡が。実は彼もまた、毒に侵されていたのです。
肖像画と結婚の拒絶
手当てのため梅四の部屋に入った柳太真は、壁一面に自分の肖像画が飾られているのを目にします。
そこへ梅四の父親が現れ、いいなずけなのだから早く祝言をと迫りますが、梅四は頑なに拒否。激怒した父に頬を打たれてしまいます。
あとで玄虺が理由を尋ねると、梅四は寂しげに笑って答えました。自分のような凡人が、高貴な大妖と釣り合うはずがない結婚という枠で彼女の自由を縛りたくないという、あまりにも純粋で深い愛情だったのです。それを聞いた柳太真の心は大きく揺れ動きます。
迫りくる危機と正体露見の罠
夜が更け、再び武禎を連れ出そうと無字書が家の外で待ち構えます。
しかし、梅逐雨が武禎の手首を掴み、今夜はしっかり寝るようにと釘を刺して阻止。
待ちぼうけを食らった無字書の中で、暗い感情が膨れ上がります。もう強引な手を使うしかないと決意した彼は、妖市にある妖丹の力を暴走させ、武禎を強制的に完全な妖へ変えようと画策し始めました。
翌日、梅逐雨たちは妖市の入り口を特定しようと動き出します。さらに梅逐雨は、兄弟子の赤華とともに玄鑑司の古陣を再び敷く準備を進めていました。この陣が完成すれば、上に立った妖は正体を暴かれ、逃げ場を失います。天師たちが長安に潜入し、包囲網が狭まる中、武禎の運命はどうなってしまうのでしょうか。
第26話の感想
梅逐雨の見せつけキスにはドキドキしましたね! クールな彼が見せる独占欲、たまりません。一方で、無字書の報われない愛が切なすぎて胸が痛みます。何十年も尽くしてきたのに、ぽっと出の男に負けるなんて…。
そして梅四くん! 自分の恋心より相手の自由を優先するなんて、どれだけいい子なんですか。彼の純愛が柳太真に届いてほしいと願わずにはいられません。
つづく

