長明の策略により、霜降と斛珠(こく・じゅ)が崖から転落する衝撃の展開に。一方、街では傷ついた斛珠が狐の姿に戻ってしまい大騒ぎになります。彼女を匿う武禎(ぶ・てい)ですが、そこに夫の梅逐雨(ばい・ちくう)が現れ、まさかの不倫疑惑が浮上!? 緊迫の救出劇と、夫婦の絆が試される波乱のエピソードです。

「子夜帰」あらすじネタバレ28話

崖っぷちの攻防と長明の非道

物語は緊迫した場面から始まります。灰長老(かいちょうろう)は無字書(むじしょ)が隠れて修行を行い、その穢れた気が原因で隠れ家がバレたと告げました。

灰長老が去った後、斛珠(こく・じゅ)はとっさに嘘をつき、霜降(そうこう)を囮にして彼らの居場所を探ろうと画策しました。

斛珠(こく・じゅ)は霜降の後をつけますが、霜降はすぐに気づきます。ここは危険だから早く逃げてと霜降が警告したその時です。長明が殺気をみなぎらせて現れました。

長明は容赦なく斛珠(こく・じゅ)の命を狙いますが、霜降が身を挺して彼女を庇います。その衝撃で、二人はなんと断崖絶壁へと落下してしまいました。長明の冷酷さには、背筋が凍る思いがしますね。

梅逐雨(ばい・ちくう)の予感と、谷底の二人

その夜、玄鑑司(げんかんし)にいる梅逐雨(ばい・ちくう)の周囲で異変が起きます。青紫色の炎に包まれた彼は、長安のどこかに潜む詭嬰(きえい)の気配を感じ取っていました。

翌日、兄弟子たちが霜降が狐妖を庇って崖に落ちたと報告に来ます。長明は悲しむふりをしますが、その目は笑っていません。梅逐雨(ばい・ちくう)はそんな師匠の態度を見抜き、穢れが残る中での勝手な行動を厳しく非難しました。

一方、谷底では奇妙な絆が生まれていました。霜降は自分の霊力で斛珠を助け、少ない食料を分け合います。敵対する立場でありながら、寒さを凌ぐために寄り添う二人の姿には胸を打たれますね。

如意楼での大騒動と勘違い

なんとか崖から生還した二人ですが、別れ際、傷ついた斛珠は力の制御ができなくなります。彼女は赤い狐の姿に戻ってしまい、街は大パニックに。狼が出た!と騒ぎになり、梅逐雨たちが出動する事態になります。

斛珠は如意楼(にょいろう)に逃げ込み、武禎(ぶ・てい)が駆けつけました。しかし、そこへ梅逐雨もやってきます。武禎(ぶ・てい)は必死に夫の侵入を阻みますが、部屋の中から狐の声が。

梅逐雨が踏み込むと、そこにはベッドに座る無字書の姿がありました。なんと、武禎(ぶ・てい)と無字書が密会していると勘違いされてしまったのです。武禎は弁解もできず、梅逐雨を追い返すしかありませんでした。このすれ違い、あまりにも切ないですよね。

正体バレの危機と武禎の覚悟

意識を取り戻した斛珠は、霜降が敵である常曦宮(じょうぎきゅう)の人間だと武禎に明かします。さらに、梅逐雨も敵かもしれないと忠告しました。

一方、霜降も玄鑑司に戻り、斛珠に長明の追跡符がついていることを梅逐雨に伝えます。案の定、長明は符をたどって如意楼へ現れ、斛珠を捕らえました。彼は斛珠を餌に、さらに大きな妖怪をおびき寄せようとしていたのです。

絶体絶命のピンチに、武禎が動きます。彼女は自ら姿を現し、梅逐雨の妻つまり県主(けんしゅ)であることを明かしました。さすがの長明も皇族には手を出せず、動きを止めます。武禎の勇気ある行動に、思わず拍手を送りたくなりました。

第28話の感想

長明の非道さが際立つ回でしたね。弟子である霜降ごと攻撃するなんて信じられません。一方で、敵同士である霜降と斛珠が谷底で助け合うシーンは、種族を超えた絆を感じてジーンときました。そして一番のハイライトは如意楼での修羅場! まさか不倫疑惑を持たれるとは……。ラストで身分を明かして場を収めた武禎のかっこよさに痺れました。

つづく