武禎(ぶ・てい)が突然の離縁宣言!実家に戻った彼女を巡り、周囲は大騒ぎになります。一方、体が入れ替わったままの梅四(ばいし)にも新たな試練が。そんな中、梅逐雨(ばい・ちくう)は武禎の体に隠されたある秘密に気づき始めます。それぞれの想いが交錯し、物語は切ない展開へと加速していきます。
「子夜帰」あらすじネタバレ31話
騒然となる実家と、広まる噂
空が白み始めた頃、武禎(ぶ・てい)は使用人たちに荷造りを命じました。大行列を組んで実家の国公府へ戻るその姿に、街の人々は驚き、噂話を始めます。父親である豫国公は、娘が帰ってきたと最初は喜びました。しかし、侍女の明妆から渡されたのが離縁状だと分かると、顔色を一変させます。
一方、柳太真(りゅう・たいしん)も問題を抱えていました。彼は毎日、柳太真(りゅう・たいしん)の代わりに妖魔の市へ行くことに耐えられなくなっていたのです。元の体に戻りたい一心で梅逐雨(ばい・ちくう)に会いに行きますが、これを周囲が誤解します。柳太真(りゅう・たいしん)と密会している彼女が夫婦の仲を引き裂いたという噂が一瞬で長安中に広まりました。
激怒した豫国公は、柳太真の父・柳公慎を連れて梅家に乗り込みます。そこで柳公慎が見たのは、愛娘(中身は梅四(ばいし)と親しげにしている姿でした。あまりのショックに、柳公慎はその場で気絶してしまいます。
命を削る力と、隠された真実
なんとか誤解を解こうと、二人は治療のために会っていたと弁明しました。柳公慎は少し落ち着きましたが、梅四(ばいし)のことを軽薄で梅逐雨には遠く及ばないと酷評します。それを聞いた梅四(ばいし)がつい反論すると、柳公慎は娘が梅四をかばっているとさらに勘違いしてしまいました。
その夜、武禎(ぶ・てい)はあの木偶人形の秘密を明かします。実は、心を通わせた相手と体が入れ替わる道具であり、互いに愛が芽生えれば元に戻るというのです。柳太真はそれを聞いて冷たく拒絶しますが、武禎(ぶ・てい)は梅四を連れて再び妖魔の市へ向かいました。
市で武禎は突然めまいに襲われます。倒れそうになったところを無字書(むじしょ)は彼女の手首にあるあざを見て、すべてを悟ります。猫公の強大な力が人間の体には負担すぎ、肉体の崩壊が始まっていたのです。真実を知った武禎は涙を流しますが、無字書(むじしょ)は彼女を必ず守ると誓いました。
入れ替わりの結末と、恋の自覚
梅逐雨は両親の位牌の前で苦悩していました。10年以上追い続けた仇敵が、まさか愛する人の体内に潜んでいるとは思いもしなかったからです。そんな中、武禎と再会しますが、彼女は縁は切れたと冷たく突き放します。
場面は変わり、玉真坊にて。梅四の姿をした柳太真は、貴族の子弟たちからひどい侮辱を受けていました。実は彼らは柳太真に好意を寄せており、梅四に嫉妬していたのです。それを知った本物の梅四(ばいし)は激怒しました。彼女の名誉を守るためだと、敵わない相手にも関わらず殴り込み、暴れ回ります。
柳太真は、傷だらけになっても自分をかばう梅四の姿に心を打たれました。これまでの彼の献身的な姿が走馬灯のように蘇ります。柳太真が梅四に謝罪したその瞬間、二人の体が光り、元の姿に戻りました。武禎の言った通り、愛が通じ合ったことで術が解けたのです。
執着と愛憎の晩餐
夜が更けた頃、梅逐雨が玉真坊に潜入しました。彼は凌霄(りょうしょう)を人質に取り、武禎を脅して姿を現させます。柳太真がその卑怯なやり方を非難しますが、梅逐雨は全く意に介しません。
彼の要求はただ一つ、武禎と夕食を共にすることでした。テーブルには武禎の好物が並べられています。梅逐雨は彼女をじっと見つめ、語りかけました。復讐のために愛を捨てて生きてきた自分が、武禎によって再び感情の世界に引き戻されたのだと。ここまできて、私を置いていけると思うなその瞳には、深い愛と執着が渦巻いていました。
第31話の感想
ついに梅四と柳太真が元の姿に戻りましたね!梅四がボロボロになりながらも彼女の名誉を守ろうとする姿、本当にかっこよかったです。二人の想いが通じ合うシーンには、思わず胸が熱くなりました。
一方で、梅逐雨と武禎の関係はあまりに切ないです。愛する妻の中に仇がいると知った梅逐雨の苦悩は計り知れません。ラストの夕食シーン、彼の執着心が見え隠れしてゾクゾクしました。ただの愛憎劇では終わらない予感がします。
つづく

