梅逐雨(ばい・ちくう)は過去へタイムスリップし、自身の出生にまつわる衝撃の真実を知ります。一方、記憶と健康を取り戻した武禎(ぶ・てい)ですが、梅逐雨とはすれ違ってしまいます。長安では蛇を狙った騒動が勃発。正体がバレそうになった柳太真(りゅう・たいしん)が守りますが、二人は無字書(むじしょ)の罠に落ちてしまい、命の危機に晒されます。
「子夜帰」あらすじネタバレ36話
18年前の真実と父の正体
梅逐雨(ばい・ちくう)は、4人の兄弟子たちが作り出した陣の力で、18年前の過去へと遡ります。そこで彼が目にしたのは、今まさに息を引き取ろうとしている母の姿でした。母は薄れゆく意識の中で息子の名を呼び続けます。大人の梅逐雨(ばい・ちくう)は悲しみをこらえ、幼い頃の自分を優しく慰めるしかありませんでした。
その時、長安の街に妖しい火柱が上がります。若き日の武禎(ぶ・てい)が瀕死の重傷を負っていました。梅逐雨が駆けつけると、武禎(ぶ・てい)のそばにいた黒猫が人間の青年の姿に変わります。幼い梅逐雨がその青年を父上と呼んだ瞬間、梅逐雨は衝撃を受けました。なんと、自分の父親こそが先代の猫公だったのです。
すれ違う二人と隠された犠牲
朝が訪れ、長い眠りから覚めた武禎。傷はすっかり癒え、失われていた記憶もすべて戻っていました。部屋を出ると、斛珠(こく・じゅ)たちが心配そうに待っています。しかし、そこに梅逐雨の姿はありません。兄弟子は記憶を取り戻したあなたに嫌われると思い、彼は去ったと説明します。
その後、武禎は常曦宮の奥義書を授けられます。かつて記憶を失っていた頃、梅逐雨とこの場所で一緒に本を読んだ日々が蘇り、胸が締め付けられました。武禎は長安へ戻ることを決意します。しかし実は、梅逐雨は去ったわけではありませんでした。彼は別室で昏睡状態に陥っており、師匠たちはその事実を武禎に隠していたのです。
長安の蛇騒動と梅四(ばいし)の愛
長安では巨大な蛇が出たという噂が広まり、人々はパニックに陥っていました。魔除けのために街中で硫黄が焚かれ、煙が充満しています。その硫黄の影響で、柳太真(りゅう・たいしん)はうっかり蛇の尻尾を出してしまいました。車内の影を見た使用人たちが騒ぎ出しますが、絶体絶命のピンチに梅四(ばいし)が現れます。彼はとっさに自分の上着で彼女の尻尾を隠し、そのまま抱きかかえて屋敷へと連れ帰りました。
この一件で、二人の仲は公然の秘密となります。しかし、柳太真(りゅう・たいしん)は黒幕を暴くために感情を抑えていました。調査の末、硫黄を売って儲けようとした蛇捕りの男を見つけますが、男は無字書(むじしょ)によって口封じのために殺されてしまいます。
絶体絶命の罠
柳太真のもとに、妖術が施された手紙が届きます。一方、梅四は敵の罠にはまり、古木に縛り付けられていました。助けに来た玄虺(げんき)も圧倒的な力の差の前に倒れ、瀕死の状態で梅四の縄を切るのが精一杯でした。梅四は怒りの拳を敵に向けますが、生身の人間の力ではどうすることもできません。敵の手が二人の喉元に迫ったその時、柳太真が駆けつけます。しかし彼女もまた、手紙の罠によって妖力を封じられていたのです。
第36話の感想
ついに梅逐雨の出生の秘密が明らかになりましたね。父が先代の猫公だったとは驚きです。そして何より切ないのが、武禎のためにボロボロになりながら、それを隠して姿を消した(ことになっている)梅逐雨の献身です。武禎が真実を知ったとき、どれほど心を痛めるでしょうか。後半の梅四の男気あふれる救出劇にはときめきましたが、ラストは絶体絶命。柳太真も力が使えない状態で、どう切り抜けるのかハラハラします。
つづく

