宮中で大切にされている白茶の木が突如として花を咲かせ、夜な夜な女性の泣き声が聞こえるという怪事件が発生。武禎(ぶ・てい)は調査に乗り出しますが、そこには切ない恩返しの物語が隠されていました。事件を通じて二人の距離は急接近!梅逐雨(ばい・ちくう)の心に芽生えたある感情にも注目です。

「子夜帰」あらすじネタバレ9話

宮中の怪異と白茶の精

宮中では不思議な噂が広まっていました。沅真(げんしん)公主が愛する白茶(はくちゃ)の木。普段は花を咲かせないこの木が、半月前から突然満開になり、夜な夜な女性の泣き声が聞こえるというのです。

武皇后は公主の気持ちを慮り、この件を口外しないよう厳命します。武禎(ぶ・てい)はすぐに何が起きているのか察しましたが、相棒の梅逐雨(ばい・ちくう)にはあえて秘密にしたまま、調査へと連れ出しました。

一方、斛珠(こく・じゅ)は報酬を渡すため、梅逐雨(ばい・ちくう)のもとへ。彼の腰にあるキツネの尻尾の飾りが気になって仕方ありません。ねだってみると、実はウサギの毛を染めた偽物だと判明。この正直な告白に、斛珠(こく・じゅ)の敵対心も少し和らいだようです。

霜降は師兄(梅逐雨(ばい・ちくう)様が結ばれるなんてありえないと断言します。梅逐雨は岩のように頑固で、恋愛ごとには全く興味がないと言うのです。本当にそうでしょうか?

月夜の告白と蜂蜜酒

その夜、武禎(ぶ・てい)と梅逐雨は御花園で張り込みをします。現れたのは幽霊ではなく、なんと沅真公主でした。彼女は悲しげに、木の根元へ薬を注いでいます。

武禎は術を使って公主を眠らせ、梅逐雨に彼女を部屋へ送るよう指示。一人残った武禎が木に話しかけると、青白い顔をした白茶の精霊が姿を現しました。

精霊の話は切ないものでした。かつて孤独だった公主に救われた彼は、恩返しのために花を咲かせようとしました。ところが、毒蛾に寄生されてしまい、命が尽きかけていたのです。公主を悲しませたくない武禎は、機転を利かせます。千花蜜酒を水に混ぜて注ぐと、甘い香りに誘われた毒蛾たちが次々と落ちていきました。

梅逐雨の心境の変化

目を覚ました公主は、白茶の木を心配しつつ、梅逐雨に問いかけます。あなたには、心に想う人はいないのですか?その瞬間、梅逐雨の脳裏に浮かんだのは、なんと武禎の姿でした。

彼が木の下に戻ると、毒蛾はすっかり駆除されていました。武禎の知恵と優しさに、梅逐雨は感心するばかり。彼は、この精霊には悪意がないと判断し、妖怪として退治せずに見逃すことを決めます。あの堅物だった彼が、柔軟な判断をするようになったのです。

舗装された道と恋の予感

事件解決後の帰り道、二人は馬車で梅家の前を通ります。すると、いつも泥だらけだった家の前の道が、綺麗に舗装されているではありませんか。

梅逐雨は修繕が必要だっただけだと素っ気ない態度をとりますが、武禎は嬉しそうに微笑みます。実はこれ、武禎が彼のためにこっそり整備させたものですよね。

部屋に戻った梅逐雨は、なぜか心が落ち着きません。そんな師兄の様子を見た霜降は、ハッと気づきます。まさか、あの清廉潔白な師兄が、恋をしているのでは……?

迫りくる闇と新たな危機

一方、柳太真(りゅう・たいしん)のもとには、彼女が200年前に書いた本を探し回る梅四(ばいし)が現れます。相変わらずの熱烈なアプローチに、柳太真(りゅう・たいしん)は冷たくあしらいますが、武禎はその一途さに少し同情してしまうのでした。

しかし、物語は穏やかには進みません。雷雨の夜、妖魔を閉じ込める牢獄で異変が起きます。鎖を引きちぎった灰長老が、大妖怪・玄虺(げんき)の封印を解こうと画策していたのです。雷の力を利用して結界を破ろうとする彼ら。そして皇帝は、長安に潜む妖怪の実態を探るため、梅逐雨を試そうとしていました。

第9話の感想

梅逐雨(ばい・ちくう)の変化にニヤニヤが止まらない回でした!公主に想い人は?と聞かれて武禎(ぶ・てい)を思い浮かべるシーン、最高でしたね。そして何より、泥道を舗装してあげる武禎のスパダリっぷり!言葉ではなく行動で示す愛に、梅逐雨もまんざらでもない様子。一方で、ラストの牢獄のシーンは不穏すぎてハラハラします。恋の進展と並行して、大きな戦いが近づいている予感がしますね。

つづく