水利工事の計画を通して、魏劭(ウェイ・シャオ)と小喬(シャオチャオ)の距離はかつてないほど縮まります。しかし、愛が深まるにつれて魏劭の心には復讐という過去の亡霊が蘇り、彼は小喬を避けるようになってしまいます。家を飛び出し、役所に引きこもる魏劭。そんな不器用な孫を見かねた祖母・徐(シュー)夫人夫人が、ある大会を利用して二人を再び引き合わせようと画策します。

「折腰(せつよう)」あらすじネタバレ20話

星空の下での誓いと、近づく二人の心

魏劭(ウェイ・シャオ)は、流民たちが安心して暮らせる場所を探し、水利工事の計画を進めていました。彼は小喬(シャオチャオ)に天気を予測するために星を見てほしいと頼みます。

小喬(シャオチャオ)はわざと私より楊奉(ヤン・フォン)の方が詳しいですよと冗談を言いますが、魏劭(ウェイ・シャオ)は君には何度も邪魔をされている。今さら一度くらい増えても構わないと返します。その言葉には愛おしさが滲んでいて、小喬(シャオチャオ)も思わず笑顔を見せるのでした。

その夜、二人は並んで夜空を見上げます。星が見えない暗い空の下、魏劭(ウェイ・シャオ)はついに本音を漏らしました。いつか君と敵対するのが怖い。君が父や兄のように消えてしまうのではないかと恐れている彼の不安を知った小喬は、そっと彼の手を握ります。そして、たとえ短い平穏であっても、心を尽くせば長く続くと励ましました。

さらに小喬は、恭しく礼をし、臣下としての心で彼に一生ついていくと誓います。水路を開き、天下に恩恵をもたらし、憎しみを消して平和を作る。その夢を共に叶えたいと告げると、魏劭は彼女の手を力強く握り返しました。

喬家の和解と大喬(ダーチャオ)の暮らし

一方、実家では弟の喬慈(チャオ・ツー)が怒って家を飛び出していました。しかし、母である喬夫人はすべてお見通しです。彼女は護衛をつけて喬慈(チャオ・ツー)と共に博崖(はくがい)へ向かいます。

二人が訪ねたのは、姉の大喬(ダーチャオ)の元でした。住まいは古びていましたが、部屋には愛の証である箜篌(くご)が置かれています。比彘(ビージー)を大切にしていることを悟った母は安心し、わだかまりを解くのでした。

酸っぱい果実と母の許し

漁陽(ぎょよう)に戻った魏劭たちを、従兄の魏儼(ウェイ・イェン)が出迎えます。魏劭は男らしく振る舞おうと女の言うことなど聞かんと強がりますが、その会話を小喬に聞かれてしまい、気まずい空気が流れる場面もありました。

その後、魏劭は母である魏夫人の元へ、特産品の果物を届けます。一口食べた母は、あまりの酸っぱさに涙目になりますが、息子の手前、文句を言えません。魏夫人は、息子を困らせないために小喬を受け入れる決意を語ります。魏劭もその果物を食べて酸っぱさに顔を歪めますが、二人は顔を見合わせて笑い合いました。

実はこれ、小喬の作戦だったのです。お義母様もあなたも頑固だから、どちらかが柔らかくならないと小喬の知恵に、魏劭は深く感謝します。湯浴みをしながら、彼は自分が小喬を深く愛してしまったことを自覚するのでした。

蘇る悪夢と拒絶

しかし、幸せな時間は長く続きません。魏劭は夢の中で、亡き父と兄に責められる悪夢を見ます。なぜ敵の娘に心を許したのかという怒りの眼差しに、彼は飛び起きました。祖母からは過去を捨てて小喬と生きろと諭されていましたが、復讐心と愛の間で、彼の心は激しく揺れ動きます。

翌日、魏劭は水路建設の計画を発表し、各地の群雄の同意を得るために鹿驪(ろくり)大会を開くことを提案します。その夜、魏儼(ウェイ・イェン)と酒を酌み交わした魏劭は俺は小喬を愛してもいいのだろうかと問いかけますが、魏儼(ウェイ・イェン)は猛反対。親孝行なお前には苦しみが増すだけだと諭され、魏劭の苦悩は深まるばかりです。

すれ違う心、別居生活へ

魏劭が部屋に戻ると、小喬が着替えを手伝おうとします。その時、彼女の手が彼の腰にある玉佩(ぎょくはい)に触れました。魏劭は過剰に反応し、冷たい態度で玉佩を隠すと、そのまま部屋を出て行ってしまいます。急変した彼の態度に、小喬はただ立ち尽くすしかありませんでした。

魏劭は心の整理がつかず、軍営や役所に泊まり込み、家に帰らなくなります。部下の公孫羊(ゴンスン・ヤン)たちも、主君の機嫌の悪さに困惑気味です。

この状況を見抜いたのは、祖母の徐(シュー)夫人夫人でした。彼女は魏劭が小喬を愛するあまり、怖くなって逃げているのだと悟ります。そこで徐(シュー)夫人夫人は、鹿驪大会の会場設営を小喬に任せることにしました。小喬もその意図を汲み、大会を盛大に宣伝して魏劭の功績を広めようと動きます。

役所の冷たい部屋で一人眠る魏劭。寂しさを感じながらも、彼はまだ意地を張り続けているのでした。

第20話の感想

前半の星空デートや、酸っぱい果物で親子仲を取り持つシーンが微笑ましかっただけに、後半の急展開が切ないですね。魏劭、本当に不器用すぎます!愛すれば愛するほど、亡き家族への罪悪感に苛まれる彼の苦しみも理解できますが、何も言わずに避けられる小喬が可哀想でなりません。そして、すべてを見透かしている祖母・徐夫人の采配がさすがです。次回、この鹿驪大会が二人の仲をどう修復するのか楽しみですね。

つづく