武芸大会で卑怯な手を使う相手に対し、小喬(シャオチャオ)が魏劭(ウェイ・シャオ)から借りた特別な槍で挑みます。その後、水路建設を巡って紛糾する宴席で、喬慈が放った感動的な演説が事態を一変させますが、実はそこには小喬のある作戦が……? 夫婦の絆が深まる一方で、元許嫁の蘇娥皇(スー・エホワン)が不穏な動きを見せ始めます。
「折腰(せつよう)」あらすじネタバレ25話
兄の槍と勝利の行方
武芸大会にて、蘇子信(そ・ししん)と喬慈(チャオ・ツー)の対戦が始まりました。しかし、蘇子信の手口はあまりに非情。喬慈(チャオ・ツー)を傷つけるだけでなく、彼の武器まで叩き折ってしまいます。誰もが喬慈(チャオ・ツー)の敗北を覚悟したその時、魏劭(ウェイ・シャオ)が声を上げました。
武器が悪かっただけだ
そう言って魏劭(ウェイ・シャオ)が差し出したのは、なんと亡き兄が愛用していた長槍でした。これを見た蘇娥皇(スー・エホワン)は、かつての愛人の遺品を目にして涙ぐみますが、すぐに笑顔を作り、動揺を隠します。
兄の槍を手にした喬慈は見事に蘇子信を打ち負かします。往生際の悪い蘇子信は暗器を使って不意打ちを狙いますが、喬慈はこれを阻止。魏劭(ウェイ・シャオ)は蘇子信に対し、今後の試合への出場停止を命じました。
蘇娥皇(スー・エホワン)は衆人の前で蘇子信の頬を打ち、教育不足を詫びます。そして、彼女はこの旅の真の目的を明かしました。それは、亡き薛泰(せつ・たい)から託された兵符(へいふ)を新たな主に渡すこと。この言葉に、劉琰(リウ・イェン)が興味を示し始めます。
弟が語る義兄の姿
魏劭と魏儼(ウェイ・イェン)は、怪我をした喬慈を見舞います。会話の端々から喬慈への気遣いが感じられ、喬慈は小喬(シャオチャオ)からあの槍は魏儼(ウェイ・イェン)が最も大切にしている兄の遺品だと聞かされます。
義兄上は素晴らしい人だ
喬慈が素直に魏劭を称賛する姿を見て、小喬(シャオチャオ)も嬉しさを隠せません。
その後の宴席で、魏劭は小喬(シャオチャオ)を伴って現れました。狩りで得た獲物の肉を小喬に切り分けさせることで、彼女が魏家の重要な一員であることを周囲に知らしめたのです。これには小喬も少し驚いた様子でした。
水路建設と弟の演説
公孫羊(ゴンスン・ヤン)が地図を広げ、民のために水路を開く計画を提案します。しかし、劉琰の扇動により、多くの人々は魏が駐兵するための口実ではないかと疑い、反対の声を上げました。
小喬は魏家の嫁として、また喬家の娘として立ち上がります。祖父もかつて水路建設に尽力し、最初は理解されなかったが、後に繁栄をもたらしたと訴えますが、人々は彼女が夫を庇っているだけだと冷ややかです。
そこで助け舟を出したのが喬慈でした。彼は焉州(えんしゅう)の世子という立場から、水路の利点を説きます。さらに、魏劭が民のために過去の恨みを捨て、小喬と婚姻を結んだ大義の心を称賛しました。この説得力ある言葉に、人々は次々と賛同し、魏劭への敬意を表すようになります。
劉琰だけは依然として反対し、永遠に加わらないと誓いますが、大勢は決しました。
台本通りの称賛と、本物の愛
宴の後、魏劭は喬慈に感謝を伝えます。喬慈はここでも魏劭を褒めちぎり、魏劭が小喬に注いできた愛情を一つ一つ挙げ連ねました。魏劭は悪い気はしませんが、さすがに褒めすぎでは?と感じます。
すると喬慈は正直に白状しました。今日話したことは全部、姉上が教えてくれたことなんです。間違えないように必死で暗記しました
その事実を知った魏劭は、小喬の健気な愛に胸を打たれます。彼は小喬の元へ行き、これまでの狭量な自分を詫びました。
これからは隠し事のない、本当の夫婦になりたいそう語る魏劭の手を握り、小喬は優しく微笑みます。私たちはとっくに、本当の夫婦ではありませんか?魏劭は感極まり、小喬を強く抱きしめるのでした。
孤独な者たちの共鳴
一方、蘇娥皇(スー・エホワン)は蘇子信から劉琰は父を殺して地位を奪った男だと忠告を受けますが、彼女は人の心こそ操りやすいと強気です。
劉琰が開いた宴には、誰も現れませんでした。唯一訪れたのは蘇娥皇だけ。二人は互いに誰かの道具として生きてきたという共通点を見出します。
劉琰は、小喬が魏劭を選んだ理由を分析します。小喬は誰からも愛され、家族のために命を懸けられる存在。対して自分たちは、利用されるだけの蟻のような存在だと。蘇娥皇は劉琰の誘いを断り、その場を去りました。
別れと不穏な予感
喬慈が帰る時が来ました。彼は魏劭に姉を悲しませたら許さないと警告し、魏劭も賭場のような場所には行くなと忠告します。小喬は姉の大喬(ダーチャオ)への贈り物を託しました。
去っていく弟の背中を寂しそうに見つめる小喬。すると魏劭は彼女を自分の馬に乗せ、喬慈を追いかけてさらに遠くまで見送りをします。その仲睦まじい姿を、魏儼(ウェイ・イェン)は微笑ましく見守っていました。
しかし、平穏は長く続きません。蘇娥皇が手の内を明かしてしまったため身が危ないという口実で、しばらく魏国に身を寄せたいと魏劭に申し出たのです。
第25話の感想
喬慈くん、なんて素直でいい子なんでしょう! 宴席での演説が、実はお姉ちゃん(小喬)が書いた台本の丸暗記だったというオチには笑ってしまいましたし、それを知った魏劭のデレデレ具合も最高でした。本当の夫婦を確認し合うシーンは、これまでの苦労を思うと涙なしには見られません。
ただ、蘇娥皇と劉琰のシーンは対照的に暗く、彼らの愛されない孤独が浮き彫りになっていて少し切なくなりました。そして最後、蘇娥皇が魏国に居座る展開……これは波乱の予感しかしませんね。
つづく

