魏劭(ウェイ・シャオ)は、母と従妹による小喬(シャオチャオ)への嫌がらせに気づき、嘘をついてまで妻をかばいます。少しずつ小喬への愛を自覚し始める魏劭ですが、その態度は不器用そのもの。一方、小喬は魏劭の軍事的な動きを知り、姉を助けるためにある大胆な計画を実行に移します。夫の不器用な愛と、妻のしたたかな計算が交錯する第8話です。

「折腰(せつよう)」あらすじネタバレ8話

魏劭(ウェイ・シャオ)の庇護と母の企み

魏劭(ウェイ・シャオ)の部屋にあった木箱がこじ開けられた件について、誰の仕業か疑いを抱いていました。その頃、犯人である鄭楚玉(ジョン・チューユー)と魏夫人は、小喬(シャオチャオ)を追い詰める作戦がうまくいったと祝杯をあげていました。

そこへ突然、魏劭(ウェイ・シャオ)が現れます。慌てて隠れる楚玉。魏劭は単刀直入に誰が木箱を触ったのかと母に問いただします。魏夫人はすかさず小喬(シャオチャオ)の自作自演だと疑いますが、魏劭は意外な嘘をついて小喬をかばいました。

あの箱は以前、僕が小喬にあげたものだ。開け方も教えたから、彼女がこじ開ける必要はないさらに、中身は自分が贈ったガラクタだったが、小喬が大切な貴金属を入れていたのだと説明します。これには魏夫人も気まずくなり、調査を約束せざるを得ませんでした。

さらに魏劭は、楚玉を母の近くで世話ができるような家に嫁がせるべきだと提案します。隠れて聞いていた楚玉はショックで音を立ててしまい、魏劭に怪しまれそうになりますが、魏夫人が必死にごまかして息子を追い返しました。去り際、魏劭は小喬は魏国の女君なのだから、いじめないでほしいと母に釘を刺すのでした。

届いた手紙と新たな決意

焉州(えんしゅう)からの使者が、小喬に多くの物資と手紙を届けにきました。しかし、その内容は衝撃的なものでした。姉の大喬(ダーチャオ)が父に助けを求めたものの拒絶されたこと、そして魏劭が実は磐邑(ばんゆう)に兵を駐屯させているという事実です。

使者は、魏劭が軍を動かしているのに、小喬がのんきに夫婦仲良くしていることを責めます。小喬は驚愕しますが、すぐに覚悟を決めました。魏劭を利用して、博崖(はくがい)に焉州の旗を立ててみせる彼女は使者の前でそう誓います。

小喬は、魏劭が自分との生活を大切にしているように見せかけて、実は野心を抱いていることに腹を立てていました。挨拶に向かった魏夫人の部屋でも仮病を使って門前払いにされ、楚玉からは小喬が魏劭をたぶらかしていると陰口を叩かれます。

部屋に戻った小喬は、庭でサボっていた使用人たちを一喝。魏夫人の体調管理もできないのかと厳しく叱りつけ、スパイ同然の使用人たちを追い払いました。

不器用な愛情表現

小喬は、魏夫人が作った靴を魏劭のために手直しし、彼の好物を用意して待ちます。魏夫人はあの子は息子の足のサイズも好みも知らないはずと嘲笑していましたが、実際には小喬の用意したものは完璧でした。これには魏劭も心を動かされ、かえって小喬への信頼を深める結果となります。

自分の感情が整理できない魏劭は、軍師の公孫羊(ゴンスン・ヤン)に至親至愛(最も親しく愛する人)とは何かを尋ねました。公孫羊(ゴンスン・ヤン)は分析します。祖母や母は尊敬や孝行の対象、部下は信頼の対象。弱みを見せられ、辛い時に寄り添える相手こそが、至愛の人ですそう言われた魏劭の脳裏に浮かんだのは、小喬でした。彼は動揺して、公孫羊(ゴンスン・ヤン)が書いた愛の文字をぐちゃぐちゃに塗りつぶしてしまいます。

その夜、魏劭は小喬に滋養のあるスープを届けさせますが、素直に部屋に入ることができません。翌朝、祖母への挨拶に向かう際も、水たまりを前にして以前のようにお姫様抱っこをしようと腕まくりをしますが、小喬はさっさと飛び越えて行ってしまいます。空回りする魏劭の姿に、侍女の小棗(シャオザオ)も思わず吹き出すのでした。

琴の音と秘密の作戦

小喬は魏劭にお菓子を届けますが、直接会おうとしません。魏劭様は短気だから怖いと言い訳をして避ける小喬。しびれを切らした魏劭は、自ら出てきて彼女に臂擱(ひかく=腕置き)をプレゼントします。

小喬は魏劭の急な優しさをやましいことがあるからだと推測。これを利用しようと考えた彼女は、侍女の小桃(シャオタオ)が商売で稼いだ資金を使って、わざと下手な演奏をするための箜篌(くご=ハープのような楽器)を購入しました。

小喬は耳障りな音で楽器を弾き、魏劭の前で涙を流してみせます。これは姉の大喬(ダーチャオ)の形見のようなもの。姉が博崖で苦労していると思うと悲しくてその嘘にまんまと乗せられた魏劭は、大喬(ダーチャオ)への支援物資を送ることを約束しました。

麦種に隠された策

魏劭は部下の魏渠(ウェイ・チュー)を博崖へ派遣し、現地の統率者を探らせることにしました。小喬はこの機を逃さず、支援物資の中に麦の種を入れた箱を用意します。実はその種の中には、姉への密書が隠されていました。

博崖に到着した魏渠は、猪狩りをしていた比彘(ビージー)という男と出会います。その後、大喬に物資を渡すと、彼女はすぐに妹の意図を察して種の中から手紙を発見。そこには、魏家を3年は牽制できるという秘策が記されていました。

一方、魏劭のもとにも報告が入ります。博崖の統率者が、実は比彘(ビージー)だったのです。公孫羊は警戒しますが、魏劭は小喬はこの事実を知らないはずだと考えます。

魏劭は小喬の部屋を訪れ、カマをかけました。博崖の統率者は、君の義兄上だったよ小喬は驚いたふりをして、冷ややかに答えます。信じられません。あの人はただの馬飼いでしたからその表情に、魏劭は疑いの目を向けるのでした。

第8話の感想

魏劭の恋の自覚と不器用さが爆発した回でしたね!公孫羊に愛について説かれて動揺したり、水たまりの前で抱っこする気満々だったのにスルーされたり、強面な将軍とのギャップが可愛すぎます。一方で、小喬のしたたかさも凄い。魏劭の罪悪感を巧みに利用して、敵地にいる姉と連絡を取る策士ぶりには脱帽です。ロマンスと頭脳戦が同時に進行していて、ハラハラしつつもニヤニヤしてしまいました。

つづく