前話の壮絶な法廷劇により、庄憾良を殺害した罪を背負わされた周如音(ジョウ・ルーイン)。 身の保全を謀る庄仕洋(ジュアン・シーヤン)の手によって、彼女は郊外で生き埋めにされそうになります。 窮地を救ったのは宿敵の庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)であり、二人の同盟が庄家の隠された最大の陰謀を暴き出します。

「雁回時~貴女の誉れ~」あらすじネタバレ26話

生き埋めの危機から手を組む女たちと仕組まれた高利貸しの罠

前話の壮絶な法廷劇により、庄憾良を殺害した罪を背負わされた周如音(ジョウ・ルーイン)

身の保全を謀る庄仕洋(ジュアン・シーヤン)の手によって、彼女は郊外で生き埋めにされそうになります。

窮地を救ったのは宿敵の庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)であり、二人の同盟が庄家の隠された最大の陰謀を暴き出します。

復讐の歯車が暴く身代わりの名義と大理寺の冷酷な強制捜査

非情な実夫に生き埋めにされる周如音(ジョウ・ルーイン)と救いの手を差し伸べる庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)

法廷で大旦那殺しの罪を認めた周如音に対し、冷酷な夫の庄仕洋(ジュアン・シーヤン)は即座に非情な牙を剥きました。

彼は口封じのために彼女を人買いに売り飛ばし、裏で買い取らせて郊外に生き埋めにするよう命じます。

抵抗して簪で自らの顔を傷つける周如音を引き離し、庄仕洋は偽善の微笑を浮かべて彼女を見捨てました。

暗中からすべての動向を監視していた庄寒雁は、間一マップのところで周如音の命を救い出します。

第19話で実母の阮惜文(ルアン・シーウェン)を殺害した庄仕洋の凶刃が、かつて傅雲夕の妻だった長女の庄語琴をも手に掛けていた事実を告げました。

信じていた夫にすべてを奪われた周如音は、激しい涙を流し、庄仕洋への凄まじい復讐を誓います。

かつて商家出身を理由に側室へと貶められた周如音に、寒雁は本当の貴女の生き方を静かに説きました。

それは金銀で身を飾ることではなく、自らの運命を自らの手で支配することです。

かつて第6話や第7話の確執の最中に阮惜文(ルアン・シーウェン)が語った教えと同じ言葉が、傷ついた側室の心を強く動かしました。

護身符の借用書と明かされる石羊村の秘密

周如音は、第25話で祖母の魏氏が言及していた庄仕洋を破滅させる決定的な証拠の在処を告白します。

それは庄仕洋が不在の折に、文字の読めない魏氏に届けられた巨額の借用書でした。

異変を察知した周如音は、かつて手下に引き入れた陶嬷嬷と結託して偽物とすり替え、本物を自保の護身符としていたのです。

陶嬷嬷の協力により地契と本物の借用書を回収した周如音は、彼女に銀票を渡して京城からの逃亡を促しました。

証拠をすべて寒雁へと託した彼女は、娘の庄語山(ジュアン・ユーシャン)が未だに父親の偽善に騙されている現実を憂います。

実の娘に真実を伝えるため、彼女は京城に残り、庄仕洋が法の裁きを受ける瞬間を見届ける覚悟を固めました。

傅雲夕が渡した休書の真意と身代わりにされた嫡女の悲劇

一方、傅家の屋敷では、部屋から発見された和離書を巡り、傅雲夕が母親からの激しい追及を受けていました。

幼い阿芝が再び母親を失う恐怖に怯えるなか、寒雁が現れて傅雲夕への本心を語り、彼女を優しく寝かしつけます。

しかし、その愛の言葉を陰で聞いていた傅雲夕は、なぜか寒雁に対して冷酷な休書(離縁状)を突きつけました。

第17話や第19話で裴大福の義子としての過去を告白した大理寺卿は、またしても何かを隠し、沈黙を守ります。

翌日、二人は不穏な沈黙を保ったまま、借用書の宛先である石羊村へと馬車を走らせました。

村へ到着した途端、老弱病残の村人たちが寒雁の前に一斉に跪き、返済の猶予を涙ながらに懇願します。

長労の李三から事情を聴いた寒雁は、高利貸しの債権者の名が庄寒雁になっている事実に愕然としました。

庄仕洋は、かつて第12話や第14話の呉有志の事件と同様に、すべての不正財産を実娘の名義で運用していたのです。

寒雁自身が、最初から父親の罪をすべて被るための完璧な身代わり(替罪羊)として仕組まれていました。

大理寺の閻大人が迫る包囲網と傅雲夕の決死の逮捕

庄仕洋の真の狙いは、裴大福の義子である傅雲夕と、財産を相続したはずの寒雁を同時に破滅させることでした。

二人が婚姻を結べば、国家の財産を横領した共犯の逆党として、一網打尽にされる罠が完成します。

村人たちに高利貸しを配っていた人物こそ、今も庄仕洋の厨房で手料理を貪る陶嬷嬷その人でした。

罠の全貌を察知した傅雲夕は、激しい危機感から寒雁に即座の逃亡を強く促します。

二人が同時に捕まれば、反撃の機会は永遠に失われ、一族の無念を晴らすことは叶いません。

そこへ、大理寺の兵を引き連れた閻大人が、激しい怒号と共に屋敷の周囲を完全包囲しました。

寒雁が草むらの陰へと身を隠した一瞬ののち、傅雲夕は彼女を庇うための偽りの証言を閻大人に告げます。

寒雁はすでに京城へ戻ったと言い張り、傅雲夕は逆党の容疑者としてその場で逮捕されました。

連行される大理寺卿の鋭い視線が、寒雁の潜む暗闇の方向を、静かにそして深く見つめていました。

裴大福の遺産を巡る名義の罠と陶嬷嬷の本当の正体

庄仕洋が仕掛けた名義の罠は、古代の律令制度の盲点を突いた極めて凶悪な知略です。

彼は裴大福の巨額の隠し財産をすべて実娘の名義に変更し、自らは清廉な官僚の仮面を維持していました。

これによって、朝廷の捜査が及んだ際には、寒雁を国家反逆の首謀者としていつでも切り捨てることが可能です。

さらに、寒雁の味方だと思われていた陶嬷嬷の裏切りは、物語の構図を根底から覆しました。

第7話において寒雁が家政権を握った際、彼女は周如音の手下だった陶嬷嬷を自らの陣営へと引き入れました。

しかし陶嬷嬷は最初から庄仕洋の忠実な猟犬であり、高利貸しの現場を巡回する陰の実行犯だったのです。

傅雲夕が渡した休書は、この連座の罠から寒雁の籍を法的に切り離し、命を救うための最後の防衛策でした。

愛憎の果てに散る信頼と次回の緊迫した展開

実の母親である周如音を切り捨て、自らも娘を身代わりに仕立て上げる庄仕洋の執念には底知れぬ恐怖を覚えます。

自らの身を犠牲にしてまで寒雁を大理寺の手から逃がした傅雲夕の、言葉なき深い情愛の重さに胸が締め付けられました。

孤独な逃亡者となった寒雁が、捕らえられた最愛の夫を救うため、どのような最後の反撃を仕掛けるのでしょうか。

次回、大理寺の地下牢へと投獄された傅雲夕に対し、庄仕洋による過酷な尋問の爪が迫ります。

京城に潜伏する寒雁は、周如音から託された本物の借用書を手に、宮廷の苗貴妃への謁見を試みます。

残り4話、すべての因縁が血塗られた決戦へと突入する朝廷法廷劇の最高潮から、一瞬たりとも目が離せません。

つづく