ついに庄家へ戻った寒雁ですが、周囲の敵意は増すばかりです。 彼女を「不吉な存在」として追い詰めようとする魔の手が迫ります。 しかし、寒雁は持ち前の驚異的な知略で反撃を開始しました。
「雁回時~貴女の誉れ~」あらすじネタバレ3話
泥沼の陰謀を打ち砕く令嬢の智謀
ついに庄家へ戻った寒雁ですが、周囲の敵意は増すばかりです。
彼女を不吉な存在として追い詰めようとする魔の手が迫ります。
しかし、寒雁は持ち前の驚異的な知略で反撃を開始しました。
第3話は、偽の道士を用いた卑劣な罠を逆手に取る痛快な頭脳戦が展開します。
さらに、謎めいた義兄との因縁を深める重要な小道具も再登場しました。
絶体絶命の危機を潜り抜ける寒雁の戦いから目が離せません。
庄家を揺るがす赤脚鬼の真実と隠された凶器
豪雨の過去と傅雲夕が握る決定的な証拠
物語の冒頭、激しい大雨の中で怯える過去の寒雁の姿が映し出されます。
彼女の目の前には、無残な姿となった叔父夫婦の遺体がありました。
寒雁は自分が殺したと呟き、血に染まった簪を井戸の底へ投げ捨てます。
この場面は、第1話で彼女が傅雲夕に語った偽りの告白の裏に潜む真実です。
第1話において傅雲夕が実情を話せと警告した理由はここにありました。
大理寺少卿である彼は、すでに事件の凶器を回収していたのです。
偽道士の祈祷と牙を剥く従姉妹の罠
現在の庄家では、祖母の老太太が謎の重病に伏せっていました。
そこへ現れたのは、かつて寒雁に悪名を着せた段真人という道士です。
彼は17年前の邪祟が原因だと主張し、大掛かりな祈祷を始めました。
この祈祷には、家宴に招かれた多くの官僚や婚約者家族が見物人として集まります。
段真人が取り出したお札には、寒雁の生年月日が記されていました。
彼は寒雁こそが周囲に災いをもたらす赤脚鬼の正体だと断言します。
さらに従姉妹の庄語山(ジュアン・ユーシャン)が踏み込み、寒雁が道士を買収したと訴えました。
前夜に二人が密会し、怪しい包みを受け渡す姿を視認したという主張です。
完全に仕組まれた罠により、寒雁は再び孤立無援の境地へ追い詰められました。
馬蒁と丁香糕の毒を暴く周姨娘の失脚
騒ぎを察知した正妻の阮惜文(ルアン・シーウェン)は、腹心の陳嬷嬷を前庭の視察に向かわせます。
拷問を受けた段真人は、すべて寒雁の指示だったと虚偽の自白を始めました。
弁明の余地を失った寒雁ですが、その表情には冷徹な光が宿っています。
そこへ陳嬷嬷が、厨房の料理人と老太太の詳細な食事記録を連れて戻りました。
祖母の病は呪いではなく、馬蒁と丁香糕の食べ合わせによる中毒です。
薬理の知識を持つ者が仕組んだ、明確な殺人未遂事件だと判明しました。
庄家で薬局の生家を持つ人物は、側室である周姨娘しか存在しません。
悪事が露見した周姨娘は膝をつき、必死に自己保身の弁明を開始します。
家醜の外聞を恐れる庄老爷は、これをただの誤解として処理し、罪を不問に付そうと動きました。
しかし寒雁は怯まず、段真人の腕にある賊の刻印を暴き立てます。
正体がただの泥棒だと知った段真人は、周姨娘が真の黒幕だと暴露しました。
周姨娘は狂言の自殺を図り、侍女に罪を被せて数ヶ月の禁閉で逃げ延びます。
求梅園での再会と引き裂かれる恋心の行方
辛くも汚名をそそいだ寒雁ですが、庄家は婚約破棄の憂き目に遭いました。
実母の阮惜文(ルアン・シーウェン)が陳嬷嬷を動かした背景に、寒雁は密かな庇護を感じ取ります。
その後、周姨娘から悪意ある粗俗な首飾りを贈られるも、機転で庄語山(ジュアン・ユーシャン)へと譲りました。
求梅園の宴へ向かう途中、御者が逃亡する不審なアクシデントに見舞われます。
窮地を救ったのは、行政府の重職である左都御史の宇文長安でした。
彼は寒雁の聡明な佇まいを絶賛し、そこには若き日の阮惜文の面影がありました。
無事に宴へ到着した寒雁の姿を見て、罠を仕掛けた庄語山は驚愕の表情を浮かべました。
そこへ傅雲夕が現れ、儋州の井戸から回収したあの簪を寒雁の髪に挿します。
親密な二人の距離感を見た庄語山は、激しい嫉妬と絶望に胸を焦がしました。
周姨娘の執念と宇文長安が語る母の面影
今回の戦いで注目すべきは、周姨娘が用いた極めて陰湿な計略の全貌です。
彼女は食べ合わせの毒で老太太を害し、その罪を全て寒雁へと擦り付けました。
一石二鳥を狙った策略でしたが、寒雁の一瞬の観察眼によって瓦解します。
また、新たに登場した宇文長安の言葉からは、庄家の深い闇が透けて見えました。
彼は実母である阮惜文の若い頃を知る、物語の重要な鍵を握る人物です。
現在の冷酷な母の姿からは想像できない過去が、今後明かされるでしょう。
簪が繋ぐ危険な秘密と次なる戦いの舞台
偽の道士を打ち破り、長年の汚名を払拭した寒雁の姿は実に見事な逆転劇でした。
しかし、罪を逃れた周姨娘や、冷徹な目を向ける主母との戦いは終わりません。
特に傅雲夕が手渡した簪は、彼女の致命的な弱みにもなり得る両刃の剣です。
次回、求梅園の宴を舞台に、名家の子女たちが集う新たな権謀術数が幕を開けます。
宇文長安の介入や、傅雲夕の真意がどのように絡み合うのか期待が高まります。
孤独な令嬢が自らの地位を確立していく、次なる一手から目が離せません。
つづく

