第13話で発生した「鬼考官」の不穏な噂が、ついに受験生たちを襲う最悪の現実へと変わりました。 科挙試験の終了と共に暴かれる凄惨な替え玉受験の闇と、主要キャラクターの衝撃的な死が描かれます。 愛する人々を巻き込む国家規模の陰謀に、趙不尤(ちょうふゆう)たちが再び命がけの隠密捜査へと身を投じることになりました。

「清明上河図(せいめいじょうかず):隠された暗号」あらすじネタバレ14話

都を震撼させる顔なき死体と科挙の裏に隠された致命的な利権争い

第13話で発生した「鬼考官」の不穏な噂が、ついに受験生たちを襲う最悪の現実へと変わりました。

科挙試験の終了と共に暴かれる凄惨な替え玉受験の闇と、主要キャラクターの衝撃的な死が描かれます。

愛する人々を巻き込む国家規模の陰謀に、趙不尤(ちょうふゆう)たちが再び命がけの隠密捜査へと身を投じることになりました。

暴かれる官界の腐敗と引き裂かれた若者たちの凌雲の志

包拯の石碑が放つ不滅の正義と失魂落魄の受験生

趙不尤(ちょうふゆう)(ちょうふゆう)が再び謎の刺客に襲われることを激しく恐れていました。

彼は自身の武芸の未熟さを深く悔やみ、開封府巡使の顧震(こしん)(こしん)のもとへ護衛の要請に走ります。

武官ではない自分に無力感を抱く趙不尤に対し、顧震(こしん)は歴代府尹の石碑の前へと彼を連れ出しました。

顧震は名臣である包拯(ほうじょう)の名を指差し、文官であっても国を正し天下を平定できると熱く説きます。

第6話で包拯の文字に深く一礼した趙不尤にとって、この言葉は最高の救いとなりました。

正義の魂を取り戻した趙不尤は、都を揺るがす闇の究明へと再び歩み出す自信を得ます。

その頃、過酷な科挙試験が幕を閉じ、天才細工師の趙墨児(ちょうぼくじ)(ちょうぼくじ)は試験院の前で待っていました。

しかし、出てきた親友の宋齊愈(そうせいゆ)の表情は、完全に魂を失ったかのように暗く沈んでいます。

官界の底知れない腐敗を目の当たりにした若者は、完全に心をへし折られ、誰とも話したくないと拒絶しました。

酒楼で吐露された替え玉の告白と顔を剥ぎ取られた第二の犠牲者

趙墨児(ちょうぼくじ)は親友を救うため、学者集団である東水七子の章美らに助言を求めるも、宋齊愈の絶望は深まるばかりです。

宋齊愈は学問の無力さを嘆き、自らを廃人と呼んで酒を浴びるように飲み始めました。

彼は何者かに脅迫され、他人の代わりに科挙を受ける替え玉受験を強要されていたのです。

趙墨児は即座に役所へ通報しようと叫びますが、宋齊愈はその手を必死に掴んで止めました。

第11話で章七娘の拷問に遭い、無残に投獄された孫勃(そんぼつ)の二の舞になることを恐れたためです。

宋齊愈には命をかけて守りたい人間がおり、その秘密を抱えたまま一人で恐怖に震えていました。

一方、温悦(おんえつ)は宋齊愈から、第13話の追跡劇の際に目撃した刺客の顔に黥刑の烙印があった事実を聞き出します。

その直後、都の郊外で顔の皮膚を無残に剥ぎ取られた、蕭逸水と酷似した手口の無臉死体が発見されました。

検死を行った趙瓣児(ちょうべんじ)(ちょうべんじ)と姚禾(ようか)は、遺体の口内から希少な桑の実の匂いを検出します。

妓楼「桃花洞」に響く非情な打擲と親友に迫る最悪の凶刃

顧震らの捜査により、被害者が宋齊愈と同じく替え玉受験を行っていた孔二(こうじ)であると特定されました。

孔二は口封じのために殺害されており、宋齊愈は次の標的が自分であると確信し怯え始めます。

彼は死を覚悟し、最後の報酬を受け取るため、趙墨児を伴って妓楼の桃花洞へと向かいました。

二人が足を踏み入れた部屋では、新科進士の鄒雍進(すうようしん)が男を激しく殴りつけています。

殴られていたのは、宋齊愈のために報酬の取り立てに奔走していた誠実な男、丁大郎でした。

鄒雍進は金を払うどころか、従者に命じて丁大郎を無残に殴り殺させ、傲然と立ち去ります。

激怒した趙墨児は即座に開封府へ直訴し、万福(まんぷく)が鄒雍進の家臣を連行して尋問を行いました。

しかし家臣は恐喝されたと嘘を吐き、万福(まんぷく)に巨額の賄賂を渡して罪を揉み消そうと画策します。

万福が彼らを追い出した隙に、趙墨児は証言を頼むべく宋齊愈の部屋へ走りました。

しかし、部屋の扉を開けた趙墨児の目に飛び込んできたのは、言葉を失うほど凄惨な光景でした。

そこには孔二と完全に同じ手法で、顔の皮膚を剥ぎ取られて絶命した宋齊愈の遺体が横たわっています。

あまりの衝撃に趙墨児は魂を飛ばし、駆けつけた趙不尤の胸の中で崩れ落ちるように激しく号泣しました。

王朝を蝕む「替考」の病理と黥刑の暗殺者が繋ぐ宮廷の利権

本話で描かれた凄惨な連続殺人の根源にあるのは、国家の根幹を揺るがす替え玉受験(替考)の犯罪ネットワークです。

北宋の時代において、科挙は一族の命運を決める最高の栄誉であり、それゆえに不正の温床となっていました。

鄒雍進のような権力者の息子たちが、貧しい知性ある学層を暴力と金銭で支配し、自らの地位を偽造していたのです。

孔二や宋齊愈が顔の皮を剥ぎ取られて殺害されたのは、身元の特定を遅らせるための冷酷な隠蔽工作に他なりません。

また、刺客の顔に刻まれていた黥刑の痕は、彼が過去に大罪を犯して軍や監獄から流れてきた人物であることを示します。

第13話で集賢堂の裁断刀が凶器として浮上した点も含め、この暗殺者は宮廷の高度な情報組織に属している可能性が高いです。

清風楼が桑の実の蜜餞を製造するために原材料を独占していた事実も、極めて重要な経済的伏線となります。

口封じの道具として、一般の市場に出回らない希少な甘味が使われたことは、犯行の背後に巨万の富を持つ黒幕がいる証拠です。

第9話で浮上した朝廷の巨悪である鄒勉の利権構造が、形を変えてこの科挙の闇にも確実に根を張っています。

親友を失った趙墨児の涙と大理寺の闇へ挑む兄弟の覚悟

第14話は、これまで物語を明るく支えてきた宋齊愈のあまりにも無残な死に、激しい衝撃と涙が止まらないエピソードでした。

丁大郎を殴り殺した鄒雍進の傲慢な態度と、それを隠蔽しようとする役人たちの腐敗には強い憤りを覚えます。

失意の底に落とされた趙墨児に対し、かつて自らも親友を失った過去を語りながら励ます趙不尤の兄としての背中が胸に刺さりました。

次回の第15話では、親友の無念を晴らすため、趙墨児が自らの危険を顧みず本格的な捜査へと身を投じることになります。

宋齊愈が最後に残したメッセージと、顔なき死体が指し示す真犯人のアジトを暴く大理寺元貼書吏の逆襲がここから始まります。

国家の最高機関を巻き込む壮絶な頭脳戦の幕開けから、一瞬たりとも目が離せません。

つづく