未婚の男女が集う華やかな宴を舞台に、女たちの執念深い陰謀が再び幕を開けます。 足を痛めた母を守るため、主人公の寒雁が圧倒的な知略と教養で敵をねじ伏せる痛快な回です。 大理寺卿の傅雲夕との間に生まれる、偶然の接吻が宿命の恋を加速させます。

「雁回時~貴女の誉れ~」あらすじネタバレ15話

華やかな宴に潜む悪意と令嬢が放つ反撃の狼煙

未婚の男女が集う華やかな宴を舞台に、女たちの執念深い陰謀が再び幕を開けます。

足を痛めた母を守るため、主人公の寒雁が圧倒的な知略と教養で敵をねじ伏せる痛快な回です。

大理寺卿の傅雲夕との間に生まれる、偶然の接吻が宿命の恋を加速させます。

策略が渦巻く江臨閣で展開される華麗なる逆襲劇

珙桐苑を誘い出す魚の餌と江臨閣への異例の行幸

庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)は未婚男女が集う江臨閣の宴の招待状を受け取ります。

彼女は実母である阮惜文(ルアン・シーウェン)を説得し、共に赴く決意を固めました。

世間の冷たい視線から、母を連れ出そうとする優しい試みです。

寒雁は第14話で周如音(ジョウ・ルーイン)から奪い取った陶嬷嬷をあえて屋敷に残します。

彼女を魚の餌として配置し、珙桐苑の不穏な動きを炙り出す計略でした。

阮惜文(ルアン・シーウェン)はその果敢な知略を見て、池の魚にでもしてしまえと笑います。

宴の当日、普段はこうした華やかな席に姿を見せない男が現れました。

大理寺卿の傅雲夕の登場に、会場は一瞬で激しい騒然となります。

冷徹な法の番人が見せた異例の行動に、誰もが驚きを隠せません。

灯謎の応酬で散る火花と庄語山(ジュアン・ユーシャン)の卑劣な策略の露見

車椅子の阮惜文を嘲笑し、江臨閣の階段を上らせまいとする群衆がいました。

傅雲夕は部下に命じ、冷然と木板の傾斜を敷かせて道を切り開きます。

不自由な脚を持つ義母への、静かで圧倒的な庇護の証明でした。

第14話で刑場から呉有志の遺体を運んだ件を李佳琪が皮肉ります。

阮惜文は動じず、古典を引用して娘の勇敢な行動を誇りに思うと返しました。

教養なき者たちの浅はかな陰口を、名門の威厳が一瞬でねじ伏せます。

庄語山(ジュアン・ユーシャン)に唆された李佳琪は、難解な灯謎(なぞなぞ)で寒雁に挑みました。

しかし寒雁は完璧に解答し、欠損した詩句の由来まで詳細に解説します。

さらに阮惜文の足をからかう卑劣な謎に対し、母娘は見事な逆襲を演じました。

阮惜文は自らの身体の残欠を認めつつ、心の醜い者こそが哀れだと語ります。

寒雁は裏で糸を引く庄語山の暗躍を、衆人環視の中で暴き立てました。

利用されたと知った李佳琪は激怒し、寒雁と握手を交わして友人となります。

茶会に隠された陰湿な嫌がらせと激怒の平手打ち

嫉妬に狂う譚夫人らは、阮惜文を茶芸の席へと強引に連れ出しました。

彼女たちの目的は、大量の茶を飲ませて衣服を濡らさせ、失禁の恥を与えることです。

その隙に、心腹の陳嬷嬷や寒雁は別の部屋へと隔離されてしまいました。

夜空に花火が広がる中、女子たちが蔵頭詩(折句)を競う催しが始まります。

傅雲夕は寒雁が詠んだ詩の上に、自らの返歌を重なるように掲げました。

彼女の文才に惹かれた何公子は、先を越された事実に深く落胆します。

庄語山は酒に溺れた状態で傅雲夕に縋り、自らの熱い恋心を訴えました。

しかし傅雲夕の冷徹な眼差しは、彼女の言葉を無慈悲に拒絶します。

愛を拒まれた彼女は、怒りに任せて不穏な行動へと走り出しました。

苗貴妃の降臨と手巾の香りが誘発した狂馬の暴走

阮惜文の異変を察知した寒雁は、茶を強要する貴婦人たちの元へ乗り込みます。

母を嘲弄する譚夫人の脚を容赦なく蹴り上げ、その場に跪かせました。

阮惜文が強烈な平手打ちを見舞う中、宮中から最高権力者の苗貴妃が降臨します。

かつて阮惜文と美を競い、常に敗北していた双姝の苗貴妃が動き出しました。

彼女は歪んだ優越感から、教女不厳の罪を掲げて寒雁に過酷な跪礼の罰を科します。

実はこの行幸は、寒雁が傅雲夕を介して仕掛けた、母を和離させるための罠でした。

苗貴妃が手にした阮惜文の手巾から、香料とは異なる異様な悪臭が漂います。

その瞬間、庄語山によって放たれた狂った馬が、爆音と共に突進してきました。

牙を剥く蹄が、苗貴妃の華奢な肉体へと容赦なく迫ります。

寒雁は第10話で柴靖から伝授された馬術を覚醒させ、背中へと飛び乗りました。

悪臭の放つ手巾を奪い取り、狂馬を江臨閣の外へと見事に誘導します。

追ってきた傅雲夕と共にもつれ合い、落馬した二人の唇が偶然にも重なりました。

特別な情愛が二人の胸に灯る中、苗貴妃からの帰還命令が非情に響きます。

手巾に塗られた馬を狂わせる薬物の存在を、傅雲夕へと密かに手渡しました。

宿敵である庄語山の狂気の犯行を証明する、決定的な物的証拠です。

双姝の執念が交錯する宮廷の闇と和離を狙う寒雁の深謀遠慮

第15話の核心は、寒雁が仕掛けた苗貴妃の招致と和離(離婚)の防衛計略です。

第11話や第12話で描かれたように、父親の庄仕洋(ジュアン・シーヤン)が抱える裴大福事件の火種は消えていません。

庄家という沈みゆく泥船から実母を救い出すため、寒雁はあえて母の宿敵を利用しました。

若き日に阮惜文の陰に隠れていた苗貴妃の嫉妬心を逆手に取る、極めて大胆な捨て身の兵法です。

また、庄語山が用いた手巾の薬物は、第3話の馬蒁と丁香糕の事件を彷彿とさせます。

生家が薬問屋である周如音(ジョウ・ルーイン)の知識を受け継いだ、血筋ならではの陰湿な暗殺技術でした。

唇が重なる宿命の夜と次なる宮廷法廷劇の予感

絶体絶命の狂馬の暴走を、圧倒的な身体能力で制御した寒雁の姿に激しく胸が熱くなりました

落馬の衝撃のなかで、傅雲夕と初めて唇を重ねる場面の美しさは、今期最高のロマンチックな名シーンです。

互いへの不信感を抱えながらも、確実に惹かれ合う二人の視線の変化が見事に描写されていました。

次回、苗貴妃の面前で、薬物を仕込んだ手巾の決定的な検証が開始されることになります。

絶体絶命の窮地に陥った庄語山が、自らの罪を逃れるためにどのような醜い足掻きを見せるのでしょうか。

江臨閣を血で染めた狂馬の陰謀を巡り、朝廷を巻き込む新たな法廷劇が幕を開けます。

つづく