科挙の不正に手を染めた四男の庄語遅が、栄華の絶頂から一転して終身受験禁止の地獄へと叩き落とされます。 実の妹である庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)への卑劣な告発は、自らの首を絞める結果となりました。 大理寺少卿の傅雲夕が隠密捜査を続けるなか、名家の欺瞞が白日の下に晒される怒濤のエピソードです。
「雁回時~貴女の誉れ~」あらすじネタバレ8話
栄華から失脚へ!不正の代償を支払う名家の嫡男
科挙の不正に手を染めた四男の庄語遅が、栄華の絶頂から一転して終身受験禁止の地獄へと叩き落とされます。
実の妹である庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)への卑劣な告発は、自らの首を絞める結果となりました。
大理寺少卿の傅雲夕が隠密捜査を続けるなか、名家の欺瞞が白日の下に晒される怒濤のエピソードです。
欺瞞の宴席と仕組まれた科挙問題の窃盗計略
楊憑が仕掛けた過去の悪名暴露と寒雁の鮮やかな逆転劇
第7話の梅の花の宴の後半戦、受験生の楊憑が突如として立ち上がり、庄寒雁(ジュアン・ハンイエン)の過去を激しく罵り始めました。
彼は幼少期に彼女に耳を噛みちぎられた怨恨を募らせ、満座の席で彼女の気性の粗さを暴露します。
第1話で姉の婚約を壊されたと恨む庄語遅もこれに同調し、寒雁の横暴さを声高に告発しました。
しかし、百戦錬磨の庄寒雁は表情一つ変えず、静かにその場に立ち上がります。
彼女は楊憑から幼少期に受け続けた凄惨な虐待の数々を、涙ながらに理路整然と暴露しました。
これにより楊憑は幼い隣人をもてあそんだ卑劣な悪人としての悪名を着せられ、激昂して退場します。
裏で糸を引いていた側室の周如音(ジョウ・ルーイン)は、計略が完全に失敗に終わった事実に唇を噛み締めました。
周如音(ジョウ・ルーイン)の試験問題窃盗と何公子を巻き込んだ不正の罠
第7話で家政権を握ったばかりの周如音は、息子の出世のため、夫の書房から小考の試験問題を密かに盗み出します。
しかし、愚鈍な庄語遅は提示された問題の高度な意味を全く理解することができませんでした。
姉の庄語山(ジュアン・ユーシャン)は、前回の宴で寒雁に一目惚れした何公子を呼び出し、弟への講義を懇願します。
何公子は憧れの寒雁の実家であるため、これを好機と捉えて熱心に模範解答の作成を手伝いました。
翌日の試験本番、問題用紙を開いた何公子は、それが昨晩自分が解いた内容と完全に一致している事実に愕然とします。
名門としての誇りを持つ彼は、問題漏洩の犯罪に巻き込まれることを恐れ、その場で試験の辞退を申し出ました。
茶楼の酒席での乱行と傅雲夕に突きつけられた覚悟の刃
不正によって最高得点を得た庄語遅は、他の学子たちを集めた酒席で得意絶頂の傲慢さを晒していました。
しかし、付け焼き刃の知識では学子たちの鋭い反論に対抗できず、原文すらそらんじられずに孤立します。
激怒した語遅は、同じ茶楼の隣室で静かに酒を飲んでいた寒雁を発見し、無理やり尤公子へ嫁がせようと暴れ始めました。
同じ店で裴大福の残党捜査を行っていた傅雲夕は、不穏な空気と、隠れ家に潜む護衛の柴靖の気配を察知します。
傅雲夕は寒雁を自室へと連行し、第7話で京城から逃がしたはずの柴靖をおびき出す罠を仕掛けました。
主人の危機を見た柴靖が乱入しますが、冷徹な大理寺少卿の圧倒的な武芸の前には全く歯が立ちません。
窮地に陥った柴靖を救うため、寒雁は隠し持った鋭利な匕首を傅雲夕の首元へと容赦なく突き立てました。
命を脅かされた傅雲夕ですが、彼女の瞳に宿る強靭な覚悟の光を見て、不敵な笑みを浮かべます。
寒雁の捨て身の脅迫により柴靖は窓から逃亡し、二人の間には奇妙な緊張感が漂い始めました。
20年前の答案との完全一致と庄語遅に下された終身禁考の審判
翌朝、庄語遅の傑作答案が皇帝の目に留まり、庄家には一攫千金の歓喜が訪れたかに見えました。
語遅は厨房の周如音の元へ走り、居合わせた寒雁に対して自らの才能を傲慢に見せびらかします。
しかし、そこへ大理寺と刑部の高官たちが私兵を引き連れ、怒号と共に突入してきました。
提示された証拠は、庄語遅の答案が20年前の韓大人の合格答案と一言一句違わないという衝撃の事実です。
庄語山(ジュアン・ユーシャン)は弟を救うため何公子の仕業だと偽証しますが、何公子が提出した底稿(控え原稿)によって嘘が暴かれました。
父親の庄仕洋(ジュアン・シーヤン)は管理不行き届きの罪で跪き、庄語遅には終身の科挙受験禁止と3日間の見せしめ刑が下されます。
裴大福の義子という爆弾と科挙舞弊がもたらす連座の恐怖
今回の事件で最も注目すべきは、茶楼の密室で寒雁と傅雲夕が盗み聞いた裴大福の義子に関する極秘情報です。
刑部の高大人たちが語った通り、失脚した裴大福の巨額の財産を管理する義子が、今も京城の内部に潜伏しています。
第5話において庄仕洋(ジュアン・シーヤン)が告白した過去の罪状を遥かに凌駕する、巨大な黒幕の存在が示唆されました。
また、古代の律令社会において、国家の根幹を揺るがす科挙舞弊(試験不正)は一族没落を意味する大罪です。
周如音の浅はかな名誉欲が、結果として庄家の正統なる嫡男の政治的生命を完全に絶たせる結果となりました。
寒雁が手を下すまでもなく、敵が自らの傲慢さによって自滅していく完璧な因果応報の構図が完成しています。
因果応報の自滅劇と大理寺の包囲網が狭まる庄家の末路
庄語遅が自らの不正によって破滅し、見せしめの刑へと引きずられていく展開は最高のカタルシスでした。
寒雁を陥れようとした周如音の陣営が、自らが仕掛けた罠によって内部から崩壊していく様が見事に見写されています。
窮地のたびに寒雁を守りつつ、その裏の顔を暴こうとする傅雲夕の底知れぬ執着心からも目が離せません。
次回、失脚した庄語遅の連座を防ぐため、周如音がさらなる狂気の暴挙へと打って出ます。
大理寺の捜査のメスが、ついに庄家の厨房の隠し暗室へと届くことになるのでしょうか。
逃亡した柴靖の行方と、寒雁が仕掛ける次なる冷酷な一手に期待が高まります。
つづく

