謎の凶禽ウエン鳥の正体と変装の達人が長安の闇を揺るがす第3話!

第3話は天子を襲った巨大な怪鳥の正体が、西域の滅亡した国家に由来する烏焰鳥(ウエンちょう)であると判明します。

無官の身でありながら捜査へ乗り出す蘇無名(スー・ウーミン)は、長公主との交渉の末に新たな官職を手に入れました。

しかし、人皮面具を操る百変郎君の陰謀に迫った瞬間、蘇無名(スー・ウーミン)は怪鳥に連れ去られてしまいます。

西域の凶禽と剥ぎ取られた宿敵の顔を巡る渭城の攻防戦

伝説の烏焰鳥がもたらす恐怖と長公主の思惑

盧凌風(ルー・リンフォン)が渋い表情で帰還したのを受け、蘇無名は古書を紐解いて怪鳥の正体が烏焰鳥であることを突き止めます。

この怪鳥は高宗年間に滅ぼされた西域の阿摩那国の国鳥であり、異常な嗅覚で甘い物を好む習性がありました。

第一季第5話の甘棠駅の事件で死んだはずの劉十七の顔が、実は剥ぎ取られた人皮面具だった事実も浮き彫りになります。

朝廷の激しい権力闘争を懸念する蘇無名は、盧凌風(ルー・リンフォン)に対し陸仝の護衛任務に専念するよう強く忠告しました。

一介の白身で捜査権のない蘇無名は雍州長史の杜銘に協力を拒まれますが、すぐに次の一手を打ちます。

蘇無名は長公主の元へ赴き、盧凌風が濡れ衣を着せられる危険性を説いて雍州府刑獄博士の地位を勝ち取りました。

亡き舞姫の無念と平康坊で再会した長安の懐かしい仲間たち

無給の仮職ながら官職を得た蘇無名は、司法参軍の武文斌と共に殺害された舞姫の遺体を確認します。

身分の低い者を軽視する武文斌に対し、蘇無名は刑獄の公正は亡者の身分を問わないと厳しく一喝しました。

捜査のために平康坊を訪れた一行の前に、第一季から蘇無名を慕う長安県の三大捕快が姿を現します。

老賈、老羅、老劉のベテラン捕快三人は、蘇無名の官職復帰を心から喜び、快く捜査の協力を買って出ました。

彼らの迅速な聞き込みにより、平康坊の曲という裕福な商人の邸宅で奇妙な宴が催されている情報が浮上します。

醜いと評判だった商人の妻が、突然絶世の美女に変貌し、妖艶な歌舞で客を魅了しているという怪情報でした。

天井裏の覗き見と百変郎君が売る禁断の人皮面具

腕の立つ褚櫻桃(チュ・インタオ)が商人の屋敷の天井裏に潜入すると、主人が美しい妻を愛おしそうに口説く姿を目撃します。

突入した捕快たちに捕らえられた主人は、恐ろしさのあまり百変郎君から人皮面具を買い取った事実を白状しました。

その頃、闇に潜む百変郎君は黒幕の指示を受け、劉十七の顔を使い続ける鳥人に面具の変更を迫っています。

しかし自らの容貌を気に入っている鳥人は、百変郎君の要求を冷酷に拒絶し、不気味な笑みを浮かべました。

天才画家の裴喜君(ペイ・シージュン)が描いた商人の供述に基づく似顔絵により、百変郎君の正確な容貌が明らかになりました。

蘇無名はその似顔絵を携えて密かに費鶏師(フェイ・ジーシー)の元を訪ね、容疑者の本当の素性を慎重に確認します。

費鶏師(フェイ・ジーシー)の確信を得た蘇無名は、怪鳥と人皮面具に隠された巨大な闇の核心へと一歩ずつ近づいていきました。

叔姪の変装作戦と夜空へ消えた名探偵の危機

夜が更けると、蘇無名と褚櫻桃(チュ・インタオ)は富裕な叔姪の商人に変装し、大金で面皮を買い取る名目で敵の巣窟へ潜入します。

百変郎君は鳥人の居場所など知らないとシラを切り、背後から潜んでいた武文斌が身柄拘束に動きました。

しかし、その瞬間に突如として夜空から烏焰鳥が急降下し、凄まじい力で蘇無名を掴み去ってしまいます。

現場は大混乱に陥り、狡猾な百変郎君はその隙を見逃さずにまんまと逃亡を遂げてしまいました。

異変を聞きつけた盧凌風が雍州府に激怒して駆けつけますが、すでに有力な捜査の糸口は途絶えています。

愛する相棒の拉致という最悪の事態に直面した盧凌風は、長安の深淵である鬼市への突入を決意しました。

滅亡した西域阿摩那国の国鳥と人皮を剥ぐ凄惨な暗殺計略の背景

本作の重要な鍵を握る烏焰鳥は、高宗年間に大唐帝国によって滅ぼされた西域の阿摩那国に由来する凶禽です。

人を襲う記録はないとされる鳥が天子を襲撃した背景には、特殊な訓練と甘い果実を用いた誘導の計略が見え隠れします。

かつて西域全図を巡って戦った歴史の恩讐が、この怪鳥を操る黒幕の動機と深く結びついているのは明白です。

さらに衝撃的なのは、第一季第5話で解決したはずの劉十七の顔が人皮面具として量産されていた事実です。

変装の達人である百変郎君は、朝廷を揺るがす暗殺作戦の実行犯の身元を隠蔽するためにこの面具を提供していました。

長公主や天子の権力闘争の裏で、かつての宿敵の容貌を利用し、朝廷の金吾衛の弱体化を狙う冷酷な陰謀が進行しています。

相棒を奪われた盧凌風の怒りと危険地帯の鬼市に眠る真実

第3話は蘇無名が怪鳥に連れ去られるという、シリーズ屈指の衝撃的な引きで幕を閉じ、胸が締め付けられる展開でした。

無官から一転して刑獄博士へと這い上がる蘇無名の知略と、第一季から続く長安捕快三人衆との再会には胸が熱くなります。

次回、激怒した盧凌風が単身で乗り込む鬼市の地下迷宮で、拉致された蘇無名を救い出せるのか一瞬たりとも目が離せません。

つづく