大婚の夜を襲う最悪の悲劇!運命の刃が引き裂いた二人の絆

ついに迎えた大婚の夜、復讐の刃を握るヒロインが最愛の男の正体を知る驚愕の第22話です。

愛する彭城王を自身の裏切りで深く傷つけた沈驪歌(しんりか)は、絶望の淵へと突き落とされます。

宿敵の包囲網が狭まる中、生死を懸けた決死の救出作戦が都を舞台に幕を開けました。

仮面が剥がれる芳音閣の惨劇と愛しき宿敵の抱擁

新婚の夜を迎えた芳音閣の室内には、一触即発の重苦しい殺気が静かに立ち込めていました。

驪妃(りひ)となった沈驪歌(しんりか)は、近づく足音に合わせ袖の短剣を鋭く突き立てます。

しかし、却扇を払い除けた瞬間に視界へ入ったのは、変装を解いた彭城王(劉義康(りゅうぎこう))の顔でした。

第11話の船倉での号泣の夜に、自分を優しく抱きしめてくれた男こそが暗殺の標的だったのです。

信じがたい残酷な現実に直面し、沈驪歌は魂を奪われたかのようにその場で激しく立ち尽くしました。

腹部を深く刺された劉義康(りゅうぎこう)は、血を流しながらも彼女へ寵愛の眼差しを向けます。

沈家を守るため死を覚悟していた沈驪歌は、最愛の人を傷つけた罪悪感から自刎を図りました。

そこへ師兄の陳少巽が突如として乱入し、呆然とする彼女を抱えて逃亡します。

直後に踏み込んできた陸遠(りくえん)に対し、劉義康は痛みを隠して威然とした態度で追い払いました。

落花舗での孤立無援の死闘と師父の冷酷なる裏切りの発覚

陸遠(りくえん)が率いる中軍の執拗な追跡から逃れるため、側近の許詹(きょせん)が身代わりの刺客を演じます。

注意を引きつけた隙に、沈驪歌と陳少巽は事前の計画通り落花舗(らっかほ)へ何とか逃れました。

しかし、朱雀盟の師父である徐臨は、密書を用いてこの潜伏先を陸遠(りくえん)へリークします。

仲間の命を巻き込むまいとした沈驪歌は、師兄を気絶させて一人で大軍の前に立ち塞がりました。

陸遠(りくえん)との一騎打ちにおいて圧倒的な武技を見せるものの、物陰から卑劣な飛鏢(暗器)が放たれます。

第1話の寿宴の夜から自分を導いてきた師父の攻撃だと気づき、沈驪歌は絶望のなかで捕らわれました。

陸府の暗牢で燃え上がる炎と命がけの足止め作戦

陸府の地牢へと監禁された沈驪歌は、過酷な拷問を受けながらも朱雀盟の秘密を拒み続けます。

肉体の苦痛以上に、信じていた師父に売られたという深い荒涼感が彼女の心を切り裂いていました。

彼女は近くの火盆を蹴り倒して牢内に火を放ち、陸遠へ引き渡される前に自死による解脱を選びます。

一方の劉義康は、短剣に塗られた第21話の劇毒千絲引によって命の灯火が消えかけていました。

しかし、竟陵王の劉義宣(りゅうぎせん)が単身で陸府の家宅捜索に乗り出したと聞き、病躯を押して立ち上がります。

王は陸遠の警戒を解くため、自らお祝いの牌匾(額)を届けるという大胆な心理戦を仕掛けました。

劉义康が酒を酌み交わして陸遠を足止めする裏で、許詹らが煙の立ち込める地牢へと潜入します。

立ち塞がる薛逑(せつきゅう)の背後から、正義に燃える劉義宣(りゅうぎせん)が木桶を振り下ろして気絶させました。

間一発のところで沈驪歌は救出され、崩壊する暗牢から命からがら脱出することに成功します。

千絲引がもたらす肉体の浸食と徐臨が仕掛けた王室破滅のチェス盤

徐臨が第21話の段階で短剣に仕込んだ劇毒千絲引(せんしいん)は、非常に恐ろしい遅効性の毒薬です。

かすり傷を負わせるだけで心脈へと毒素が回り、時間をかけて標的の生命力を根底から削ぎ落としていきます。

医官の必死の施術も一時的な圧制に過ぎず、解薬がなければ確実な死を免れることはできません。

また、徐臨が自らの弟子である沈驪歌を陸遠へ売り渡した行動は、極めて冷酷な政治的布石です。

第20話の最終考核において彼女が驪妃の地位を得たことで、彼の復讐の舞台は完成していました。

刺客の身元が沈家の長女だと陸遠に露呈すれば、沈家は欺君の罪で一挙に滅亡へと追い込まれます。

朱雀盟の悲願である劉政の打倒を果たすため、徐臨は育ての親としての情愛を完全に捨て去りました。

沈家と彭城王を同時に地獄へ叩き落とすための、血塗られた巨大な陣形が都の裏で動いています。

沈驪歌が飛鏢の細工からこの陰謀を看破した瞬間は、物語の最大のターニングポイントとなりました。

引き裂かれた恋人たちの哀しき運命と次号に迫る反撃の狼煙

お互いを深く愛し合っていた二人が、最悪の形で素性を知ることになる展開に激しく胸を揺さぶられました。

刺された痛みを堪えながらも、沈驪歌の髪を優しく撫でた劉義康の圧倒的な愛の深さに涙が止まりません。

すべてを失ったヒロインが、ここからどのように立ち上がるのか、復讐の炎は消えてはいないはずです。

次回の第23話では、地牢を脱出した沈驪歌の逃亡劇と、毒に侵された劉義康の決死の政務が描かれます。

正体が露呈した朱雀盟の追跡と、王府内での沈楽清の次なる暗躍から一瞬たりとも目が離せません。

過酷な運命の嵐に立ち向かう二人の次なる知略戦を、手に汗握る緊迫感とともに次号で見届けましょう。

つづく