あらすじ
海賊王の秦尚城(しんしょうじょう)と結ばれ、甘い新婚生活が始まるはずだったヒロイン花溶(かよう)。しかし、南荒(なんこう)の世子・端木白(たんぼくはく)との政略結婚の話が持ち上がり、二人は国のためにやむなく結婚の事実を隠す「隠婚」を選択します。
ようやくその問題が解決したのも束の間、今度は新たな恋敵・赤紅(せきこう) が出現。そんな中、花溶(かよう)は事故で記憶を失ってしまいます。秦尚城(しんしょうじょう)を忘れ、クールな別人格「小白鴿(しょうはくこう)」となった花溶。その隙に赤紅(せきこう) が秦尚城に急接近し、二人の甘い関係は、端木白(たんぼくはく)も巻き込んだ複雑な四角関係へと発展してしまいます。
次々と襲い来る困難の末、花溶は記憶を取り戻し、再び秦尚城の愛をその手に掴むことができるのでしょうか。
見どころ
ヒロインの成長と主演女優の熱演
シーズン1を経て、主演の趙昭儀(チャオ・ジャオイー)の演技がさらに成熟。本作でヒロインの花溶は記憶を失い、おてんばで甘え上手なキャラクターから、クールで颯爽とした「小白鴿」へと人格が変化します。その情熱と冷淡さを見事に演じ分ける瞳の演技は、多くの視聴者に強い印象を残しました。結婚への恐れ、隠婚、記憶喪失、そして国を背負う責任といった幾多の困難を乗り越え、一人の女性として力強く成長していくヒロインの姿は、本作の大きな見どころです。
甘いだけじゃない！波乱万丈のラブストーリー
幸せな結婚から一転、記憶喪失や恋敵の出現によって、物語はハラハラドキドキの展開に。二人の仲を引き裂こうとするライバルたちを巻き込んだ四角関係は、切なくも目が離せません。笑いあり、涙ありのジェットコースターストーリーで、視聴者の心を惹きつけます。多くの障害を乗り越えて、本当に大切な愛を掴もうとする二人の姿に、きっと胸が熱くなるでしょう。
各話あらすじとネタバレ(全24話)
1話
海賊王・秦尚城(しんしょうじょう)と結ばれた花溶(かよう)は、「花花大侠(かかたいきょう)」を名乗り世直しに励むも、ドジを踏んでばかり。そのたびに恋人である秦尚城に助けられ、二人は変わらぬ甘い日々を送っていた。しかし花溶は、父の許しを得て正式な結婚式を挙げるまで、夫婦として一線を越えることを拒む。彼女の願いを叶えるため、秦尚城は彼女の父が戦に勝利できるよう陰で動き始める。愛し合いながらも、どこかじれったい関係の二人。花溶島での新たな生活が始まるが、彼らの未来には新たな課題が待ち受けていた。
2話
島主としての公務と、南荒(なんこう)の密偵を追う極秘任務に追われる秦尚城(しんしょうじょう)。夫を心配する花溶(かよう)は、自分も彼の力になりたいと願いますが、秦尚城は彼女を危険から遠ざけようと素っ気ない態度をとってしまいます。そんな二人の間に、少しずつ心の溝が…。一方、花溶は持ち前の行動力を発揮し、独自の調査で密偵らしき男に接触を図ります。夫婦の想いがすれ違う中、秦尚城は花溶の機嫌を直そうとサプライズを計画しますが、それがさらなる誤解を生む事態に発展してしまいます。
3話
南荒(なんこう)の密偵を捕らえた秦尚城(しんしょうじょう)は、その裏に潜む黒幕を炙り出すため、あえて隙を見せるという危険な賭けに出る。一方、そんな彼の真意を知らない花溶(かよう)は、独自のやり方で事件を解決しようと単独で行動を開始する。互いを想いながらも、二人の計画はすれ違ってしまう。秦尚城は、花溶に自分の本当の気持ちを伝えるため、ある場所で彼女を待つことに。果たして、二人の誤解は解けるのか。そして、南荒の脅威を退けることはできるのだろうか。
4話
花溶(かよう)は、愛する秦尚城(しんしょうじょう)を喜ばせるため、仲間たちと協力して壮大なサプライズを計画します。紆余曲折の末、ついに想いを確かめ合った二人は、心からの祝福の中で夫婦となる誓いを立てるのでした。 幸せの絶頂にいた二人でしたが、そこへ天楚(てんそ)皇帝からの使者が訪れます。使者がもたらしたのは、二人の運命を大きく揺るがす、あまりにも非情な命令でした。愛か、それとも国の和平か。幸せな結婚式の直後、二人は過酷な選択を迫られることになります。
5話
夫・秦尚城(しんしょうじょう)との間に冷たい空気が流れる中、花溶(かよう)は国の和平のため、南荒(なんこう)国の世子・端木白(たんぼくはく)と共に船旅に出ることになります。船上でも、秦尚城は花溶に冷たい態度をとり続け、二人の仲はギクシャクするばかり。しかし、秦尚城のその態度の裏には、ある隠された目的がありました。彼の真意を知らない花溶は、あの手この手で気を引こうと奮闘します。謎多き端木白の存在が、すれ違う夫婦の関係にさらなる波乱を巻き起こす、探り合いと恋心が交錯するエピソードです。
6話
秦尚城(しんしょうじょう)は、妻の溶儿を自身の故郷である海市へ連れて行く。そこは彼の思い出が詰まった場所だった。二人は秦尚城の思い出の味を楽しみ、かつて住んでいた屋敷を訪れる。子供時代の宝物や遊びを通じて、これまで知らなかった彼の過去に触れ、夫婦の絆はより一層深まっていく。幸せな時間を過ごす二人だったが、その夜、突然現れた刺客によって穏やかな時間は破られる。その刺客の意外な正体は、二人の関係に新たな波乱を巻き起こすことになりそうだ。
7話
父の形見である「八宝麒麟の短刀」を取り戻すため、花溶(かよう)は仲間たちと共に青虹幇が開催するオークションに潜入します。しかし、会場には恋敵の端木白(たんぼくはく)や、秦尚城(しんしょうじょう)に熱烈な想いを寄せる六皇女の姿もあり、それぞれの思惑が渦巻いていました。次々と貴重な品々が競り落とされていく中、花溶は目当ての短刀に近づきますが、それは彼女をおびき出すための巧妙な罠だったのです。果たして花溶は、敵の策略を見抜き、無事に父の形見を取り戻すことができるのでしょうか。緊迫と恋の駆け引きが交錯する一夜が幕を開けます。
8話
上官虹(じょうかんこう)との戦いの後、秦尚城(しんしょうじょう)の視力が悪化していることに花溶(かよう)は気づく。夫に心配をかけまいと気丈に振る舞う裏で、彼女は秦尚城を救うための情報を集め始める。しかし、知らされた治療法はあまりにも過酷なものだった。愛する人を救うため、花溶は危険な谷へ向かうことを決意するが、その裏では新たな陰謀が渦巻いていた。一方、秦尚城もまた、花溶に心配をかけまいと秘密を抱える。二人のすれ違う想いと、新たに現れた端木白(たんぼくはく)の謎めいた行動が、物語を予期せぬ方向へと導いていく。
9話
愛する秦尚城(しんしょうじょう)の失明を治すため、自らの視力を犠牲にしようとした花溶(かよう)。しかし、秦尚城は寸前でそれを阻止します。彼は海の向こうに治療法があることを明かすも、国の平和を優先する決意を固めていました。その深い愛を知った花溶は、彼と共に歩むことを誓います。一方、敵対していた端木白(たんぼくはく)が突然、秦尚城の治療を申し出ます。彼の真意とは一体何なのか。そして、彼が探し続けていた「大切な人」の正体が明らかになり、物語は新たな局面を迎えます。
10話
天楚(てんそ)の盛大な祭り「晨曦節」の日、花溶(かよう)は和親相手の端木白(たんぼくはく)と儀式に参加する。その裏では、秦尚城(しんしょうじょう)がある計画のため単独で行動していた。しかし、祭りの最中に謎の集団が乱入し、和親を妨害しようと花溶を狙う。混乱の中、一人の男が花溶を救い出し、安全な場所へと導く。一方、花溶を巡る秦尚城と端木白の間の緊張は高まるばかり。その後、一行は休戦協定という新たな任務を帯び、ついに目的地である南荒(なんこう)へと旅立つ。しかし、彼らを待ち受けていたのは、歓迎とは程遠い敵意に満ちた出迎えだった。
11話
国の和平と人質になった駙馬(ふば)を救うため、花溶(かよう)は南荒(なんこう)の世子・端木白(たんぼくはく)との「試婚」に臨む。夫である秦尚城(しんしょうじょう)は、作戦だと理解しつつも嫉妬を隠せない。花溶は持ち前の機転で端木白の祖母に取り入り、駙馬の居場所を探ろうとするが、祖母から「端木白と共に沐浴する」という驚きの試練を課せられてしまう。愛する人のために危険な作戦に挑む花溶と、彼女を心配する秦尚城。二人の絆と、奇想天外な救出作戦の行方を描く、笑いとスリルに満ちたエピソード。
12話
花溶(かよう)と端木白(たんぼくはく)の偽装結婚式当日、花嫁を乗せた輿が何者かに奪われる事件が発生します。花溶を救い出そうとする者、そして罠にはめようとする者の思惑が複雑に絡み合う中、秦尚城(しんしょうじょう)は驚くべき知略で敵の計画を打ち破ります。危機を乗り越えた花溶と秦尚城は、ついに南荒(なんこう)からの脱出を図ることに。その道中、秦尚城は花溶のために、誰も見たことのない壮大な贈り物を用意していました。無事に故郷へ帰り着いた二人でしたが、今度は花溶の父という新たな壁が立ちはだかります。
13話
目を覚ました秦尚城(しんしょうじょう)は、見知らぬ場所で手足を縛られていた。目の前には、彼に一目惚れしたという美女・阿美(アメイ)が現れ、強引に愛を迫ってくる。薬で武術を封じられ、絶体絶命のピンチに陥る秦尚城。妻・花溶(かよう)への愛を貫き、必死に抵抗する彼の前に、思いがけない人物たちが現れる。その後、一行は花溶の母の故郷である美しい入り江「鮫人湾」を訪れる。そこで花将軍(かしょうぐん)は、秦尚城に秘めていた想いを打ち明けるのだった。
14話
海で救出された花溶(かよう)は、追手から逃れるため記憶喪失のふりをする。彼女を助けたのは「海上夜叉」の異名を持つ女侠・赤紅(せきこう) だった。赤紅は聖盟大会で想い人である秦尚城(しんしょうじょう)の心を射止めるため、花溶を「幸運の星」として旅に同行させる。花溶は夫である秦尚城と合流するため、正体を隠して赤紅と行動を共にすることに。しかし、赤紅の想い人が秦尚城本人だと知り、事態は複雑化していく。すれ違いを繰り返しながらも、花溶は一連の事件の背後にある大きな陰謀に気づき始める。
15話
記憶を失くした妻・花溶(かよう)を取り戻すため、秦尚城(しんしょうじょう)は仲間たちと考えうる限りの作戦を実行します。しかし、コミカルな奮闘もむなしく、なかなか花溶の心には届きません。一方、花溶の記憶喪失の鍵を握るとみられる謎の男・端木白(たんぼくはく)に、仲間である赤紅(せきこう) が鋭く迫ります。彼の隠す秘密とは一体何なのか。すれ違う想いと交錯する思惑の末に、秦尚城の一途な愛は、ついに奇跡を呼び起こすことになります。
16話
自分の気持ちに素直になれない花溶(かよう)に対し、秦尚城(しんしょうじょう)は一途な想いを伝え続けます。一方、赤紅(せきこう) は秦尚城(しんしょうじょう)に協力するため、花溶(かよう)の婚約者である端木白(たんぼくはく)に接近しますが、思わぬ出来事が起こります。そんな中、秦尚城と花溶が大切に育ててきた鷹の卵が孵り、二人の間にあった過去の約束が蘇ります。そして秦尚城は、二人の関係を決定づける最後の賭けを花溶に提案するのでした。果たして花溶が出す答えとは…？
17話
聖剣を巡る陰謀を追う秦尚城(しんしょうじょう)と花溶(かよう)は、第二の試練の地・幽蘭谷に足を踏み入れる。二人は甘いひとときを過ごすも、すぐに谷に仕掛けられた巧妙な罠「長林陣」に迷い込んでしまう。花溶の機転で脱出の糸口を探す一方、同じく谷を進む端木白(たんぼくはく)と赤紅(せきこう) は、毒虫の群れに襲われ絶体絶命の危機に瀕していた。それぞれのペアが困難に立ち向かう中で、二組の関係性にも変化が訪れる。しかし、その裏では謎の黒幕が不気味に微笑んでいた。
18話
密室に閉じ込められた花溶(かよう)と秦尚城(しんしょうじょう)たちは、そこで前盟主の遺骸と、彼の遺書を発見する。そこには、長年にわたる陰謀と、登場人物たちの出自に関する重大な秘密が記されていた。一方、秘薬「断情扶桑」の解毒薬も手に入れるが、黒幕・孔霖(こう・りん)の魔の手が迫る。毒霧が立ち込める中、これまで隠されてきた衝撃の真実が次々と明らかになり、それぞれの運命が大きく動き出す。愛と裏切りが交錯し、物語は新たな局面を迎える。
19話
南荒(なんこう)軍の猛攻に苦戦する天楚(てんそ)軍の元へ、秦尚城(しんしょうじょう)と花溶(かよう)が援軍として駆けつける。圧倒的な兵力差を前に、二人は知恵を絞り、花溶の「多点奇襲」と秦尚城の海賊ならではの「夜襲」という奇策で反撃を開始。作戦は功を奏し、連勝に沸く天楚軍だったが、謎の諜報員からもたらされた敵将・端木擎蒼(たんもく・けいそう)の「火攻め」情報が、秦尚城を新たな危険へと導く。それは、父が息子を陥れるために仕掛けた、巧妙かつ非情な罠だった。
20話
天楚(てんそ)と南荒(なんこう)の戦況が大きく動く第20話。秦尚城(しんしょうじょう)は、敵将である父・端木擎蒼(たんもく・けいそう)の巧妙な策略の裏をかき、戦の形勢を逆転させます。一方、これ以上の争いを望まない花溶(かよう)は、和平への最後の望みをかけ、ある重要な手紙を手に端木擎蒼との対話に臨みます。時を同じくして、秦尚城の誕生日を祝う宴が開かれますが、そこには複雑な親子、そして兄弟の思いが交錯していました。緊迫した情勢の中、戦の行方と、一度は壊れた家族の絆が再生していく様子が描かれます。
21話
南荒(なんこう)軍の侵攻により、天麓城は最大の危機を迎える。将兵が士気を失う中、夫の無実を信じ祈りを捧げていた花溶(かよう)が、皆の前に立ち上がり、起死回生の一手を明かす。一方、南荒では、半月もの間意識を失っていた秦尚城(しんしょうじょう)が遂に目を覚ます。しかし、彼を待っていたのは南荒の王・端木擎蒼(たんもく・けいそう)からの、天下の覇権に関わる危険な取引だった。三国和談のため、再び南荒の地を踏むことになった花溶。離れ離れの二人の運命が、今、再び交差しようとしていた。
22話
秦尚城(しんしょうじょう)と花溶(かよう)の関係修復を祝いながらも、公主への恋に悩む銭大有(せん・たいゆう)。自分の想いを打ち明ける勇気が出せずにいたが、思わぬ形で公主に本心を知られてしまう。果たして彼の恋の行方は…？ 一方、秦尚城と花溶は、重要人物・易非池(えきひち)をめぐって敵対勢力と駆け引きを繰り広げる。二人はわざと不仲を演じ、敵の目を欺くための壮大な作戦を実行に移す。甘い恋の奇跡と、息をのむ頭脳戦が交差する、見逃せない展開が待ち受ける。
23話
金童(きんどう)を欺くため、不仲を装う花溶(かよう)と秦尚城(しんしょうじょう)。その噂は皇太后の耳にも入り、二人の仲を心配した皇太后は一計を案じる。一方、二人の離縁を信じ込んだ金童は、花溶が持つという設計図を手に入れるため、新たな策略を持って彼女に接近する。花溶は金童の提案を逆手に取り、夫婦で仕掛けた大芝居はさらに危険な駆け引きへと発展していく。愛する人を守るため、そして国の平和のため、二人の知略と絆が試される。
24話(最終回)
偽の王・孔霖(こう・りん)を倒し、南荒(なんこう)国の平和を取り戻すため、秦尚城(しんしょうじょう)と花溶(かよう)たちは二手に分かれて最後の作戦に挑む。秦尚城は囚われた本物の王の救出へ、花溶は和平交渉の場で孔霖を監視する役目を担う。しかし、和平に協力する姿勢を見せた万疆国の王子・金童(きんどう)との会談の後、花溶は予期せぬ卑劣な罠にはめられ、絶体絶命の危機に陥ってしまう。愛する花溶を救うため、そして国を守るため、秦尚城の最後の戦いが始まる。果たして、二人はすべての陰謀を暴き、幸せな未来を掴むことができるのか。
キャスト、登場人物
秦尚城(しんしょうじょう)
袁昊(ユエン・ハオ)
花溶(かよう)
趙昭儀 (チャオ・ツァオイー)
端木白(たんぼくはく)
王澤軒(ワン・ゾーシュエン)
赤紅(せきこう)
関芯(グアン・シン)･
ポスター·スチール写真
