科挙目前の血の惨劇!四殿下を襲う冤罪と狂気の三殿下(第25話の概要)
寒門の学子たちを受け入れ、科挙の準備に奔走する四殿下・穆無瑕(ムー・ウーシア)に、「兄殺し」の濡れ衣が着せられる大事件が勃発。二殿下・穆無痕(ムー・ウーホン)が何者かに殺害され、祁王の怒りは絶頂に達します。事件の背後で暗躍する三殿下・穆無垠(ムー・ウーイン)と孟家。捜査権を奪われた左相・沈在野(シェン・ザイイエ)と、記憶喪失を装う姜桃花(ジャン・タオホア)が事件現場で密かに連携し、見えざる黒幕へと迫る緊迫のエピソードです。
二殿下暗殺事件と、遺された欠けた玉佩(詳細あらすじ)
科挙漏洩の口論と、二殿下・穆無痕(ムー・ウーホン)の不審死
科挙を目前に控え、四殿下・穆無瑕は遠方から来る受験生のために衣食住の整備に奔走していました。道中で路引(身分証)を奪われ受験を拒否されていた寒門の学子・李典(リー・ディエン)を自らの裁量で救済し、学子たちから絶大な支持を集めます。 しかし、二殿下・穆無痕が試験問題を売り捌いているという不正の噂を耳にし、穆無瑕は酒楼へ乗り込んで兄を激しく糾弾。二人は大勢の面前で激しい口論を繰り広げました。
直後、穆無痕が何者かに殺害される事件が発生。秦家の者たちは、口論の目撃情報を盾に穆無瑕を犯人だと弾劾します。二人の息子が死と冤罪に直面した事態に、祁王は激怒して倒れ込み、※第22話で穆無垠が献上した「怪しい丹薬」を服用して辛うじて平静を保ちます。 左相・沈在野は穆無瑕の無実を証明すべく捜査への参加を直訴しますが、兄弟の骨肉の争いを疑う祁王はこれを断固拒否。あろうことか科挙の主考官を三殿下・穆無垠へ交代させ、右相・孟仲言(モン・ジョンイェン)を官職へ復帰させて穆無垠の補佐につけるという、朝廷の勢力図を覆す聖旨を下しました。
孟懷瑞(モン・ホワイルイ)の部屋の玉佩と、孟蓁蓁(モン・ジンジン)の暗躍
没落から一転、右相が復職した孟家。しかし元正室の孟蓁蓁は、酒楼に居合わせていた孟懷瑞の部屋に乗り込み、彼が事件に関与していないか厳しく問い詰めます。孟懷瑞は関与を否定しますが、彼の部屋から「欠けた玉佩」が発見されました。
一族の破滅を危惧した孟蓁蓁は、即座に欠けた玉佩を持参して穆無垠の元へ駆け込みます。 ※第22話で孟蓁蓁が穆無垠を「次期皇帝」に見定めて結託した伏線が、ここで完全な共犯関係へと発展します。 穆無垠は孟家を保護する代わりに、穆無瑕の冤罪を絶対に晴らさせないと約束。さらに孟蓁蓁に対し、「姜桃花は自分が沈在野の傍に潜り込ませた間諜であり、完全に私の言いなりだ」と豪語しました。 その後、穆無垠は桃花を呼び出し、「穆無瑕が兄殺しで捕らえられた。沈在野が密かに捜査を進めているはずだから、進捗を探れ」と命じます。桃花は穆無瑕が兄を殺すはずがないと確信しながらも、従順な細作を演じて屋敷を後にしました。
事件現場の逢瀬と、姜桃花が仕掛ける巧妙な探り
四殿下の投獄を知り、涙に暮れる向清影(シャン・チンイン)。偶然出くわした桃花は彼女を慰め、真相を掴むため二人で事件現場の酒楼へ向かいます。 厳重に封鎖されているはずの酒楼でしたが、扉の鍵は開けられていました。中にはすでに捜査を開始していた沈在野の姿が。彼は桃花たちが来ることを見越し、わざと警備を緩めて中へ引き入れたのです。 ※第23話で記憶を取り戻している桃花ですが、沈在野の前では未だ「夢児(モンアル)」という記憶喪失の別人として振る舞い、言葉を交わしながらも冷たい距離を保ちます。向清影はそんな二人の不自然な関係性に首を傾げました。
沈在野の現場検証により、室内には争った爪痕があり、窓枠には犯人が逃走した際に残した足跡がはっきりと残されていました。 屋敷に戻った桃花は、穆無垠への報告の際にあえて「現場で碁石大の砕けた玉を見つけました」と嘘の情報を伝えてカマを掛けます。この言葉に穆無垠は無反応を装いますが、その内面には動揺が走りました。 桃花が去った後、穆無垠は自室の隠し扉を開けて密室へ入ります。 ※第21話で桃花が潜入して発見した、壁に「喜」の字が貼られた婚儀の部屋のコールバックです。 穆無垠は北苑の黒幕・郘元華(りょげんか)のブレスレットを胸に抱きしめ、「すべてが終われば、彼女が私の元へ戻ってくる」と狂信的な愛に目を血走らせていました。
独自考察:祁王の疑心暗鬼を操る「丹薬」と穆無垠の緻密な罠
このエピソードで最も注目すべきは、祁王の判断力の著しい低下と、穆無垠が献上し続けている「丹薬」の関連性です。 本来、祁王は権力の均衡(チェック・アンド・バランス)を重んじる冷徹な君主です。しかし今回の事件では、状況証拠だけで穆無瑕を犯人と決めつけ、最も信頼していたはずの沈在野を捜査から外し、野心を見せなかった穆無垠に全権を委ねるという不可解な采配を振るいました。
これは明らかに、祁王が服用した丹薬に判断力を鈍らせる、あるいは怒りや猜疑心を増幅させる毒成分が含まれている証拠です。穆無垠は「兄を殺して弟に罪を着せる」という直接的な排除だけでなく、最高権力者の精神を薬で支配するという、極めて陰湿で高度な宮廷闘争を展開しています。孟家の玉佩が現場に残されていたのは、孟懷瑞を脅迫して実行犯に仕立て上げたか、あるいは孟家を完全に己の支配下に置くための穆無垠の罠である可能性が高いと言えます。
事件の核心に迫る!第25話の感想と次回の見どころ
第25話は、次期皇帝の座を巡る血生臭い暗闘が一気に加速するスリリングな展開でした!普段は温厚な穆無瑕が、寒門学子のためなら兄にも牙を剥く熱血漢へと成長している姿が頼もしい反面、その真っ直ぐさが仇となって冤罪に巻き込まれる展開は歯がゆいです。
そして事件現場での桃花と沈在野!記憶がないふりをしながらも、現場検証の際には息の合ったコンビネーションを見せる二人の「ビジネスライクな逢瀬」にニヤリとさせられます。わざと扉を開けて待っている沈在野の過保護ぶりも健在です。 現場の足跡と、桃花がカマを掛けた「砕けた玉」の偽情報。穆無垠の狂気が加速する中、牢獄の四殿下を救うためのタイムリミットが迫ります。沈在野と姜桃花は、別々の場所にいながらどのように証拠を繋ぎ合わせるのか。最強バディによる謎解きが本格化する第26話から目が離せません!
つづく


