あらすじ
恋愛経験ゼロの新人脚本家陳小芊(チェン・シャオチェン,チャオ・ルースー)は、心血を注いで書き上げた時代劇脚本の制作にこぎつけます。しかし、主演俳優のハン(ディン・ユーシー)から脚本の恋愛描写にケチをつけられ、プロジェクトは頓挫の危機に。
自分の実力を証明しようと躍起になり、脚本の修正に没頭していた彼女は、意識を失い、なんと自分の書いた物語の世界に入り込んでしまいます。
彼女が転生したのは、物語の舞台である「花垣(かえん)城」の第3公主で、評判が悪く、本来ならわずか3話で毒殺されて死ぬはずの脇役キャラクター「チェン・チェンチェン(陳芊芊(ちんせんせん))」。
生き残るため、そして元の世界に戻るため、彼女は脚本家としての知識を総動員し、物語を書き換えて自らの運命を逆転させようと奮闘します。予測不能な行動を連発するチェンチェンに、敵対するはずの玄虎(げんこ)城の若君ハン・シュオ(丁禹兮(ディン・ユーシー) )は次第に心を乱され、本来のヒーローである完璧なエリート・裴恒(はいこう)も彼女のことが気になり始めます。
脇役姫が自身の運命を切り開く中で、二人の魅力的な男性との恋が動き出す、奇想天外なラブコメ時代劇です。
見どころ
「自分の書いた脚本に転生！」斬新で痛快な設定
このドラマの最大の見どころは、「脚本家が自分の作品の世界に入り込み、生き残るために物語を書き換えていく」という奇抜な設定です。 主人公は物語の結末を知っているため、その知識を駆使して危機を回避しようとしますが、彼女の行動が逆に予測不能な展開を生み出し、視聴者を飽きさせません。
男女の立場が逆転した「女尊男卑」のユニークな世界観
主人公が暮らす花垣(かえん)城は、女性が主権を握る「女尊男卑」の社会です。 一方、敵対する玄虎(げんこ)城は男性が支配する伝統的な社会。この価値観が全く異なる二つの都市の設定が、キャラクターたちの間にコミカルでドラマチックな衝突を生み出しています。 これまでの時代劇の常識を覆す世界観が、物語に新鮮な魅力を与えています。
ヒロインのコミカルな魅力と、主演女優の好演
ヒロインのチェン・チェンチェンを演じるチャオ・ルースーの、生き生きとした演技が光ります。 彼女自身の声で収録されたセリフは、親しみやすい口調でキャラクターに生命を吹き込んでいます。 特に、コメディシーンを際立たせるために東北訛りの中国語を交えて演じるなど、彼女の工夫がドラマを一層面白いものにしています。
敵役から“わんこ系プリンス”へ！ギャップに萌えるヒーロー
ディン・ユーシーが演じる若君ハン・シュオは、当初ヒロインの命を狙う冷徹な敵役として登場します。しかし、型破りなヒロインに振り回されるうちに、彼女を守ろうと必死になる“わんこ系”の一途なキャラクターへと変貌していきます。そのギャップが多くの視聴者の心を掴みました。
各話あらすじとネタバレ
1話
恋愛経験ゼロの新人脚本家陳小千(ちんしょうせん)は、不眠不休で書き上げた脚本が原因で、意識を失ってしまう。目を覚ますと、そこは自分が書いた物語の世界！しかも、女が権力を握る花垣(かえん)城の、3話で死ぬはずの悪役令嬢・陳芊芊(ちんせんせん)に転生してしまっていた。転生した日は、敵対する玄虎(げんこ)城から政略結婚でやってきた若君・韓爍(かんしゃく) との結婚初夜。病弱な美青年と見せかけた彼が、実は自分を毒殺し、国を乗っ取ろうとしていることを知っている彼女は、生き残るために必死の抵抗を開始する！
2話
自分の書いた脚本の世界から抜け出すため、物語を本来の結末に導こうと決意した芊芊。まずは投獄された韓爍(かんしゃく) を助け出すため、とんでもない嘘で母である城主を説得します。無事釈放された韓爍ですが、芊芊への怒りは頂点に。一方、芊芊は韓爍と本来のヒロイン・楚楚を結びつけようと、二人の運命的な出会いを演出しようとしますが、事態は思わぬ方向へ。さらに、芊芊の元婚約者・裴恒(はいこう)も現れ、物語はますます複雑になっていきます。
3話
自分の脚本の世界で生き残るため、主人公・韓爍(かんしゃく) との関係改善を図る陳芊芊(ちんせんせん)。韓爍(かんしゃく) に謝罪しに行った先で、彼が自分を暗殺しようとしていることに気づき、命の危機を実感する。芊芊は物語の結末を知る脚本家として、韓爍の信頼を得るための奇策を思いつく。それは、韓爍と姉の陳楚楚(ちんそそ)を巻き込んだ大掛かりな自作自演の救出劇だった。しかし、彼女の計画は思わぬ方向へと転がっていく。
4話
楽師の蘇沐(そぼく)が林七(りんしつ)から理不尽な扱いを受けたことを知った陳芊芊(ちんせんせん)は、彼を救うために教坊司(きょうぼうし)へと乗り込みます。その様子を偶然見ていた韓爍(かんしゃく) は、これまで抱いていた芊芊への悪評とは違う、彼女の優しさに触れて少しずつ印象を変えていきます。一方、芊芊は自分の知識を活かして周囲の人々の力になろうとしますが、それが新たな誤解や騒動を生むことも。そんな中、芊芊は敵であるはずの韓爍のために、あるサプライズを計画します。二人の関係に確かな変化が訪れる、見逃せないエピソードです。
5話
少城主選抜試験に武術試験が追加されることになり、武術のできない脚本家である芊芊は窮地に立たされます。試験から逃れるため、芊芊は韓爍(かんしゃく) に助けを求めますが、とある誤解から韓爍の怒りを買い、二人の関係はさらに悪化。韓爍から殺意を向けられる中、芊芊は彼の心を取り戻すため、誰もが予想しない大胆な行動に出ます。果たして芊芊は、この危機を乗り越えることができるのでしょうか。
6話
韓爍(かんしゃく) に龍骨(りゅうこつ)を盗ませたという疑いをかけられた陳芊芊(ちんせんせん)。しかし、母である城主は韓爍(かんしゃく) が芊芊をそそのかしたと信じ、彼に厳罰を下そうとします。韓爍に絶体絶命の危機が迫る中、芊芊は彼を救うため、そして自身の運命を切り開くために、誰もが予想しなかった大胆な決断を下すのでした。その決断は、彼女と韓爍、そして裴恒(はいこう)との関係を大きく揺るがし、物語は新たな局面を迎えます。一方、宮中では新たな出会いも芽生え始めていました。
7話
国宝龍骨(りゅうこつ)を壊したことで、陳芊芊(ちんせんせん)は民衆から激しい非難を浴び、完全に孤立してしまいます。そんな中、鉱山で大規模な落盤事故が発生。百人以上の鉱夫を救うには、花垣(かえん)城の神聖な福脈を爆破するしか方法がありません。この災難も芊芊のせいだと民衆の怒りは頂点に達し、彼女は絶体絶命の窮地に立たされます。姉の楚楚にも見放され、四面楚歌の状況で、芊芊は人々の命を救うために大きな決断を迫られます。
8話
民を救ったことで英雄扱いされ、人気者になった陳芊芊(ちんせんせん)。韓爍(かんしゃく) との関係もより親密になります。そんな中、一度は失った郡主の身分を取り戻し、次期城主を決める試験に参加するよう命じられてしまいました。本人は全くやる気がなく、姉の陳楚楚(ちんそそ)を応援する始末。しかし、芊芊を城主にしたい韓爍と裴恒(はいこう)によって、厳しい勉強漬けの日々が始まります。一方で、芊芊の軽率な発言が、足の不自由な長姉・陳沅沅(ちんげんげん)を深く傷つけてしまい、姉妹の間に新たな亀裂が生じます。
キャスト、登場人物
陳芊芊(ちんせんせん)
趙露思（チャオ・ルースー）
韓爍(かんしゃく)
丁禹兮(ディン・ユーシー)
裴恒(はいこう)
盛英豪(ション・インハオ)
陳楚楚(ちんそそ)
周紫馨(チョウ・ズーシン)
ポスター·スチール写真
