あらすじ
類稀な画力と鋭い心理分析で事件の真相に迫る模擬画像師沈翊(シェン・イー)と、優れた洞察力と行動力で捜査を率いる刑事隊長杜城(ドゥー・チョン)俳優:。固い絆で結ばれた二人は、数々の難事件を解決してきた名コンビだ。
待望のシーズン2では、彼らの前にさらに不可解で複雑な事件が立ちはだかる。人気アイドルグループメンバーの謎めいた死、巧妙に隠蔽された失踪事件、そして街を震撼させる連続殺人。どの事件も一筋縄ではいかず、狡猾な犯人と人間の心の闇が捜査を阻む。
今作で沈翊(シェン・イー)は、その卓越した画力で容疑者の姿を捉えるだけでなく、事件関係者の深層心理にまで踏み込み、隠された「心の謎」を解き明かそうと試みる。それは、単に外見や骨格を描く「画皮画骨」から、人の内面まで描き出す「画心」へと、彼の能力が新たな次元へ進化したことを意味する。この深化が、事件に新たな光を当て、視聴者をより深いミステリーへと誘うだろう。
一方、杜城(ドゥー・チョン)俳優:は持ち前の行動力と的確な判断力で捜査全体を指揮し、沈翊の分析を事件解決へと導く。時にぶつかり合いながらも、互いを深く理解し支え合う二人の関係性は、本作の大きな見どころの一つだ。
現場に残された僅かな手がかり、容疑者や目撃者の些細な言動、そして再現される事件の断片。それらを繋ぎ合わせ、沈翊と杜城は再び、複雑に絡み合った事件の真相へと迫っていく。人間の本質とは何か、そして罪の根源に潜むものとは何かを問いかける、重厚なサスペンスドラマの新たな幕が上がる。
各話あらすじとネタバレ(全28話)
1話
音楽オーディション番組の収録中、アイドルグループ「閃光小隊」のメンバー3人が宿舎で殺害される事件が発生。刑事警察隊長の杜城(ドゥー・チョン)俳優:と天才似顔絵捜査官の沈翊(シェン・イー)が捜査を開始する。被害者の穏やかな表情や顔に塗られた口紅から、沈翊は犯人の異常な心理状態を読み解く。監視カメラには犯行の瞬間は映っておらず、唯一の生存者であるメンバーの陳勤は殺害を否認し、他のメンバーからのいじめを告白。被害者からは薬物反応が検出され、凶器のナイフからは陳勤とは別人の指紋が見つかる。やがて、被害者の顔に塗られた口紅が限定品であることから、マネージャーの方齢が容疑者として浮上。逮捕された方齢は殺害を否認し、不可解な供述をする。そんな中、沈翊は現場に残されたキリンのぬいぐるみから新たな手がかりを発見し、陳勤のファンである袁招娣(ユエン・ジャオディー)という女性の存在が明らかになる。
2話
小柄な袁招娣(ユエン・ジャオディー)がキリンのぬいぐるみの中から現れ、3人の殺害を自供する。しかし、沈翊(シェン・イー)は彼女が何かを隠していると見抜く。捜査線上に再び浮かんだダンサーの陳勤は容疑を否認するが、彼の公演で使われたダイヤの手袋が袁招娣の家で見つかり、さらに薬物検査で陽性反応が出る。沈翊は、袁招娣が陳勤にキスされたと供述したことから、監視カメラの死角で二人が密会していたと推理。決定的な証拠は、キリンのぬいぐるみに付着していた陳勤の血痕だった。追い詰められた陳勤は、袁招娣との共犯を認める。
【猟罪図鑑Ⅱ】第2話ネタバレ解説!キリンに隠された涙と、ダイヤの手袋が語る共犯者の悲しき真実とは?猟罪図鑑Ⅱ 2 話あらすじネタバレ
3話
悪夢にうなされる天才画家・沈翊(シェン・イー)は、服役中の袁招娣(ユエン・ジャオディー)の心の闇に潜む「大姨」の存在に気づく。そんな中、不動産管理人の劉強が刺殺未遂に遭う事件が発生。劉強の息子で盲目の劉小鵬が虐待を受けていた痕跡と共に発見され、沈翊は目撃者証言の汚染を見抜きながらも、小鵬の協力を得て犯人の手がかりに迫っていく。
4話
5話
行方不明の少女・張思静(チョウ・シジン)の捜索中、山中で偶然発見されたのはおびただしい数の白骨が眠る「自殺の谷」だった。法医の何溶月(ホー・ロンユエ)と天才絵師の沈翊(シェン・イー)は、遺体の身元特定に挑む。そんな中、海棠の木の下で、海棠の実を握りしめたまま亡くなった少女の遺骨が見つかる。地元の案内人・常楓(チャン・フォン)の協力で捜査を進める杜城(ドゥー・チョン)俳優:たちだったが、沈翊は谷の遺体の配置や常楓の言動に不審な点を感じ始める。そして、常楓の家で沈翊が見たものとは…?
6話
沈翊(シェン・イー)は沙盒テストから常楓(チャン・フォン)の妹への異常な執着を感じ取り、坑の底の遺骨は祭祀ではないかと推測する。杜城(ドゥー・チョン)俳優:は常楓と山へ柴刈りに行くが、そこで登山客の少女・阿雅(アーヤ)が崖から墜落死する事件が発生。沈翊は現場の状況から、美しい花畑に隠された殺人ルートの存在に気づく。さらに、10年前に殺害されたと思われる男性の遺骨が発見され、柴刀の使い方の癖から常楓への容疑が深まる。沈翊は頭骨から被害者・馬淮南(マー・ホワイナン)の似顔絵を作成。妻の柯霊(コー・リン)と常楓の供述が一致する中、警察は当時の登山隊からも事情聴取を開始する。
7話
沈翊(シェン・イー)は正義の女神の絵を通して常楓(チャン・フォン)の過去の動機を暴き、常楓は馬淮南(マー・ホワイナン)殺害と、それが柯霊(コー・リン)を救うためだったことを告白する。その後、常楓の家から失踪した張思静(チョウ・シジン)の遺品が見つかり、常楓は彼女の殺害も自供するが、沈翊はその供述に疑問を抱く。捜査の結果、張思静は両親の束縛から逃れるために死を偽装しており、常楓は彼女の新たな人生を助けるために罪を被ろうとしていたことが判明する。事件解決後、沈翊の描いた絵画が謎の男に買われ、目の前で切り裂かれる。男は沈翊と同じ夢を見たと語り、新たな謎を残す。
8話
美術の授業で「隠された真実」について語る沈翊(シェン・イー)。その後、オフィスで行われたサンドプレイテストでは、各々の深層心理が垣間見える。特に李晗(リー・ハン)の絵には不穏な影が。その李晗は不注意から自宅で火事を起こし、ネットで晒されるなど精神的に追い詰められていく。そんな中、彼女は自殺教唆サイト「蝴蝶」に潜入し、「达芬奇(ダ・ヴィンチ)」と名乗る人物と接触する。达芬奇は巧みな言葉で自殺を誘導する危険な存在だった。彼の教唆により、罗雨辰(ルオ・ユーチェン)が自殺未遂、斜阳(シエヤン)が自殺してしまう。一連の事件でショックを受けた李晗は倒れてしまう。沈翊は、李晗が抱える心の闇の原因を突き止め、彼女を救うため動き出す。
9話
幼少期のトラウマを抱える李晗(リー・ハン)は、祖母の死をきっかけに沈翊(シェン・イー)の励ましを受け、少しずつ前を向き始める。一方、謎のカウンセラー「ダ・ヴィンチ」による新たな被害を防ぐため、李晗は捜査への参加を決意する。沈翊は「ダ・ヴィンチ」とのやり取りから、その正体が人間ではなくAIであることを見抜く。AIの弱点を突いた作戦と、沈翊とAIの絵画対決の末、警察はAIの制作者・程以南(チョン・イーナン)を逮捕。事件解決後、李晗は過去と決別し、新たな人生を歩み始める。
『猟罪図鑑Ⅱ』9話ネタバレ感想!AI「ダ・ヴィンチ」の巧妙な罠と沈翊の天才的推理が炸裂!過去を乗り越え、李晗が掴んだ希望とは?
10話
非合法な私立探偵・董一旦(ドン・イーダン)が防空壕で惨殺死体となって発見される。現場には現金が残され、PCが一台持ち去られていた。捜査を進める中で、被害者の携帯から復元された不鮮明な写真を手がかりに、沈翊(シェン・イー)は8年前に起きたネットカフェ放火事件の犯人である郝自強(ハオ・ズーチャン)、黄韜(ホアン・タオ)、阮芳芳(ルアン・ファンファン)の現在の職場を特定する。3人は董一旦に恐喝されていたと供述し、特に阮芳芳はわいせつ行為の被害も受けていた。さらに、事件前日に董一旦と接触していた宋敏杰(ソン・ミンジェ)という女性と、その夫・王浩(ワン・ハオ)の存在が浮上。宋敏杰は夫からプレッシャーを感じていたこと、董一旦との間で複雑な感情を抱いていたことを語る。沈翊は真相を探るため、阮芳芳が働く陶芸館へ潜入する。
11話
赤いドレスの少女の夢に悩まされる沈翊(シェン・イー)は、8年前の放火事件の調書を申請し、張(ジャン)局長の許可を得る。一方、董一旦(ドン・イーダン)殺害事件は、王浩(ワン・ハオ)の犯行と断定され解決。王浩は息子の焼死事件に関わった者たちへの複雑な感情を吐露する。沈翊は放火事件の調書から鎖と鍵の不審点に気づき、方凱毅(ファン・カイイー)との会話から阮芳芳(ルアン・ファンファン)への疑念を深める。ネットカフェの元女将への聞き込みで、阮芳芳が当時から周囲を巧みに操る悪質な少女であり、事件当日の施錠状況から放火事件が計画的であった可能性が浮上。当時未成年だった阮芳芳が、法的な責任を問われる可能性が出てくる。
12話
沈翊(シェン・イー)は陶芸を通じて阮芳芳(ルアン・ファンファン)の異常性に迫る。阮芳芳は弱さを演じ、周囲を操ろうとする二面性を見せる。黄韬が過去の放火事件の犯人として暴露される騒動の中、阮芳芳は巧妙な芝居で場を収めようとする。沈翊は阮芳芳の危険な本性を見抜き、彼女の過去にも問題行動が多かったことが判明する。阮芳芳のアトリエで黒い陶器の数々を目にした沈翊は、それが放火事件の犠牲者を模しており、阮芳芳が事件を「作品」として誇示していることに気づく。本性を現した阮芳芳は沈翊を拘束し、遺族を集めた「謝罪会」へと誘う。その謝罪会は、郝自强と黄韬が用意した水素ガスと共に、遺族を監禁して行われる狂気の計画だった。阮芳芳の自傷行為と扇動により会場は混乱し、黄韬が水素ガスとライターで脅迫を始めるという緊迫した状況で幕を閉じる。
13話
ネットカフェ放火事件の黒幕、阮芳芳(ルアン・ファンファン)の巧妙な計画は沈翊(シェン・イー)によって見破られ、杜城(ドゥー・チョン)俳優:の活躍で大惨事は回避される。しかし、事件解決の裏で、沈翊の単独行動が杜城との間に亀裂を生む。そんな中、老闫の娘・闫晶晶の婚約を祝う矢先、不気味な脅迫事件が発生。犯人は闫晶晶の大学時代の同級生・奥莉(アオ・リー)と判明するが、その動機と彼女が身に着けるリリスのペンダントに沈翊は不審を抱く。蔣峰(ジャン・フォン)が奥莉の勤めるライブ配信会社へ潜入捜査を開始し、彼女の異常なまでの執念と、配信終了後に見せる不穏な表情を目撃する。新たな事件の闇が、静かに動き始める。
14話
人気ライバーの奥莉(アオ・リー)は、生配信後に体調を崩し、同僚の蔣峰(ジャン・フォン)(ジャン・フォン)に八つ当たりする。沈翊(シェン・イー)は奥莉の不安定な精神状態を危惧。杜城(ドゥー・チョン)俳優:の協力で奥莉の過去が明らかになる中、沈翊(シェン・イー)は奥莉と接触するが、彼女は過去の選択を後悔し、感情を爆発させる。その後、奥莉が借りていた倉庫から大量の不気味な人形が発見され、沈翊はそれが犯罪の予行演習であると気づく。一方、結婚写真を撮影していた閆晶晶(イェン・ジンジン)と羅一帆(ルオ・イーファン)に、赤いドレスを着た奥莉が事故を偽装しようと迫るが、寸前で杜城(ドゥー・チョン)俳優:に阻止される。取り調べに対し奥莉は犯行を否認。沈翊は、奥莉と羅一帆を直接対決させることを提案する。
15話
ライブ配信者をめぐる事件は、配信者の奥莉(アオ・リー)と、かつての恋人・羅一帆(ルオ・イーファン)、そして羅一帆の現在の恋人・閆晶晶(イェン・ジンジン)の間の複雑な三角関係が原因だった。羅一帆の度重なる裏切りが明らかになり、閆晶晶は羅一帆との決別を決意。奥莉と閆晶晶は、羅一帆という共通の敵を通して和解する。一方、沈翊(シェン・イー)は新たな事件の兆候を掴む。過去に雷(レイ)隊長が救った性的虐待の被害者・閔雪(ミン・シュエ)が、動画サイトに登場。沈翊は彼女の年齢に違和感を覚える。そんな中、男性の飛び降り自殺事件が発生し、閔雪とその仲間が美人局で恐喝した疑いが浮上する。沈翊は、閔雪の過去と現在の言動から、彼女に隠された何かがあるのではないかと疑い始める。
16話
閔雪(ミン・シュエ)の養母・閔盛梅(ミン・ションメイ)が少女斡旋の容疑で逮捕されるが、閔雪が黒幕だと供述。閔雪は容疑を涙ながらに否定するが、過去の被害者から加害者へと変貌する「被害者悪逆変」の可能性が示唆される。そんな中、ネットで雷(レイ)隊長が過去に担当した閔雪の性被害事件に関する疑惑が浮上。閔雪が当時未成年ではなかった可能性が持ち上がり、事件は再捜査されることに。沈翊(シェン・イー)と杜城(ドゥー・チョン)俳優:は、新たな捜査チームと共に、閔雪の過去と雷(レイ)隊長の捜査の真相に迫っていく。
17話
手先の器用さから別の福祉施設にいた過去が疑われた閔雪(ミン・シュエ)は、沈翊(シェン・イー)らの捜査により、張婷という本名で別の施設にいたことが判明する。さらに、失踪女性らと共謀し、悪質な男性から金銭を脅し取っていた事実も明らかになる。閔雪は、養父からの性的虐待への復讐のため年齢を偽っていたこと、そして救護施設は自分のような境遇の少女を救いたいという思いから運営していたことを告白する。閔雪の事件が解決し、雷(レイ)隊長の潔白も証明される中、女子大生が襲われる新たな事件が発生。犯人の手がかりと、別件で捜査していた行方不明者の足取りが、奇しくも「宏達化学工場」へと繋がっていく。
18話
今回のエピソードでは、廃工場の地下室で6体の遺体が発見されるという衝撃的な事件が発生。被害者の一人である京劇俳優・冯晓雯(フォン・シャオウェン)の娘は、葛宇天(ゴー・ユーティエン)という男が母を殺したと主張する。沈翊(シェン・イー)の鋭いプロファイリングが葛宇天を追い詰める一方、杜城(ドゥー・チョン)俳優:と何溶月(ホー・ロンユエ)は現場の再捜査により、冯晓雯が事故で動けなくなり餓死したという、さらに悲惨な死の真相にたどり着く。
19話
沈翊(シェン・イー)は、葛宇天(ゴー・ユーティエン)と馮曉雯が恋人関係にあったと推理。馮曉雯は火災事故で亡くなるが、それは葛宇天を助けようとした結果だった。葛宇天は過去に馮曉雯との関係を娘の前で否定したことを後悔する。一方、沈翊は事件現場が馮曉雯を主役とした京劇『龍鳳呈祥』の舞台に見立てられていることを突き止め、葛宇天がその「演出家」であると断定。その矢先、一度は助かったはずの郭媛が行方不明となり、葛宇天による新たな犯行が示唆される。
20話
連続殺人犯・葛宇天(ゴー・ユーティエン)は、亡き恋人・馮曉雯を弔うため、京劇『龍鳳呈祥』に見立てた殺人を繰り返していた。警察の追跡をかわし、新たな犠牲者として郭媛を狙うが、杜城(ドゥー・チョン)俳優:らによって救出される。一方、沈翊(シェン・イー)は単独で葛宇天のアジトに潜入。葛宇天の歪んだ動機と、彼が「啓示」と信じていたものの嘘を暴き出す。追い詰められた葛宇天は自殺を図るが、沈翊と駆けつけた杜城によって阻止され、逮捕される。事件解決後、沈翊が休息を取る一方で、新たな事件が発生。豪邸の地下冷凍庫で女性の遺体が発見され、浴室からは大量の血痕が見つかり、不穏な空気が漂う。
21話
実業家・曹建の愛人・劉瑶が自宅で殺害され、冷凍された状態で見つかった。捜査を担当する杜城(ドゥー・チョン)俳優:と沈翊(シェン・イー)は、曹建の息子・曹暁東や、ドアノブから指紋が検出された管理人・季軍を捜査する。季軍は犯行を自供するが、その供述には不審な点が多く、沈翊と杜城は裏に何かあると察知する。一方、沈翊は曹建が新たな子供を望んでいること、そして曹建の一族が抱える遺伝的欠陥と、その解決の鍵を握る可能性のある女性・周珊珊の存在にたどり着く。周珊珊は曹暁東の子を妊娠しており、過去に季軍に車ではねられる事故に遭っていた。さらに、曹建が投資する遺伝子研究会社の責任者が沈翊の旧知の人物・方凱毅(ファン・カイイー)であることが判明し、彼は沈翊に警察官を辞めるよう唆す。複雑に絡み合う人間関係と謎が深まる中、事件の真相と沈翊の選択が注目される。
22話
沈翊(シェン・イー)は周珊珊の胎児の父親が曹建であると推測。周珊珊の告白と曹建の尋問から、曹暁東の無精子症と、曹建の遺伝子で子を儲け曹暁東の子とする計画が明らかになる。沈翊は曹暁東のエディプスコンプレックスを指摘。現場に残された絵画から曹暁東の犯行を示す血痕と指紋が発見され、曹暁東は周珊珊を襲撃中に逮捕される。曹暁東は泥酔して母・劉瑶を父・曹建と誤認し刺殺したと自供。劉瑶は死の間際、代理出産計画は自分と曹建のものだったと明かした。事件後、沈翊は犯罪心理研究への決意を新たにする。一方、蘇有亮という男性が性行為中に急死する事件が発生。婚約者の訴えで捜査が始まり、遺体から微量のタリウムが検出され、毒殺の可能性が浮上する。
23話
蘇有亮の婚約者を名乗る林小茵は、蘇有亮が安陸然に殺されたと主張し、再捜査を求める。杜城(ドゥー・チョン)俳優:と沈翊(シェン・イー)は安陸然に事情聴取を行うが、彼女は犯行を否定し、蘇有亮の子を妊娠していると告白する。捜査により、蘇有亮の先輩・唐可盈が勤める研究所でのタリウム購入記録や、蘇有亮の水筒からタリウムが検出される。沈翊は蘇有亮のタトゥーに隠された意味を探る一方、彼が自身でタリウム中毒の解毒を試みていた可能性に気づく。安陸然は蘇有亮が金目当てだったと知り激昂するが、犯行への関与は依然として不明のまま。
24話
蘇有亮の死の真相は、婚約者・林小茵による過失致死だった。蘇有亮の心変わりに絶望した林小茵が、衝動的にタリウムを盛ってしまったのだ。しかし、事件は単純な痴情のもつれでは終わらない。蘇有亮の死の直前まで一緒にいた安陸然の不可解な行動、そして彼女の背後にちらつく違法な臓器移植ビジネスの影…。沈翊(シェン・イー)と杜城(ドゥー・チョン)俳優:は、安陸然と、彼女が深く関わる華安医療センター、さらにその連絡役である唐可盈へと捜査の網を広げていく。しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、想像以上に根深く、巨大な陰謀だった。
25話
沈翊(シェン・イー)の説得で過ちを認めた唐可盈は、安陸然と決別し、方凱毅(ファン・カイイー)に謝罪するが拒絶される。その後、唐可盈は失踪。最後に会った方凱毅に疑いの目が向けられる中、彼は沈翊に対し、唐可盈が愛の告白をしてきたこと、そして彼女が狙っていたのはヒト胚遺伝子編集の核心データだったことを明かす。捜査が進むうち、安陸然の運転手・呉斌が容疑者として浮上。呉斌は一度犯行を自供するも、後に方凱毅が真犯人だと供述を覆す。一方、沈翊は方凱毅の描いた絵に隠された重大な手がかりを発見し、彼に警察署への同行を求める。
26話
唐可盈殺害事件の捜査は、当初容疑者とされた方凱毅(ファン・カイイー)の否認と、運転手・呉斌の証言により混迷を極める。しかし、唐可盈のネイルチップから安陆然のDNAが検出されたことで事態は急変。追い詰められた呉斌は、安陆然が唐可盈を殺害したと自白する。唐可盈は安陆然を脅迫し、揉み合いの末、安陆然が動物安楽死用の注射器で唐可盈を殺害したというのだ。ドライブレコーダーの音声も安陆然の犯行を裏付けるが、彼女は巧みに海外へ逃亡してしまう。沈翊(シェン・イー)は呉斌の証言や方凱毅の描いた絵の変化に違和感を覚えるが、杜城(ドゥー・チョン)俳優:は沈翊の直感を信じず、彼に休暇を命じる。失意の沈翊は方凱毅を信じることを選ぶが、方凱毅の情緒不安定な様子に気づき始める。
27話
第27話では、凯莱生物研究院における胚胎廃棄の不正記録から、8ヶ月前に唐可盈と共に廃棄作業を行った劉煉が重要参考人として浮上する。劉煉の証言から、当時胚胎が一つ不足しており、唐可盈が後日処理するとごまかしていたことが判明。一方、李晗(リー・ハン)の調査で、安陸然が国外に持ち出した遺伝子編集された胚胎の提供者が曹建と周珊珊であり、周珊珊が国外でその胚胎の移植を受けていたことが明らかになる。関与が疑われるのは、死亡した唐可盈、国外逃亡中の安陸然、そして方凱毅(ファン・カイイー)の3人。警察は方凱毅を追及するが、彼は関与を否定。そんな中、周珊珊の胎児が死亡し、曹建は方凱毅を激しく非難する。沈翊(シェン・イー)は、方凱毅が実験の闇に深く関わっていると確信し、彼に自首を促すため、独自の危険な方法で接触を試みようとする。杜城(ドゥー・チョン)俳優:は沈翊の行動を止められないものの、深い懸念を抱く。
28話(最終回)
沈翊(シェン・イー)は方凱毅(ファン・カイイー)のスタジオに隠された秘密に迫り、唐可盈殺害事件の全貌が明らかになる。ドライブレコーダーの証拠から、方凱毅が事件を画策し、呉斌が協力、安陆然が実行犯に仕立て上げられたことが判明。追い詰められた方凱毅に対し、沈翊は二枚の肖像画を見せて自首を促し、ついに方凱毅は罪を認める。事件解決後、沈翊と杜城(ドゥー・チョン)俳優:は互いの絆を再確認し、物語は次シーズンへと続く。
キャスト、登場人物

沈翊(シェン・イー)
檀健次(タン・ジエンツー)

杜城(ドゥー・チョン)俳優:
金世佳(ジン・シージア)

何溶月(ホー・ロンユエ)
張柏嘉(チャン・ボージア)

蔣峰(ジャン・フォン)
朱嘉琦(ジュー・ジアチー)