あらすじ
焱南(えんなん)城邦の裕福な商家・君(きん)家の長女、君綺羅(くんきら)。彼女には、類まれな商才を発揮する男装の麗人・君非凡(くんひはん)という、もう一つの顔があった。
ある日、父の商売に同行していた彼女は、北泫(ほくげん)城邦を支配する玄部の獰猛な首領、玄烈(げんれつ)によって突如として略奪されてしまう。
それぞれの目的と思惑を胸に秘め、敵対関係のまま共に北を目指すことになった綺羅と玄烈(げんれつ)。互いに探り合い、警戒し合う日々の中で、幾度も生死を共にするうちに、二人の間には不思議な絆が芽生え始める。しかし、それはやがて訪れる過酷で切ない運命の序章に過ぎなかった…。
運命に導かれ出会った“強者”同士が繰り広げる、知略と愛憎が渦巻く壮大なラブストーリーが、今、幕を開ける。
見どころ
見どころ①:アジアが誇る美男美女の競演!“ビジュアル最強カップル”が織りなす目の保養ドラマ
本作の主演は、中華圏だけでなく日本でも絶大な人気を誇るアンジェラベイビーと、次世代スターとして注目を集めるソン・ウェイロン。
アンジェラベイビーは、日本のファンが選ぶ「最も美しい中華圏の女優」でトップクラスにランクインするほどの美貌の持ち主。一方のソン・ウェイロンも、彫刻のように深く整った顔立ちで“濃い顔イケメン”として多くのファンを魅了しています。そんな二人が、男装の麗人と野性的な部族の首領として登場する本作は、まさに「ビジュアルの饗宴」。一挙手一投足が絵になる二人の姿は、観る者を惹きつけてやみません。
見どころ②:略奪から始まる宿命の恋!強者同士が火花を散らす、スリリングな“闘愛(ラブバトル)”
物語は、ヒロインがヒーローに「略奪される」という衝撃的な展開から始まります。本作の魅力は、単なる甘い恋愛模様ではなく、互いに譲らない“強者”同士の知恵と策略を尽くした攻防戦です。男装の聡明なヒロインと、力で支配する俺様ヒーローが、敵対しながらも次第に惹かれ合っていく王道のラブ史劇でありながら、「鞭」や「監禁」といった刺激的なシーンも描かれ、二人の関係性の変化をスリリングに盛り上げます。
見どころ③:メインだけじゃない!“主従愛”から“禁断の恋”まで、三者三様の愛の形に沼落ち必至
本作は、主人公カップルだけでなく、脇を固める登場人物たちの恋愛模様も濃厚に描かれています。
- 手段を選ばない奔放なお姫様 × 彼女が手に入れようとするクールな奴隷の【主従カップル】
- 道ならぬと知りながらも惹かれ合う、叔父 × 兄嫁の【禁断の恋カップル】
など、それぞれに異なる魅力を持つカップルたちが、物語に深みと中毒性を与えています。まるで古き良き王道の恋愛小説を読んでいるかのような、濃厚でドラマティックな世界観にハマること間違いなしです。
見どころ④:台湾の大人気小説が原作!ジェットコースター級の展開に惹き込まれる
本作は、台湾の人気作家・席絹(シー・チュエン)の小説『搶來的新娘』(邦題:奪われた花嫁)を原作としています。原作は「展開がスピーディーで、恋愛の進展が速い」ことで知られ、「強引な略奪婚」といったジャンルの元祖とも言われるほどの名作です。
ドラマ版では、原作の持つ「強制愛」といった過激なテーマを現代の価値観に合わせて巧みに脚色しつつ、ジェットコースターのような中毒性の高いストーリー展開は健在。中だるみなく、視聴者を一気に物語の世界へ引き込みます。
各話あらすじとネタバレ(全30話)
1話
焱南国の名家・君家の若き当主、君綺羅(くんきら)。彼女は一族の使命を背負い、男として生きている。ある重要な目的のため、危険な西镶への旅に出ることを決意した。しかし旅の途中、予期せぬトラブルに見舞われてしまう。そこで綺羅は、敵国である北泫国の謎多き男、玄烈(げんれつ)と出会う。互いの素性を知らないまま、危険な状況を乗り切るため行動を共にすることになった二人。この出会いが、彼ら自身の、そして二つの国の運命をも巻き込む壮大な物語の始まりだった。
2話
怪我で気を失っていた君綺羅(くんきら)の陣営で目を覚ます。玄烈(げんれつ)に手当てされそうになるが、誤解から彼を警戒。傷を自分で洗うため川へ行きたいと頼み、許可を得る。玄烈が目を離した隙に、綺羅は逃走を図った。玄烈はすぐに彼女を追いかけるが、二人は死の砂漠と呼ばれる危険な地帯に迷い込んでしまう。絶体絶命の状況で、二人は生き残るために協力せざるを得なくなる。一方、玄烈と綺羅がそれぞれ行方不明になったことで、北泫国と君家は大きな混乱に陥っていた。
3話
玄烈(げんれつ)は、共に過ごすうちに君綺羅(くんきら)の独特な魅力に気づき始める。だが、彼女には玄烈に隠している本当の目的があった。彼女は傷の手当てをするふりをしながら、玄烈の持ち物を探ろうとする。一方、城内では奚部が玄烈の命を狙い、着々と暗殺計画を進めていた。ついにその夜、玄烈たちが滞在する客棧が襲撃される。絶体絶命の状況で、玄烈は君綺羅に一つの重要な役目を託す。彼女の行動が、全員の運命を左右することになる。
4話
君綺羅(くんきら)から北泫での取引という意外な提案を受ける。当初の計画を変更するか、彼女は大きな決断を迫られる。その頃、君家では綺羅の兄・非凡の不在を好機と見た二房が、家を乗っ取ろうと不穏な動きを見せ始めていた。
梁州に到着した玄烈(げんれつ)は、狼主の座を確実にするため、現地の有力者である孫部の支持を得ようと動き出す。そこで出会った梁州の郡主・孫昭敏(そんしょうびん)は、綺羅と浅からぬ縁がある人物だった。それぞれの思惑が交錯する中、物語は新たな土地で大きく動き出す。
5話
玄烈(げんれつ)の助言を受けた孫昭敏(そんしょうびん)に刺繍を教えてほしいと頼み込む。綺羅はこれを好機と捉え、北泫での商売の足がかりを作ろうと計画。二人は協力して刺繍工房銀繍坊を開設する。綺羅はその卓越した技術で、当初の反対意見や疑いの声をねじ伏せる。工房は順調に滑り出したかに見えた。だが、彼女の成功を快く思わない者の陰謀が静かに動き出す。工房で起きた事件をきっかけに、綺羅は大きな困難に直面することになる。
6話
薬草探しから戻った君綺羅(くんきら)。そこへ奚長昆(けいちょうこん)が現れ、自分が薬草問題を解決したと手柄を横取りしようとする。だが、これは君綺羅の仕掛けた罠だった。彼女は次々と証拠を突きつけ、奚長昆の悪事を暴き、見事な逆転劇を見せる。一方、玄烈(げんれつ)は両親の死の真相に繋がるかもしれない謎の図案を手に入れる。その意味を探るため、彼は君綺羅に一つの頼みごとをする。一行はついに北泫に到着し、新たな生活が始まろうとしていた。
7話
玄烈(げんれつ)のために特別な食事や贈り物を用意し、積極的に距離を縮めようとする。一方、宮中では王子たちの争いをきっかけに、王后と李側妃(りそくひ)の対立が深まっていた。そんな中、玄烈は父の思い出の場所で、君綺羅にだけ自らの辛い過去を打ち明ける。彼の弱さを受け止めた君綺羅もまた、自分の本当の身分を告白する。互いの秘密を共有したことで、二人の関係は新たな段階へと進んでいく。
8話
君綺羅(くんきら)は探し続けていた特殊な鉱石晶石を、玄烈(げんれつ)の案内でついに発見する。彼女はその石の未知の価値を信じ、玄烈を巻き込んで鉱山の開発に乗り出す。一方、玄烈は君綺羅が男装していることや、その驚くべき知識と才能から、彼女の本当の正体について重大な疑いを抱き始める。宮廷では王位継承を巡る新たな陰謀が動き出し、物語は一気に複雑さを増していく。ビジネス、ミステリー、宮廷ドラマの要素が絡み合い、今後の展開から目が離せない回だ。
9話
崩れた鉱山から玄烈(げんれつ)。二人は玄烈の屋敷に戻るが、そこで綺羅は衝撃的な光景を目にする。彼女の忠実な護衛である祁民(きみん)が、公主・青蔻(せいこう)の奴隷にされていたのだ。綺羅は家族同然の祁民を取り戻そうとするが、わがままな青蔻は聞き入れない。そして、祁民の解放を賭けて、綺羅は青蔻と狩りの腕前で勝負をすることになる。馬術や狩りが得意ではない綺羅を、玄烈は心配する。彼は綺羅のために稽古をつけるが、彼女が祁民を深く思う姿に複雑な気持ちを抱いていた。
10話
森で何者かに襲われた君綺羅(くんきら)たちは、山中にある砦へ命からがら逃げ込む。そこは山賊たちの住処だった。正体を隠し、その場を切り抜けるため、彼らは夫婦のフリをすることになる。慣れない偽りの関係に戸惑いながらも、なんとか砦での日々を過ごす。
一方、宮廷では玄烈(げんれつ)の失踪をめぐり、ある人物が怪しい動きを見せていた。砦の中では、君綺羅をめぐる玄烈と祁民(きみん)の緊張関係が続く。君綺羅はついに玄烈のもとを去る決意を固めるが、玄烈は彼女を引き留めるために衝撃的な行動に出る。
11話
密林に閉じ込められた玄烈(げんれつ)に、黒衣の刺客が再び襲いかかる。玄烈の負傷、そして君綺羅の決死の作戦。二人は絶体絶命の危機を乗り越え、無事に脱出できるのか。一方、王都では狼主の座を巡る陰謀が渦巻き、君綺羅は敵地で大胆な商談に挑む。はぐれた青蔻(せいこう)と祁民(きみん)の間にも、予期せぬ関係の変化が訪れる。それぞれの思惑が交錯する回だ。
12話
狼主を決めるための競技会がついに始まった。君綺羅(くんきら)の勝利を願い、彼の弓に仕掛けられた細工を密かに直すなど、陰ながら彼を支える。しかし、競技の最中に玄烈(げんれつ)の弓は壊れ、彼は窮地に立たされる。さらに、何者かによる命を狙った襲撃も発生し、事態は一気に緊迫する。この一連の事件をきっかけに、玄烈は君綺羅に対して疑念を抱き始める。二人の間に生まれた誤解は、彼らの信頼関係に深い亀裂を生んでしまう。水面下では、それぞれの思惑が交錯し、新たな陰謀が静かに動き出していた。
13話
君綺羅(くんきら)は、ある目的のために敵対する奚莫(けいばく)と手を組む決断をする。この行動は、親友である昭敏(しょうびん)との間に深い溝を生んでしまう。一方、宮中では太后が冷酷な陰謀を巡らせ、王女・青蔻(せいこう)の侍従である祁民(きみん)の命が狙われる。君綺羅の部下・冬銀(とうぎん)もまた、彼女に対して不穏な動きを見せていた。そんな中、奚一族の長である奚長昆(けいちょうこん)は君綺羅の忠誠心を試すため、彼女に非情な命令を下す。絶体絶命の危機に、君綺羅はどう立ち向かうのか。登場人物たちの思惑が交錯し、物語は大きく動き出す。
14話
玄烈(げんれつ)への対抗心を燃やす奚莫(けいばく)は、狩猟大会で勝利を掴むため、ある危険な罠を仕掛ける。彼はその計画を君綺羅(くんきら)に打ち明けるが、それが彼の運命を大きく狂わせることになる。一方、玄烈は君綺羅への想いをさらに深め、彼女を守るために大胆な行動に出る。狩猟大会当日、それぞれの思惑が交錯する中、奚莫の仕掛けた罠が思わぬ悲劇を引き起こす。事件後、一人の男が君綺羅を連れ去ろうとしたことで、玄烈との間に新たな火種が生まれる。
15話
玄烈(げんれつ)との一夜を過ごした君綺羅(くんきら)は、自らの複雑な立場を思い、ある苦渋の決断を下す。一方、玄烈は君綺羅との未来を思い描き、上機嫌でいた。その頃、君綺羅に嫉妬する奚姬秀(けいきしゅう)は、彼女を陥れるための恐ろしい計画を実行に移そうとする。正旦の祭りが近づき、人々が浮き足立つ都の裏で、君綺羅の身には命に関わる危機が迫っていた。二人の想いが試される、緊迫した展開が待ち受ける。
16話
君綺羅(くんきら)が花火の下で心を通わせる幸せな時間も束の間、予期せぬ事故が玄烈(げんれつ)を襲う。彼は狼主の座をかけた大事な決勝戦を目前に、選手生命を脅かすほどの大きなハンデを背負うことになってしまう。
玄烈の危機を絶好の機会と捉えたライバルの奚長昆(けいちょうこん)は、勝利のために卑劣な策略を巡らせる。宮廷内でも、次期狼主の座をめぐる権力者たちの思惑が交錯し、不穏な空気が立ち込めていた。
決勝戦のルールは急遽変更され、力だけでなく知恵と勇気が試される森での過酷な奪旗戦となる。果たして、絶体絶命の玄烈は、この逆境を乗り越えて勝利を掴むことができるのか。
17話
玄烈(げんれつ)の出自に関する重大な秘密を知ってしまい、衝撃を受けます。その裏では、君綺羅の命を狙う計画や、玄烈の地位を脅かす陰謀が静かに進行していました。父の死の真相を突き止めるため、玄烈はついに本格的な調査を開始し、容疑者を追い詰めていきます。しかし、事件が解決に向かうかと思われた矢先、王から玄烈の将来を揺るがす、思いもよらない縁談が持ちかけられます。
18話
玄烈(げんれつ)を正妻に迎えるため、王に結婚の許しを請うが、身分の違いを理由に反対される。一方、君家では玄烈を狙った毒殺未遂事件が発生。君綺羅の機転で難を逃れるが、犯人の侍女は黒幕について口を閉ざす。やがて一連の事件の首謀者として奚長昆(けいちょうこん)が追い詰められ、ついに罪を自白する。彼は玄烈の父を殺害した衝撃の過去も告白するが、その直後、牢内で謎の死を遂げる。事件は解決するどころか、さらに深い闇へと続いていく。
19話
奚姬秀(けいきしゅう)の訴えにより、君綺羅(くんきら)は父殺しの容疑で投獄されてしまう。玄烈(げんれつ)は彼女の無実を信じ、真犯人を突き止めようと奔走する。牢の中の綺羅と、外で調査を進める玄烈は、それぞれの手がかりから事件の核心に迫っていく。やがて、衝撃的な黒幕の正体とその悲しい動機が明らかになる。事件が一段落したかと思いきや、今度は君家そのものが反逆罪の容疑で危機に陥る。さらに王宮では、玄烈と綺羅の運命を揺るがす非情な命令が下されようとしていた。
20話
王に捕らえられた君綺羅(くんきら)は王と危険な取引をし、大胆な策を巡らせる。一方、玄烈(げんれつ)との結婚を拒む孫昭敏(そんしょうびん)も、君綺羅を助けるための起死回生の策を思いつく。羅執舟(らしつしゅう)の生存が明らかになるなど、仲間たちの助けで希望の光が見え始める。しかし、追いつめられた君綺羅は、玄烈を想うがゆえに、あまりにも悲しい決断を下してしまう。
21話
崖から身を投げた君綺羅(くんきら)。その死の知らせは、北境の五部族を束ねる玄烈(げんれつ)を深い絶望に突き落とす。王は二人の婚礼の延期を決定し、玄烈は悲しみに打ちひしがれる。そんな中、綺羅に仕えていた冬銀(とうぎん)が捕らえられ、彼女から預かったという一通の手紙を玄烈に渡す。一方、玄烈に想いを寄せる孫昭敏(そんしょうびん)は、彼の心を思いやり、ある大きな決断を下す。愛する人を失った玄烈は、その悲しみを振り払うかのように、国の安寧のため自ら危険な国境へと向かう。それぞれの想いが交錯し、物語は誰もが予想しなかった局面へと動き出す。
22話
玄烈(げんれつ)は民のために和平を王に訴えるが、王は聞き入れない。一方、君綺羅(くんきら)は王から結婚という無理難題を突きつけられるが、持ち前の機転で切り抜けようとする。解放された君家だったが、叔父一家との対立が表面化し、綺羅は商売の再起を図るため新たな一歩を踏み出す。そんな中、玄烈はある決意を胸に一人で焱南へ。それぞれの思惑が交錯し、物語は新たな局面を迎える。
23話
君綺羅(くんきら)が倒れ、妊娠していることが発覚する。その事実は君家に大きな衝撃を与え、次女の婚約破棄という新たな問題を引き起こした。婚約者への怒りに燃える三女は、街で彼に詰め寄るが、その場で偶然にも玄烈(げんれつ)たちと遭遇する。ついに綺羅の居場所を突き止めた玄烈は、念願の再会を果たす。しかし、綺羅は彼を冷たく拒絶するのだった。一方、綺羅を助けようとした玄烈の部下が騒動を起こし、事態はさらに複雑になっていく。
24話
君綺羅(くんきら)の結婚式が、いよいよ目前に迫る。君綺羅は一族のためにこの政略結婚を受け入れるが、その心は揺れ動いていた。一方、君綺羅への想いを断ち切れない玄烈(げんれつ)は、彼女の結婚を阻止するため、ある大胆な行動に出る。結婚式当日、誰もが予想しなかった衝撃の事件が発生。花嫁をめぐる混乱は、登場人物たちの運命を大きく変えていく。さらに玄烈は、君綺羅のそばにいるため、驚くべき計画を実行に移すのだった。
25話
君綺羅(くんきら)の偽装結婚の噂が、叔父の君鈺珏(くんぎょくかく)によって街中に広められてしまう。二人は王に釈明するため宮殿へ向かうが、王の逆鱗に触れてしまう。君綺羅は君家の未来を懸け、無謀ともいえる取引を王と交わすことで、なんとかその場を切り抜ける。一方、北泫では玄烈(げんれつ)の行動が問題となり、王室が激怒していた。様々な人物の思惑が渦巻く中、君鈺珏は君綺羅を完全に失脚させるため、大勢の前で彼女の最大の秘密を暴露しようと非情な罠を仕掛ける。
26話
玄烈(げんれつ)とらきが官兵に殺されたという衝撃的な知らせが、君綺羅(くんきら)の元に届く。現場で玄烈の持ち物を見つけ、彼の死を確信した綺羅は、悲しみのあまり倒れてしまう。意識を取り戻した綺羅は、仲間から、玄烈が自分との将来のために立てていた本当の計画を知らされることになる。
一方、宮殿では王が君家への疑いを深めていた。王は綺羅の妊娠の噂を確かめるため、彼女を呼び出し侍医に診察させるという罠を仕掛ける。絶体絶命の危機の中、綺羅は仲間と協力してこの窮地を乗り越えようとする。
27話
無事に再会を果たした君綺羅(くんきら)。二人は改めて想いを確かめ合うが、綺羅の父は彼らの仲を断固として認めない。父の説得は難しいと考えた玄烈(げんれつ)は、まず綺羅の妹を味方につけるための策を練る。一方、君綺羅は君家内の権力争いに終止符を打つため、親族を相手に大胆な行動に出る。彼女が危機に陥った時、玄烈がとった行動が、頑なだった家族の心境に変化をもたらし始める。
28話
玄烈(げんれつ)の父に会い、その誠意を認めてもらうことに成功する。二人の関係はついに公のものとなった。さらに君綺羅は、父の英断によって君家の古いしきたりを破り、正式な当主として認められる。祝福ムードの中、玄烈からの盛大なプロポーズが行われ、君家は喜びに包まれる。一方で、君家の姉妹たちはそれぞれ人生の大きな岐路に立ち、自らの道を選び取ろうとしていた。しかしその幸せの裏では、宰相の陰謀が静かに進行し、事件の鍵を握る重要人物が謎の死を遂げる。
29話
宰相の巧妙な罠にかかり、君綺羅(くんきら)の妊娠が宮中で発覚してしまう。絶体絶命の状況の中、王は君綺羅を許す代わりに、玄烈(げんれつ)に三日以内の国外退去を命じる。しかし、その裁きの裏には、玄烈の命を狙う恐ろしい計画が隠されていた。その計画に気づいた御察司の祁民(きみん)は、二人を救うため、自らの命を懸けた最後の任務に挑む。悲劇的な別れの後、君綺羅たちは宰相の裏切りを暴く決定的な証拠を手に入れるが、その行動が新たな危機を招くことになる。
30話(最終回)
君綺羅(くんきら)は焱南の王に重大な誓いを立てる。その頃、故郷の北泫では反乱の兆しがあり、玄烈(げんれつ)は帰国を迫られる。君綺羅は彼の責任を理解し、その背中を押す。二人はそれぞれの国で、それぞれの役目を果たすため、再び離れ離れになることに。愛と義務の間で、二人が下す最後の決断は見逃せない。果たして、遠く離れた二人が両国の平和を守り抜くことはできるのか。それぞれの正義と愛がぶつかり合う、感動の最終回。
キャスト、登場人物

君綺羅(くんきら)

玄烈(げんれつ)
宋威龍 (ソン・ウェイロン)

邵祁民(しょうきみん)
任豪(レン·ハオ)

玄青蔻(げん・せいこう)
白冰可(バイ・ビンカー)



