あらすじ
後漢末期、政治は乱れ、宦官が権力を握り、黄巾の乱が勃発。世はまさに混乱の時代を迎えていた。大将軍・何進が宦官を排除しようとするも失敗し、董卓(とうたく)が都を掌握、暴虐の限りを尽くす。各地の豪傑たちはこれに反発し、曹操(そうそう)、孫権(そんけん)、袁紹(えんしょう)、袁術といった英雄たちが覇権を争う。
そんな中、常山(じょうざん)郡真定(しんてい)県に住む若き英雄・趙雲(ちょううん)(演:ケニー・リン)は、夏侯軽衣(かこうけいい)と出会い、恋に落ちる。しかし、乱世においては、自分の意志だけでは生きられない。偶然、彼はある槍術を習得し、武術の腕を急速に上げていく。英雄たるもの、戦場でこそ真価を発揮するもの。趙雲(ちょううん)は単身戦場に赴き、劉備(りゅうび)と出会う。そして、関羽(かんう)、張飛(ちょうひ)、馬超(ばちょう)、黄忠といった名将たちと共に、蜀漢の五虎大将軍として名を馳せ、武神・趙子龍(ちょうしりゅう)としての伝説を築き上げていく。
作品の特徴:
- ユナ(少女時代)が中国ドラマに初挑戦し、中国語のセリフに苦労しながらも熱演。
- 脚本は、歴史考証を重視し、趙雲(ちょううん)の子孫を顧問に迎え、趙雲の生涯を忠実に再現。
- スピーディーな展開で、五分で物語の背景を説明し、現代の視聴者のニーズに対応。
評価:
- 肯定的な評価:物語の展開が早く、歴史的な背景をしっかりと描いている点が評価されている。
- 否定的な評価:画面の色使いがけばけばしく、衣装も派手で、三国時代の雰囲気を損ねているという批判もある。また、CGのクオリティが低いという指摘もある。
その他:
- ガオ・イーシャン(呂布(りょふ)は本作で初めて乗馬での戦闘シーンに挑戦し、撮影前に一ヶ月間の乗馬特訓を受けた。
- グーリーナーザーは貂蝉(ちょうせん)役を演じるにあたり、納得のいく演技ができるまで何度もテイクを重ねた。
- キム・ジョンフンは、本作のオリジナルサウンドトラックに参加し、中国語の発音を矯正するのに時間を費やした。
- ジア・チンは、本作でケニー・リンと初めて共演した。
実は、三国志好きの私が、ぜひおすすめしたいドラマが2つあります。視聴中の方はもちろん、これから見ようと思っている方にもおすすめです!
- え、そんな設定アリ!?『三国志 秘密の皇帝』:影武者の皇帝がいたなんて、衝撃の設定ですよね!宮廷内の陰謀劇に引き込まれること間違いなしです。
- 司馬懿が主人公!?『三国志~司馬懿 軍師連盟~』:これまで敵役として描かれることの多かった司馬懿が主役という、意外性のあるドラマ。頭脳戦が好きな方にはたまらない、本格派ドラマです!映像の美しさにも注目してみてください。
どちらの作品も、『三国志~趙雲伝~』とは違った魅力があって、楽しめると思います! ぜひチェックしてみてくださいね!
各話あらすじとネタバレ(全59話)
1話
後漢末期、趙雲(ちょううん)は、父の趙安(ちょうあん)から青釭(せいこう)剣を託され、李全(りぜん)という人物を探すように言われる。趙雲は、李全を探しながら、悪を討つヒーローとして活躍する。
2話
董卓(とうたく)を倒すため、貂蝉(ちょうせん)が呂布(りょふ)に接近。趙雲(ちょううん)は、師匠である李全(りぜん)との再会を果たすも、なぜか拒絶されてしまう。劉備(りゅうび)は、高則(こうそく)に剣を奪われそうになるなど、今回も波乱万丈な展開でした。
3話
趙雲(ちょううん)は、高則(こうそく)の策略を阻止するために、高則に宣戦布告する。一方、高則は奇妙な裁判で人々を欺き、趙雲を翻弄する。
4話
趙雲(ちょううん)は、虎牙山の山賊たちに両親の墓を暴くと脅迫される。一方、夏侯軽衣(かこうけいい)と出会い、最悪の出会いを果たす。趙雲は、山賊の脅迫にどう立ち向かうのか!?そして、夏侯軽衣との関係はどうなるのか!?
5話
趙雲(ちょううん)は、鉄仮面の侠客として正体を疑われながらも、山賊に捕らえられた人々を救うために奔走する。軽衣も趙雲を助けようとするが、官兵に捕まってしまう。絶体絶命のピンチに、趙雲の師匠である李全(りぜん)が現れ、圧倒的な武力で敵を蹴散らす。高則(こうそく)は趙雲に一騎打ちを挑み、物語は新たな展開を迎える。
6話
第6話では、趙雲(ちょううん)が高則(こうそく)との戦いに勝利するも、夏侯軽衣(かこうけいい)との関係が深まる一方で、呂布(りょふ)が貂蝉(ちょうせん)に心を奪われる様子が描かれる。また、董卓(とうたく)討伐の動きが活発化し、夏侯傑(かこうけつ)が苦悩する姿も描かれている。
7話
軽衣から高則(こうそく)の危機を知らされた趙雲(ちょううん)は、高則を救うために奔走する。趙雲は、軽衣の服を着せて高則を脱出させようとするが、耿純(こうじゅん)に見破られてしまう。しかし、趙雲の機転と軽衣の協力により、高則はなんとか城から脱出することができた。
8話
趙雲(ちょううん)は高則(こうそく)を救い、互いの立場を理解しあう。趙雲は夏侯軽衣(かこうけいい)との距離を縮める一方で、李飛燕(りひえん)は趙雲への想いを募らせる。朝廷では、董卓(とうたく)に対する反乱の動きが活発化し、高則は再び重要な役割を担うことになる。趙雲は神器護送の任務に志願し、試練に挑む決意を固める。
9話
趙雲(ちょううん)は、董卓(とうたく)暗殺を試みるも失敗。呂布(りょふ)に追い詰められるが、貂蝉(ちょうせん)の機転により脱出に成功。王允(おういん)は、趙雲が届けた二振りの剣を見て、李全(りぜん)の真意を測ろうとする。
10話
趙雲(ちょううん)は、軽衣から衝撃の告白を受け、自身の未熟さを痛感する。一方、関羽(かんう)は華雄(かゆう)を一刀両断し、その名を天下に轟かせる。趙雲は、李全(りぜん)から兵法書を授けられ、白馬との出会いを果たす。
11話
董卓(とうたく)討伐軍に呂布(りょふ)が立ちはだかる!呂布VS三英の激闘が繰り広げられる一方、虎牙山の山賊が勢力拡大を目論む。公孫宝月(ほうげつ)は騒動を起こし、李飛燕(りひえん)は山賊にさらわれる。柳慎(りゅうしん)は飛燕を救うために無謀な戦いに挑む!
12話
趙雲(ちょううん)は、山賊に捕らえられた李飛燕(りひえん)を救うために単身で敵地に乗り込む。そこで公孫宝月(ほうげつ)という武術に長けた女性と出会い、共に山賊と戦うことになる。一方、高則(こうそく)は汜水関を裏切り、董卓(とうたく)は遷都を決意する。
13話
董卓(とうたく)の遷都後、諸侯連合軍は分裂。高則(こうそく)は失意の中、真定(しんてい)県に戻り県令に。趙雲(ちょううん)は柳慎(りゅうしん)の治療を手伝い、公孫宝月(ほうげつ)を盗賊から救う。夏侯傑(かこうけつ)は趙雲の抹殺を企て、軽衣は高則を避ける。
14話
軽衣が山賊に拉致され、趙雲(ちょううん)は救出作戦に参加するも失敗。捕らわれの身となってしまう。高則(こうそく)は、山賊からの脅迫にどう立ち向かうのか!?
15話
趙雲(ちょううん)と軽衣は投獄されるが、お互いの気持ちを確かめ合う。趙雲は脱獄を試みるが、軽衣が助けに戻り、再び捕らえられてしまう。
16話
趙雲(ちょううん)と軽衣は山賊に追われ、絶命谷に落ちてしまう。一方、山賊の杜厥(とけつ)は、アジトに裏切り者がいることに気づく。趙雲と軽衣は、絶命谷からの脱出を試みる。呂布(りょふ)は王允(おういん)から貂蝉(ちょうせん)との縁談を持ちかけられる。
17話
趙雲(ちょううん)は隠された槍術の奥義を習得。呂布(りょふ)は貂蝉(ちょうせん)を董卓(とうたく)に奪われ、怒りに燃える。貂蝉は董卓の元へ…それぞれの運命が大きく動き出す!
18話
趙雲(ちょううん)と軽衣は白馬の助けで絶命谷を脱出。真定(しんてい)県に戻るが、山賊の襲撃計画を知り、高則(こうそく)に知らせる。高則は民衆を団結させて山賊に対抗しようとするが、反乱を恐れて躊躇する。一方、高則は軽衣に自分の気持ちを伝え、彼女の心を手に入れようとする。
19話
趙雲(ちょううん)は、軽衣の協力を得ながら、食糧を運び込む策略で兵士を集めることに成功。しかし、軽衣が夏侯傑(かこうけつ)の娘であることが判明し、趙雲と軽衣の関係に暗雲が立ち込める。
20話
趙雲(ちょううん)は、槍の腕前を上げるため、再び絶命谷へ。そこで出会った老人から武術を教わることになる。一方、軽衣は、趙雲を傷つけた耿純(こうじゅん)を責める。李全(りぜん)は、趙雲と軽衣を離れさせるため、自分の娘を趙雲に嫁がせようとする。
21話
趙雲(ちょううん)は軽衣との愛を誓うも、山賊の侵攻により真定(しんてい)県の防衛を任される。高則(こうそく)の策略や耿純(こうじゅん)の無謀な行動に翻弄されながらも、趙雲は故郷を守るために奮闘する。
22話
趙雲(ちょううん)は真定(しんてい)県を救うため、援軍を求めるべく奔走する。山賊の罠をかいくぐり、各地の有力者に協力を求めるが、事態はなかなか好転しない。果たして趙雲は、真定(しんてい)県を救うことができるのか?
23話
山賊討伐のため、知略と武勇を駆使して戦う趙雲(ちょううん)。ニセ情報で敵を欺き、食糧庫を焼き討ちにするなど、目覚ましい活躍を見せる。しかし、その裏で杜厥(とけつ)が真定に侵入。絶体絶命のピンチに、趙雲が白馬に乗って颯爽と現れ、悪を打ち砕く!
24話
真定を守り抜いた趙雲(ちょううん)は英雄となるが、高則(こうそく)の側近・耿純(こうじゅん)の嫉妬を買う。公孫宝月(ほうげつ)は趙雲への想いを軽衣に告白し、宣戦布告。趙雲と軽衣は愛を誓い合うが、軽衣は耿純との約束に苦悩する。李全(りぜん)は趙雲の出自に疑問を抱き、柳慎(りゅうしん)は趙雲が飛燕(ひえん)を娶ろうとしていると誤解する。そんな中、趙雲は耿純を殴った罪で捕らえられてしまう。
25話
趙雲(ちょううん)は高則(こうそく)に投獄されるが、軽衣の尽力で釈放される。しかし、高則の陰謀により毒を盛られ、視力を失ってしまう。さらに、柳擎児(りゅうけいじ)が趙雲を庇って命を落とすという悲劇に見舞われる。
26話
趙子龍(ちょうしりゅう)は、柳擎児(りゅうけいじ)を失い、高則(こうそく)の狂気に直面する。絶命谷に落ちた趙子龍は、師爺との出会いを経て、兵法を学び、再び立ち上がることを決意する。
27話
趙雲(ちょううん)は郷勇たちと旅立ち、呂布(りょふ)は貂蝉(ちょうせん)への想いを募らせる。董卓(とうたく)は呂布と貂蝉の関係を逆手に取り、自らの権力を守ろうと画策する。趙雲は食糧問題に直面するも、周懐忠(しゅうかいちゅう)の機転で解決の糸口を見出す。
28話
趙雲(ちょううん)は軽衣に会いに常山(じょうざん)郡へ向かうが、高則(こうそく)との結婚準備が進んでいることを知る。軽衣との再会を果たすも、高則への疑念から仲たがいしてしまう。趙雲は袁紹(えんしょう)を頼るため、冀州へ向かうことを決意する。
29話
趙雲(ちょううん)は袁紹(えんしょう)に見切りをつけ、公孫瓚(こうそんさん)を頼ることに。しかし、待っていたのは馬小屋の掃除という屈辱的な仕事だった。さらに、柳慎(りゅうしん)のせいで禁固処分を受け、前途多難な展開となる。そんな中、公孫瓚は弟の仇を討つため、袁紹との戦を決意。趙雲は公孫宝月(ほうげつ)の助けを得て、この状況を打開できるのか!?
30話
趙雲(ちょううん)は公孫瓚(こうそんさん)の配下となり、磐河の戦いで文醜と互角に戦う。公孫宝月(ほうげつ)は趙雲に惹かれ、彼を助けるために娘子軍を率いて彼の指揮下に入ることを決意する。
31話
趙雲(ちょううん)が袁紹(えんしょう)軍から公孫瓚(こうそんさん)を救出するも、公孫瓚は趙雲の忠告を聞かず、袁紹の罠にハマってしまう。劉備(りゅうび)三兄弟に助けられた趙雲は、劉備と出会い、その人柄に触れる。一方、夏侯傑(かこうけつ)は趙雲の正体に疑念を抱き、趙雲を自分の軍に引き入れようと画策する。
32話
第32話では、劉備(りゅうび)が公孫瓚(こうそんさん)の董卓(とうたく)への臣従に失望し、趙雲(ちょううん)に共に去ることを勧めます。趙雲は宝月(ほうげつ)を救うために文醜と戦い、互いを認め合います。軽衣は趙雲に夏侯傑(かこうけつ)の元へ来るように誘います。一方、呂布(りょふ)は王允(おういん)の策略に乗り、ついに董卓暗殺を決意します。
33話
第33話では、趙雲(ちょううん)を巡る宝月(ほうげつ)と軽衣の恋の鞘当てが激化!都では呂布(りょふ)が董卓(とうたく)を討ち、勢力図が大きく変動します。趙雲は、軽衣への愛を誓う一方で、今後の進むべき道に悩むのでした。
34話
高則(こうそく)は趙雲(ちょううん)暗殺を企み、宝月(ほうげつ)は趙雲を追いかける。趙雲は毒矢に倒れ、軽衣と宝月が手当てを巡って争う。高則は李飛燕(りひえん)を罠にかけ、李全(りぜん)をおびき出そうとする。
35話
趙雲(ちょううん)は夏侯傑(かこうけつ)に迎えられるが、それは罠だった。李全(りぜん)は娘を救うため高則(こうそく)に偽の兵法書を渡すが、見破られる。宝月(ほうげつ)は謎の占い師・龐士元に出会い、趙雲の危機を知る。
36話
高則(こうそく)の罠により、趙雲(ちょううん)は夏侯傑(かこうけつ)から疑われ、追われる身に!さらに、高則との直接対決も避けられない状況に…。趙雲は一体どうなってしまうのか!?そして、兵法書の行方は!?
37話
高則(こうそく)の讒言により、趙雲(ちょううん)は疑念の目を向けられる。一方、趙雲は劉備(りゅうび)の窮状を知る。呂布(りょふ)は曹操(そうそう)に処刑され、貂蝉(ちょうせん)は自害。夏侯傑(かこうけつ)は趙雲を生け捕りにしようと企む。
38話
趙雲(ちょううん)は軽衣との誤解、劉備(りゅうび)への忠義、そして自身の居場所を巡って苦悩する。龐士元に励まされ、自分の進むべき道を見つけようとする。一方、公孫宝月(ほうげつ)は趙雲への想いを募らせるが、龐士元に翻弄される。そして、趙雲は師の仇である夏侯傑(かこうけつ)と対峙し、激しい戦いの末、因縁に決着をつける。
39話
趙雲(ちょううん)は夏侯傑(かこうけつ)を諭すが、高則(こうそく)の策略により、軽衣との関係に亀裂が生じる。曹操(そうそう)は劉備(りゅうび)を試すが、劉備は巧みな演技で警戒を解く。公孫宝月(ほうげつ)は父の死を知り、悲しみに暮れる。劉備は曹操の元を離れるため、袁術討伐を計画する。
40話
第40話では、高則(こうそく)が常山(じょうざん)郡守に就任し、趙子龍(ちょうしりゅう)は劉備(りゅうび)を助けるために徐州へ向かう。道中、水鏡先生と出会い、天下の情勢を知る。関羽(かんう)は曹操(そうそう)に降伏し、公孫宝月(ほうげつ)は袁紹(えんしょう)暗殺を試みるも失敗する。
41話
関羽(かんう)は曹操(そうそう)の元を離れ劉備(りゅうび)の元へ向かう。趙雲(ちょううん)は荊州へ向かう途中、山賊に襲われる村を救う。そして、新任の県令が張飛(ちょうひ)であることを知る。
42話
趙雲(ちょううん)は張飛(ちょうひ)と再会し、劉備(りゅうび)軍に合流。軽衣は趙雲への復讐を誓い、諸葛亮(しょかつりょう)が劉備軍に加わる。
43話
軽衣は父の死の真相を求めて高則(こうそく)に近づき、趙子龍(ちょうしりゅう)への疑念を深める。一方、孔明は博望坡の戦いで神算鬼謀を発揮し、劉備(りゅうび)軍を勝利に導く。
44話
趙雲(ちょううん)は、劉備(りゅうび)の夫人と阿斗を救出するため、曹操(そうそう)軍に立ち向かいます。しかし、軽衣との関係や公孫宝月(ほうげつ)の登場で、彼の運命はさらに複雑に絡み合っていきます。果たして、趙雲は無事に夫人と阿斗を救出し、劉備の信頼を取り戻すことができるのでしょうか?そして、軽衣との恋の行方は?次回も見逃せません!
劉表が病に倒れ、後継者問題で揺れる荊州。一方、曹操の報復を予期した諸葛亮(しょかつりょう)は、新野を放棄し民と共に襄陽へ撤退する策を劉備に進言。その撤退戦の最中、趙雲は行方不明となった劉備の夫人と若君・阿斗を救うため、単騎で曹操軍の追撃が迫る長坂坡へと向かう。誤解やすれ違いが交錯する中、趙雲の忠義と武勇が試される。そして、趙雲を巡る軽衣と公孫宝月の想いもまた、新たな波乱を呼ぶ。
45話
趙雲(ちょううん)は阿斗を抱えた糜夫人を発見するが、夫人は自害してしまう。趙雲は阿斗を守りながら曹軍の包囲を突破する。劉備(りゅうび)は阿斗を粗末に扱い、軽衣は公孫宝月(ほうげつ)を連れて趙雲に真相を問い詰めようとする。高則(こうそく)は倚天(いてん)剣を盗み、軽衣を刺して
趙雲は糜夫人から阿斗を託され、単騎で曹操(そうそう)軍を突破する。一方、軽衣は父の仇の真相を確かめるため公孫宝月を人質に取り、趙雲を待つ。臨虚観で趙雲と対峙した軽衣は、そこに現れた高則から衝撃の事実を知らされる。高則が夏侯傑(かこうけつ)殺害の真犯人だと告白し、逆上した軽衣は高則に斬りかかろうとするが、高則の刃が趙雲を襲う。軽衣は趙雲をかばい、その身に剣を受けてしまうのだった。
しまう。趙雲は高則を追う。
46話
趙子龍(ちょうしりゅう)は高則(こうそく)との決闘で勝利するも、軽衣は病に倒れてしまう。劉備(りゅうび)は諸葛亮(しょかつりょう)の助言を受け、孫権(そんけん)との同盟を模索する。一方、曹操(そうそう)は孫権に密書を送り、劉備を滅ぼすように誘う。魯粛(ろしゅく)は諸葛亮を孫権に引き合わせ、曹操に対抗するための策を練ることを提案する。
47話
絶命谷で楽淵に救われた高則(こうそく)は、武術の奥義を会得し再起を誓う。一方、趙子龍(ちょうしりゅう)は諸葛亮(しょかつりょう)の命で桂陽(けいよう)へ潜入し、そこで亡き夏侯軽衣(かこうけいい)に生き写しの女性・馬玉柔(ば ぎょくじゅう)と運命的な出会いを果たす。その頃、諸葛亮の策により周瑜(しゅうゆ)は曹操(そうそう)との徹底抗戦を決意し、赤壁の戦いへの序章が幕を開けるのだった。
48話
諸葛亮(しょかつりょう)の命を受け、趙雲(ちょううん)と柳慎(りゅうしん)は桂陽(けいよう)太守・趙範が民から搾取した財宝を奪うため潜入する。一方、周瑜(しゅうゆ)は蒋幹を利用した反間の計で曹操(そうそう)軍の蔡瑁と張允を排除することに成功。桂陽では、柳慎が馬玉柔(ば ぎょくじゅう)の策略にはまり情報を漏洩。趙雲は太守府に忍び込むが、同じく潜入した馬玉柔のドジに巻き込まれる。財宝は見つからず、馬玉柔は趙雲に協力を持ちかける。彼女の情報から、趙範の弱点が妻であることが判明。その頃、周瑜は諸葛亮に10万本の矢を3日で作るよう無理難題を課す。
49話
諸葛亮(しょかつりょう)は「草船借箭(そうせんしゃくせん)」の計で見事10万本の矢を調達し、周瑜(しゅうゆ)を驚嘆させる。一方、馬玉柔(ば ぎょくじゅう)は趙範を騙して隠し財宝のありかを聞き出すが、欲を出して罠にかかってしまう。趙子龍(ちょうしりゅう)に助けられた玉柔は、彼の人の良さに触れ、財宝を軍資金として江夏に送ることを約束する。呉軍では、周瑜と諸葛亮が曹操(そうそう)軍を破る策として火攻めを案じ、周瑜は黄蓋と共に「苦肉の計」を実行。さらに諸葛亮は、計略の成功には龐統の力が必要だと進言する。
50話
曹操(そうそう)の大船団を打ち破るため、周瑜(しゅうゆ)は龐統の「連環の計」と黄蓋の「苦肉の計」を用いた火攻めを決行。諸葛亮(しょかつりょう)の祈祷で待望の東南の風が吹くと、赤壁は炎に包まれ、曹操軍は大敗北を喫する。一方、諸葛亮はその智謀を恐れた周瑜の魔の手を趙子龍(ちょうしりゅう)の助けで逃れる。勢いに乗る劉備(りゅうび)軍は、趙子龍が南郡を、関羽(かんう)・張飛(ちょうひ)が荊州・襄陽を次々と攻略。これを知った周瑜は怒りと衝撃で倒れる。その後、趙子龍は降伏した桂陽(けいよう)へ向かうが、太守・趙範の不審な動きに警戒を強める。
51話
桂陽(けいよう)太守・趙範の部下・耿純(こうじゅん)は趙子龍(ちょうしりゅう)に偽の降伏を申し出て暗殺を企むが、趙子龍に見破られ失敗する。一方、劉備(りゅうび)は諸葛亮(しょかつりょう)の策に従い東呉との同盟継続のため荊州返還を先延ばしにするが、これに怒った周瑜(しゅうゆ)は荊州奪還の策を練る。孫権(そんけん)は劉備に妹・孫尚香との政略結婚を持ちかけ、劉備一行は東呉へ向かう。時を同じくして趙子龍を追ってきた馬玉柔(ば ぎょくじゅう)は、諸葛亮から託された3つの錦嚢を携え東呉で趙子龍と再会。冷遇される劉備一行の状況を打開すべく、趙子龍は最初の錦嚢を開ける。
52話
劉備(りゅうび)一行は孫尚香との婚礼のため南徐へ。柳慎(りゅうしん)の策で街は歓迎ムードとなるが、これは劉備を陥れる周瑜(しゅうゆ)の計略だった。馬玉柔(ば ぎょくじゅう)は趙雲(ちょううん)と結納品を選ぶ中で婚礼衣装を試着し、趙雲は亡き軽衣を思い出す。劉備と趙雲は喬国老に頼み、呉国太に孫権(そんけん)の真意を探ってもらう。呉国太は息子の策略に怒りつつも、宴の席で劉備を襲った刺客(丁奉)から劉備を守り、彼を婿として認めると宣言。刺客騒動で負傷した馬玉柔を趙雲が見舞い、二人の関係に変化の兆しが見える。
53話
宝石店で呉国太と出会った公孫宝月(ほうげつ)は、その気っぷの良さから呉国太に気に入られ、義理の娘として孫家に迎え入れられる。一方、馬玉柔(ば ぎょくじゅう)は趙雲(ちょううん)の戦袍を繕おうとするが、亡き軽衣が縫った大切なものだと趙雲に拒絶されてしまう。呉国太は孫尚香と劉備(りゅうび)の仲を取り持とうとし、さらに宝月と趙雲の縁談まで進めようとする。そんな中、諸葛亮(しょかつりょう)からの急書で荊州へ戻ろうとした趙雲は孫権(そんけん)と周瑜(しゅうゆ)の罠にはまり襲撃されるが、これを読んでいた趙雲は逆に敵を打ち破り劉備の元へ帰還。事の真相を知り激怒した呉国太だったが、劉備と喬公のとりなしもあり、三日後に劉備と孫尚香を結婚させることを決定する。
54話
劉備(りゅうび)を救い再び負傷した馬玉柔(ば ぎょくじゅう)は、趙子龍(ちょうしりゅう)と桂花糕を食べに出かけるが、そこで公孫宝月(ほうげつ)と鉢合わせし、二人の女性は子龍を巡り火花を散らす。一方、高則(こうそく)は楽淵と石硯(せきけん) を殺害。孫権(そんけん)と周瑜(しゅうゆ)は、劉備を南徐に留まらせるため新たな計略を巡らす。そんな中、馬玉柔の正体が西涼の郡主であることが明らかになるが、子龍は彼女を父・馬騰が送った間者ではないかと疑ってしまう。誤解された馬玉柔は傷心のまま西涼へ帰ってしまうのだった。そして、周瑜は趙子龍に接近し、呉軍の訓練を依頼するという新たな罠を仕掛ける。
55話
今回の第55話では、呉の周瑜(しゅうゆ)が趙雲(ちょううん)と劉備(りゅうび)を陥れるための策略を巡らせます。しかし、趙雲はその機転と勇気で周瑜の企みをことごとく見破り、逆に周瑜を牽制することに成功します。一方、江東で孫尚香と結婚した劉備は、日々の楽しみに溺れてしまい、かつての大志を忘れかけているかのような姿を見せ、趙雲を深く憂慮させるのでした。
56話
劉備(りゅうび)を荊州に帰還させるため、趙雲(ちょううん)は馬玉柔(ば ぎょくじゅう)の錦袋の策を用いる。曹操(そうそう)軍接近の報に劉備は荊州へ戻るが、追撃してきた周瑜(しゅうゆ)は再び諸葛亮(しょかつりょう)の策に敗れる。屈辱を晴らそうと周瑜は西川攻略を口実に荊州を攻めるが、これも諸葛亮に見抜かれ大敗。心身ともに限界を迎えた周瑜は「既生瑜、何生亮」と叫び絶命する。諸葛亮は弔問と人材発掘のため東呉へ。一方、曹操のもとに現れた高則(こうそく)は、馬超(ばちょう)による韓遂殺害が自身の離間の計であると明かし、倚天(いてん)剣と青釭(せいこう)剣の奪還を条件に曹操への再仕官を願い出る。曹操はまず龐統暗殺を命じる。劉備は黄忠、魏延、龐統と共に西川へ出兵する。
57話
孫権(そんけん)は、母危篤と偽って孫尚香と阿斗を東呉へ連れ帰らせ、阿斗を人質に荊州を取り返そうと画策する。趙雲(ちょううん)と張飛(ちょうひ)の活躍で阿斗は奪還されるが、孫尚香は一人東呉へ。一方、龐統は落鳳坡で張任の待ち伏せに遭い、劉備(りゅうび)と間違えられて矢に射抜かれ命を落とす。諸葛亮(しょかつりょう)は劉備救援のため西川へ。道中、趙雲は馬超(ばちょう)に兵糧を奪われ一騎打ちとなるが、公孫宝月(ほうげつ)が誤って馬超を射てしまう。公孫宝月は龐統の仇討ちを誓い、諸葛亮は彼女に趙雲の愛馬・夜照玉を張任に贈るよう命じるのだった。
58話
男装した宝月(ほうげつ)が機転を利かせて名馬・夜照玉を敵将・張任に渡し、それがきっかけで趙雲(ちょううん)たちは雒城を攻略する。降伏した雷将軍は劉備(りゅうび)暗殺を企てるが、娘の雷嬌嬌と趙雲の活躍で阻止される。一方、陽平関では趙雲が濃霧を利用した作戦で夏侯淵(かこうえん)率いる曹軍を破るが、その夏侯淵を高則(こうそく)が射殺。高則は、曹操(そうそう)の怒りを劉備軍に向けさせ、趙雲を破滅させるための非情な一手だと語るのだった。
59話(最終回)
宿敵・高則(こうそく)との死闘の末、ついにこれを打ち破った趙子龍(ちょうしりゅう)。しかし、師・楽淵の死を知り、護国の神器とされた倚天(いてん)剣と青釭(せいこう)剣が争いの元凶であると悟り、自らの手で破壊する。一方、夏侯淵(かこうえん)を討たれた曹操(そうそう)は大軍を率いて報復に乗り出し、蜀軍は窮地に立たされるが、趙子龍の奇策により曹操軍を撃退。その功績を劉備(りゅうび)に称賛される。戦いの後、趙子龍は過去を乗り越え、馬玉柔(ば ぎょくじゅう)に想いを告げ、二人は結ばれる。その後、益州を平定した劉備に対し、趙雲(ちょううん)は民衆に土地を返すよう進言し、民心を得ることに貢献する。
キャスト、登場人物

趙雲(ちょううん)
林更新(ケニー・リン)

夏侯軽衣(かこうけいい)
ユナ

高則(こうそく)
キム・ジョンフン

公孫宝月(こうそんほうげつ)
賈青(ジア・チン)