安楽伝

あらすじ

大靖王朝を舞台に、帝家と韓家の確執に翻弄されながらも、運命に抗い真実の愛と正義を求めるヒロインの物語。

帝家はかつて韓家と共に大靖を創設した名家だったが、10年前に謀反の罪で滅ぼされ、唯一生き残った孤女帝梓元(ていしげん)は幽閉されていた。

一方、韓家の太子韓燁(かんよう)は帝家の孤女を救出するため、帝家の故郷である靖南へ赴く。そこで出会ったのは、自分を慕う奔放な女水賊任安楽(じんあんらく)

任安樂は三万の水軍を率いて上京し、韓燁(かんよう)に求婚する。実は彼女は帝梓元(ていしげん)その人で、帝家の名誉回復のために奮闘していたのだ。

科挙不正事件や江南水害事件を解決する中で、任安樂は韓燁の心も掴んでいく。しかし、偽の帝梓元(ていしげん)が現れ、皇太子妃の座を狙う。陰謀渦巻く宮廷はさらなる混乱に陥る。

家国の命運を背負い、真実と愛のために戦う任安樂と韓燁の壮大な物語。

中国時代劇『安楽伝』の見どころを徹底解説!

『プラチナの恋人たち』のディリラバと『山河令』のゴン・ジュン、アジアのトップスターが豪華初共演を果たしたことで大きな話題を呼んでいるロマンス時代劇『安楽伝』。一族の復讐を誓うヒロインと、彼女を愛し続ける皇太子が織りなす、壮大な愛と宿命の物語です。なぜこれほどまでに人々を夢中にさせるのか、その魅力を深く掘り下げていきます。

型破りなキャラクター設定

従来の時代劇の常識を覆す、魅力的なキャラクターから目が離せません。

  • 現代的なヒロイン・任安楽(じんあんらく):本作のヒロイン・任安楽(じんあんらく)は、後宮の権力争いや屋敷内の闘争に明け暮れる伝統的な女性像とは一線を画します。3万の水師を率いる女海賊であり、後には朝廷の重要機関である大理寺の役人(少卿)として活躍するなど、その設定は非常に現代的で、自らの力で運命を切り開いていく姿が多くの共感を呼んでいます。
  • 清廉で一途な皇太子・韓燁(かんよう):皇太子の韓燁は、国と民への忠義を胸に、幾度となく危険に身を投じる、強く清らかな心を持つ人物です。恋愛ドラマにありがちなクールで独善的な男性キャラクターとは異なり、彼の誠実さと国を思う深い情熱が、物語に重厚感を与えています。

「愛しているのに、結ばれない」切ない恋愛模様

本作の大きな魅力は、一筋縄ではいかない男女の複雑な関係性です。

任安楽(じんあんらく)は皇太子妃の座を狙うふりをしながら、その実、一族を滅ぼした韓家に復讐心を抱いています。一方、韓燁は彼女の正体に気づかぬまま、その大胆で快活な魅力に惹かれていきます。愛と憎しみの間で揺れ動く2人の「愛しているのに、一緒にはいられない」という切ない関係は、視聴者の心を強く揺さぶります。敵対する宿命を背負った2人が、いかにして互いの溝を埋め、真の愛にたどり着くのかが最大の注目点です。

女性たちの連帯と自立

ヒロインだけでなく、国境を守る女将軍・安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)のような、強く自立した女性キャラクターが登場します。「第二のヒロインは悪役」というお決まりのパターンを打ち破り、女性同士が助け合い、支え合う姿は、時代劇における新たな女性像を提示し、多くの議論を呼びました。

トップ俳優の競演と華麗なビジュアル

人気と実力を兼ね備えた俳優たちの熱演も見逃せません。

  • ディリラバ(迪麗熱巴):復讐の炎を内に秘めながら、快活に振る舞う任安楽を見事に演じきっています。特に、彼女が纏う颯爽とした赤い衣装は、その美しさと力強さを際立たせています。
  • ゴン・ジュン(龔俊(ゴン・ジュン)):優雅で気品あふれる皇太子・韓燁を好演。彼が身につける青い衣装は、その穏やかで知的な雰囲気を引き立てています。

2人の圧倒的なビジュアルと演技力はもちろん、「ベール越しの対視」や「海での救出劇」といった名場面は、多くのファンを熱狂させました。

壮大なスケールで描かれる家国愛

物語の根底には「約束」というテーマと、国と民を思う「家国情懐」が流れています。主人公たちは、個人的な復讐心を超え、民衆の平和を守るという大きな使命を背負います。劇中の「民は邦(くに)の本(もとい)、本固くして、方(まさ)に邦寧し」という台詞は、民こそが国の礎であるという、中国の伝統的な価値観を力強く示しています。

爽快感あふれる「最強カップル」設定

知恵と胆力を武器に復讐計画を推し進める任安楽と、朝廷で法と正義を守るために奔走する韓燁。2人はそれぞれの立場と思惑を抱えながらも、数々の難事件を共に解決していきます。家国への思いを胸に秘めた2人が、手を取り合って悪を討つ「双強(最強カップル)」の活躍は、観る者に正義が成し遂げられる爽快感を与えてくれます。

伝統美とリアリティが融合した映像世界

本作の映像は、単なる華やかさだけでなく、武侠の世界観が持つような、芯の通った力強い美しさを追求しています。美術デザインやアクション、カメラワークの随所に、中国の伝統文化が持つ奥深い美意識が反映されており、独自の世界観を創り出しています。

スピード感のある展開と二重のサスペンス

物語は序盤から、ヒロインが復讐のために正体を隠して都に戻るという核心部分が明かされ、スピーディーに展開します。「一族の冤罪を晴らす」という復讐のサスペンスと、「敵であるはずの相手を愛してしまう」という恋愛の葛藤が同時に進行し、視聴者を飽きさせません。任安楽の正体はいつ明かされるのか、そして2人の恋の行方はどうなるのか、幾重にも重なった謎が物語をより一層面白くしています。

中国でのリアルな反響と評価

これだけ多くの見どころを持つ本作ですが、中国本国での評価は、まさに「賛否両論」となりました。

  • レビューサイトでの評価は二極化

    中国最大のレビューサイトの一つである「豆瓣(Douban)」では、12万7千人以上の評価が集まり、スコアは10点満点中5.7点でした。評価の内訳を見ると、5つ星(最高評価)が約14.2%、4つ星が約11.3%と好意的な意見がある一方で、2つ星が約25.8%、1つ星(最低評価)が約15.3%と厳しい意見も多く、視聴者によって評価が大きく分かれる結果となりました。(最も多かったのは3つ星の33.4%)

  • SNSでは社会現象級の盛り上がり

    その一方で、中国版SNS「微博(Weibo)」では、熱狂的な盛り上がりを見せました。関連投稿へのエンゲージメント(転送・コメント・いいね!の合計)は、累計で7,000万件を突破。内訳は、転送(リツイートに相当)が約2,480万件、コメントが約314万件、「いいね!」が約4,290万件と、驚異的な数字を記録しています。

これらのデータから、『安楽伝』は作品の出来栄えに対する評価は分かれたものの、それを補って余りあるほどの大きな注目を集め、社会現象ともいえる活発な議論を巻き起こした「超話題作」であったことがわかります。

各話あらすじとネタバレ(全39話)

  1. 1話

    10年前、反逆の罪で一族を滅ぼされた帝家の娘・帝梓元(ていしげん)。彼女は許婚である皇太子・韓燁(かんよう)の尽力で一命を取り留めるも、山寺に幽閉される身となる。帝梓元を深く愛し続ける韓燁は、彼女を救い出す功績を立てるため、東海への海賊討伐に旅立つ。その道中、彼は任安楽(じんあんらく)と名乗る、謎めいた快活な女性と出会う。常識破りで大胆不敵な彼女との出会いは、韓燁の運命を大きく揺さぶり始める。果たして彼女の正体とは?そして、皇太子の長年の想いの行方は――。壮大な愛と復讐の物語が、今、幕を開ける。

    「安楽伝 1 話あらすじネタバレ」大胆不敵な女海賊、太子に求婚!?

  2. 2話

    皇太子・韓燁(かんよう)に求婚し、一躍都の有名人となった女山賊の任安楽(じんあんらく)。しかしその大胆な行動は、一族を滅ぼした者たちへの復讐という真の目的を隠すための策略だった。彼女は長年の協力者・洛銘西と再会し、ついに計画を実行に移す。皇帝への謁見でその度胸と機転を見せた安楽は、見事、事件捜査の機関である大理寺の役人の職を得ることに成功。復讐の第一歩として、宿敵である古雲年(こうんねん)一派の不正事件の調査に乗り出す。

    「安楽伝」第2話あらすじネタバレ:復讐の序章!大理寺に潜入した安楽の狙いとは?

  3. 3話

    帝一族の復讐を誓う任安楽(じんあんらく)は、盟友の洛銘西と共に、朝廷の重臣・古雲年(こうんねん)を失脚させるための計画を進める。科挙試験が終わった夜、都で最も華やかな妓楼で開かれた花魁の宴が、その計画の舞台となる。皇太子の韓燁(かんよう)も居合わせる中、古雲年の息子の取り巻きが謎の転落死を遂げる事件が発生。大理寺少卿として捜査に乗り出した安楽は、事件の裏に隠された科挙試験の大きな不正の証拠を掴む。しかし、真相究明の先には、さらなる権力者たちの思惑が渦巻いていた。

    「安楽伝」第3話あらすじネタバレ

  4. 4話

    科挙の不正事件の捜査を任された任安楽(じんあんらく)。しかし彼女が取ったのは、主犯格の貴族を見逃し、身分の低い者を犯人に仕立て上げるという不可解な捜査だった。そのやり方に、正義感の強い太子・韓燁(かんよう)は激しく憤るが、安楽の大胆な言動に翻弄されていく。一見、迷宮入りに見える事件の裏で、実は安楽の壮大な計画が動き出していた。果たして彼女の真の目的とは?正義と陰謀が交錯する中、安楽と韓燁の関係にも新たな変化が訪れる。

    「安楽伝」4話あらすじネタバレ:悪女のフリ?策士・安楽の罠に韓燁もタジタジ!

  5. 5話

    科挙の不正問題をめぐり、任安楽(じんあんらく)は大胆かつ巧妙な策を巡らせ、ついに黒幕を法廷の場へと引きずり出します。彼女の巧みな弁舌と用意周到な証拠によって、事件は解決へと向かうかのように見えました。しかし、その痛快な裁きは、朝廷に大きな力を持つ権力者の恨みを買う結果となります。一方、皇太子の韓燁(かんよう)は、一連の出来事を通して、ただの女海賊ではない任安楽の底知れない才能と謎めいた素顔に気づき始め、彼女への疑念と興味を深めていきます。事件の解決が、新たな復讐と陰謀の始まりを告げる、波乱に満ちた回です。

    「安楽伝 5話あらすじネタバレ」痛快!安楽の策略と、韓燁に芽生えた新たな想い

  6. 6話

    皇太子・韓燁(かんよう)と親交を深める任安楽(じんあんらく)の前に、武勇で名を馳せる安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)が現れる。二人は激しい立ち回りの末に意気投合し、義姉妹の契りを結ぶ。一方、宮中では韓燁の妃選びが本格化するが、彼は幼い頃の婚約者・帝梓元(ていしげん)への想いを貫こうと皇帝に反発。この事態に、任安楽は韓燁を助けるふりをし、ある策略を実行に移す。その裏で、安寧公主が抱える10年前の秘密が、物語に新たな波乱を呼び起こそうとしていた。

    『安楽伝』第6話あらすじネタバレ 女傑たちの出会いと、動き出す新たな策略

  7. 7話

    翎湘楼で安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)と心を通わせた任安楽(じんあんらく)は、彼女から帝家の過去に繋がる重要な情報を得る。一方、都には江南で発生した大水害の報せが届き、皇太子の韓燁(かんよう)は民を救うため、自ら現地へ調査に赴くことを決意する。安楽もまた、自身の目的を果たすため、韓燁に同行して江南へ向かうことに。それぞれの思惑を胸に秘めた二人の旅路の先には、巨大な陰謀が待ち受けていた。

    「安楽伝」第7話あらすじネタバレ:酔った韓燁の告白と、江南へ向かう二人の思惑

  8. 8話

    朝廷からの報告とは裏腹に、活気に満ちた江南の沐天府に到着した任安楽(じんあんらく)と韓燁(かんよう)。二人はその不自然な繁栄の裏に何かがあると確信し、身分を隠して街の調査を始めます。すると、法外な値段で売られる米や、街の外に追いやられた災民たちの存在など、深刻な問題が次々と明らかに。これは巨大な陰謀の氷山の一角に過ぎませんでした。一方、都では洛銘西と安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)が、過去の悲劇に繋がる人物を巡って意味深な会話を交わします。江南と都、二つの場所で物語が大きく動き出す、緊迫感に満ちた回です。

    『安楽伝』第8話あらすじネタバレ!江南の闇と都で交錯する思惑

  9. 9話

    皇太子・韓燁(かんよう)とともに江南の役人たちが開いた宴会に出席した任安楽(じんあんらく)。しかし、その華やかな宴は、彼女を陥れるために仕組まれた卑劣な罠でした。安楽は持ち前の知恵でこの策略に立ち向かいますが、さらに、食糧を求める大勢の難民が宴会場に殺到し、事態は悪化の一途をたどります。絶体絶命の危機に瀕した安楽と韓燁。二人は互いに協力し、この難局を乗り越えようと奮闘します。果たして、彼らは民衆の信頼を勝ち取ることができるのでしょうか。

    「安楽伝」第9話 あらすじとネタバレ:酔いどれ太子の本音と安楽の神対応!

  10. 10話

    江南にはびこる巨大な汚職の黒幕を追い詰めるため、任安楽(じんあんらく)と皇太子の韓燁(かんよう)は協力して捜査を進めます。安楽の知略と韓燁の権力、二人の長所を活かした見事な連携で、腐敗した役人たちをじわじわと追い詰めていくのでした。一方、安楽の配下である苑書(えんしょ)と苑琴(えん きん)は、帝家の冤罪を晴らすための重要な手がかりを水面下で捜索します。果たして二人は、悪の根源を断ち切り、江南の民に平穏を取り戻すことができるのか。スリリングな頭脳戦と、深まる二人の絆から目が離せない展開です。

    「安楽伝」第10話 あらすじとネタバレ:最強バディ誕生!江南汚職事件、ついに決着!

  11. 11話

    江南での功績を手に都へ戻った任安楽(じんあんらく)と韓燁(かんよう)。安楽の活躍は都でも大きな評判を呼び、彼女の存在は朝廷に大きな影響を与え始めます。韓燁は安楽への信頼を深める一方、彼女の周りでは様々な思惑が渦巻き、信頼していた人物の裏切りという新たな危機に直面しました。そんな中、皇宮では安楽を祝う宴が開かれることに。さらに、長年山に籠っていた帝家の娘、帝梓元(ていしげん)にも大きな動きが…。それぞれの運命が再び大きく動き出す、波乱の幕開けとなるエピソードです。

    「安楽伝」第11話あらすじネタバレ:暴かれた裏切りと、決して消えない復讐の炎

  12. 12話

    10年間、玳山に幽閉されていた帝梓元(ていしげん)が、ついに都へ帰還するという知らせが届きます。しかし、その帰還には「帝承恩(ていしょうおん)」への改名という屈辱的な条件が課されていました。一方、皇太子の韓燁(かんよう)は、勝ち気な女海賊・任安楽(じんあんらく)の中に、かつての許婚の面影を強く感じ、心を揺さぶられます。帝家の旧屋敷である靖安侯府を巡っては、皇帝と皇子たちの間にも亀裂が生じ始めます。そんな中、安楽は自らの目的を果たすため、そして帝家の誇りを取り戻すため、大胆な行動で周囲を翻弄していきます。偽りの姫の帰還が、都に新たな波乱を巻き起こすのでした。

    「安楽伝」第12話あらすじネタバレ:偽りの帰還、それぞれの思惑

  13. 13話

    太子・韓燁(かんよう)の妃選びは、左相(さしょう)の提案により北秦の公主・莫霜(ばくそう)も候補に加わり、ますます混迷を極めていく。そんな中、偽りの帝家の姫・帝承恩(ていしょうおん)は、宮中での己の立場を確固たるものにしようと画策を始める。太后からの試練のような命令に苦慮しつつも、したたかに立ち回ろうとする。一方、任安楽(じんあんらく)は韓燁と偶然にも馬車で二人きりになる機会を得る。突然の雨が、二人の心の距離を少しだけ縮めるきっかけとなり、韓燁の心に新たな感情が芽生え始める。

    「安楽伝」第13話あらすじネタバレ:偽りの姫君の野心と、雨が育む恋心

  14. 14話

    太子妃選びが本格化し、都では韓燁(かんよう)との再会を果たした帝承恩(ていしょうおん)が最有力候補として大きな話題を集めています。彼女の存在が、任安楽(じんあんらく)と洛銘西の間にあった固い絆に、少しずつ影を落とし始めます。そんな中、北秦から天真爛漫な莫霜(ばくそう)公主が都に到着し、物語に新たな波乱を予感させます。一方、韓燁は帝梓元(ていしげん)への誓いと、日に日に惹かれていく任安楽への想いの間で苦悩していました。ある日、采薇軒で起きた突然の襲撃事件が、登場人物それぞれの運命を大きく揺るがすことになります。

    「安楽伝」第14話あらすじネタバレ:采薇軒の襲撃!すれ違う心と新たな火種

  15. 15話

    太子妃選びが本格化する中、帝承恩(ていしょうおん)は太后によって宮中に呼び出され、屈辱的な扱いを受ける。その知らせを受けた任安楽(じんあんらく)は、危険を顧みず帝承恩の救出に向かう。一方、太子・韓燁(かんよう)は、10年ぶりに再会した帝承恩のかわりように戸惑い、心を痛めていた。それぞれの思惑が渦巻く中、太子妃選びの宴への招待状が安楽にだけ届かないという事態に。この状況を打破するため、安楽は大胆な作戦で韓燁に直接交渉を試みる。

    『安楽伝』第15話 あらすじとネタバレ:仮面の裏の素顔、それぞれの正義が火花を散らす!

  16. 16話

    皇太子の妃を選ぶための盛大な宴が開かれます。水軍を率いる女傑・任安楽(じんあんらく)、帝家の生き残りである帝承恩(ていしょうおん)、そして北秦の公主・莫霜(ばくそう)らが候補者として集結。しかし、その華やかな宴の裏では、それぞれの野心や過去の因縁が渦巻き、激しい駆け引きが繰り広げられていました。一人の女性の悲壮な覚悟と、ある重要人物の突然の行動が、宴を誰もが予想しなかった方向へと導いていきます。果たして、皇太子の隣に立つのは誰なのでしょうか。

    「安楽伝」第16話あらすじネタバレ:華の宴は策略の渦!帝承恩の悲壮な覚悟と安寧公主の爆弾発言

  17. 17話

    太子妃選びの宴で、任安楽(じんあんらく)は圧巻の剣舞を披露し、太子・韓燁(かんよう)の心を惹きつけます。しかし、その宴の場で、太子妃の座をめぐる大きな波乱が勃発。韓燁、安楽、そして帝梓元(ていしげん)の名を名乗る帝承恩(ていしょうおん)、三人の関係が大きく揺れ動きます。一方、安楽は一族の復讐と芽生え始めた恋心との間で葛藤を深めていました。そんな中、韓燁はあるきっかけから、長年信じてきた事実に疑問を抱き始め、物語は新たな局面へと動き出します。

    『安楽伝』第17話あらすじネタバレ 偽りの花嫁に走る亀裂、ついに動く運命の歯車

  18. 18話

    太子妃選びが終わり、韓燁(かんよう)の心は晴れない日々が続いていた。そんな中、帝家の過去の秘密を握る重要人物が都に潜伏しているとの情報がもたらされ、各陣営はその身柄を巡って水面下で激しく動き出す。一方、偽りの帝姫・帝承恩(ていしょうおん)は、自らの立場を盤石にするため、大きな賭けに出ることを決意。間近に迫った除夕の宮宴を舞台に、様々な思惑が渦巻き、都には不穏な空気が漂い始める。任安楽(じんあんらく)もまた、計画の根幹を揺るがす事態に直面し、危険な渦中へと飛び込んでいくことになる。

    『安楽伝』第18話あらすじネタバレ!炎に消える帝家の謎と、韓燁の決死の救出劇

  19. 19話

    五柳街の火事で任安楽(じんあんらく)が危険に陥るも、太子・韓燁(かんよう)によって救出される。二人の距離が縮まる一方、宮中では除夕の宴が催されていた。しかし、その祝宴の最中に皇帝の命を狙う暗殺未遂事件が発生。ある人物の思わぬ行動が、韓燁の太子妃選びに決定的な影響を及ぼすことになる。その裏で、都では過去の冤罪事件を巡る新たな動きが始まろうとしていた。

    「安楽伝」第19話 あらすじとネタバレ:仕組まれた悲劇と、動き出す真実

  20. 20話

    宿敵・古雲年(こうんねん)を追い詰める証拠を着々と集める任安楽(じんあんらく)たち。その過程で、韓燁(かんよう)は任安楽の過去に繋がる重大な事実に気づき始め、彼女への想いを新たにします。一方、任安楽も自らの悲願を成し遂げるため、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)に自身の覚悟を示すという大きな一歩を踏み出します。宮中では、追い詰められた者たちの最後の悪あがきや、嫉妬に駆られた者の危険な策略が動き出します。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語は新たな局面へと突入していくのでした。

    「安楽伝」第20話 あらすじとネタバレ:ついにバレた正体と、暴かれる偽りの顔

  21. 21話

    偽の許婚・帝承恩(ていしょうおん)から韓燁(かんよう)との関係を牽制される任安楽(じんあんらく)。しかし、当の韓燁は安楽を花灯節の賑わいへと連れ出し、二人の間には穏やかで特別な時間が流れます。韓燁は安楽に真実を話してほしいと願いますが、彼女はまだ固く口を閉ざしたまま。そんな中、ある人物の陰謀に関する急報が舞い込み、安楽と韓燁は危険な罠が待つ化縁山へと向かうことに。そこで二人は、自らの命運、そして国をも揺るがす大きな事件に巻き込まれていきます。

    「安楽伝」第21話あらすじネタバレ:ついに知る真実、崖の下の誓い

  22. 22話

    谷底での遭難から一転、任安楽(じんあんらく)と皇太子の韓燁(かんよう)は二人きりの穏やかな時間を過ごす。互いの素顔に触れる中で、身分を超えた特別な感情が芽生え始めるが、それも束の間。無事に都へ帰還した二人を待っていたのは、それぞれの立場と宿命という厳しい現実だった。宮廷の複雑な人間関係と、果たさねばならぬ使命を前に、二人の関係は再び大きな壁に突き当たる。甘い時間と冷酷な現実が交錯する、切ないエピソード。

    「安楽伝」22話あらすじネタバレ:谷での誓いと都での決別

  23. 23話

    帝家の汚名をそそぐため、任安楽(じんあんらく)はついに最後の計画を実行に移す決意を固めます。しかし、彼女を案じる皇太子の韓燁(かんよう)や親友の安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は、その身を案じ、必死に思いとどまらせようとします。一方、偽物の帝梓元(ていしげん)である帝承恩(ていしょうおん)は、自らの立場を守るために宮廷を巻き込む大胆な策を講じます。太后の誕生祝いが迫る中、それぞれの思惑が水面下で激しくぶつかり合い、都には静かな嵐の前の緊張が漂い始めます。愛と復讐、そして陰謀が交錯する、運命の時が刻一刻と近づいていました。

    安楽伝 23話 あらすじネタバレ:哀しき覚悟と、決戦の序章

  24. 24話

    皇太子・韓燁(かんよう)と偽の帝家令嬢・帝承恩(ていしょうおん)の婚礼が目前に迫る中、任安楽(じんあんらく)は一族の汚名をそそぐため、ついに動き出す。彼女がその舞台に選んだのは、太后の誕生祝いと皇太子妃の冊封式が同時に行われる華やかな宴の席。幸せな雰囲気に満ちた宴は、突如現れた証人たちの告発によって一変する。10年前に闇に葬られた帝家軍八万の悲劇の真相が、今まさに暴かれようとしていた。華やかな宮廷を舞台に、息詰まる攻防が繰り広げられる。

    『安楽伝』第24話あらすじネタバレ

  25. 25話

    帝家の冤罪を巡る審問は、重要参考人の衝撃的な死によって、真相が闇に葬られようとしていました。皇帝と太后はこれを好機と捉え、偽物の帝家令嬢・帝承恩(ていしょうおん)を正式な皇太子妃として冊立することを宣言します。朝廷の誰もがその決定を受け入れようとした、まさにその瞬間。これまで数々の奇策で宮廷を騒がせてきた任安楽(じんあんらく)が皆の前に進み出て、10年間隠し続けてきた自らの正体と、事件の核心に迫る重大な真実を明かそうとします。

    「安楽伝 25話あらすじネタバレ」

  26. 26話

    帝家の冤罪を晴らすという長年の悲願を果たした任安楽(じんあんらく)は、帝梓元(ていしげん)としての身分を取り戻す。しかし、彼女と韓燁(かんよう)の間には、血塗られた過去という消えない溝が横たわっていた。一方、すべての罪を背負った太后は、静心堂に幽閉されるも、後悔の色は見せない。そんな彼女のもとに、先帝の知己であった帝盛天(ていせいてん)から一通の手紙が届く。二人の対面により、これまで誰も知らなかった先帝の晩年にまつわる衝撃の真実と、長きにわたる因縁が明かされる。そして、太后は自らの人生に一つの決着をつけることを決意する。

    「安楽伝」第26話あらすじネタバレ:哀しき決断と明かされた真実

  27. 27話

    太后の死後、都には不穏な空気が漂っていました。帝家の冤罪を晴らそうと奔走する任安楽(じんあんらく)の周囲で、「彼女が国を乗っ取るかもしれない」という危険な噂が流れ始めます。皇帝からの疑いの目が向けられる中、安楽の腹心である洛銘西は、彼女を守るために驚くべき決断を下し、自ら投獄されてしまいます。最大の味方を失った安楽。彼女は友を救い、大義を成し遂げるため、民衆を巻き込んだ大胆な策に打って出ます。一方、太子・韓燁(かんよう)もまた、正義と愛する人のために、父である皇帝と対峙することを決意するのでした。それぞれの覚悟が試される、緊迫した展開が続きます。

    『安楽伝』第27話あらすじネタバレ:友の覚悟、民の叫び

  28. 28話

    帝家の名誉回復が公に認められ、投獄されていた洛銘西が釈放されます。皇帝の代理として、帝家八万の英霊を迎えに西北へ向かうことになった皇太子の韓燁(かんよう)。彼と共に、帝梓元(ていしげん)としての立場を鮮明にした任安楽(じんあんらく)、そして彼女を支える洛銘西も旅路につきます。しかし、帝家の冤罪を晴らすという共通の目的を持ちながらも、その先の未来をどう描くかで、安楽と洛銘西の間に意見の対立が生じ始めます。韓燁は、愛する女性と親友との間で、苦しい立場に立たされるのでした。

    「安楽伝 28 話あらすじネタバレ」愛した人は幻か、すれ違う三つの正義

  29. 29話

    帝家軍の慰霊を終え、長年の悲願を果たした任安楽(じんあんらく)は、故郷の靖南へ帰ることを決意します。韓燁(かんよう)は彼女を引き留めようとしますが、二人の間には依然として深い溝が横たわっていました。そんな中、都では不穏な動きが活発化。任安楽を狙う刺客が現れ、その背後には新たな陰謀の影がちらつきます。平和な日々が戻るかと思われた矢先、皇太子・韓燁が街中で衝撃的な事件を起こし、物語は誰もが予想しなかった方向へと急展開していきます。

    『安楽伝』第29話 あらすじとネタバレ:皇太子の決断と新たな悲劇

  30. 30話

    親友である左丞相を殺害した罪で、皇太子の韓燁(かんよう)が投獄されるという衝撃的な事件が発生。妹の安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)が面会に訪れるも、韓燁は固く口を閉ざし、真相は闇の中へと葬られようとしていました。一方、任安楽(じんあんらく)と洛銘西は、時を同じくして起きた韓燁の側近・溫朔 (おんさく)の失踪事件を手がかりに、事件の裏に潜む巨大な陰謀を察知します。偽造された令牌、北秦の影、そして次々と明らかになる衝撃の事実。果たして、彼らは絶体絶命の窮地に陥った韓燁を救い出し、真の黒幕を暴くことができるのでしょうか。

    『安楽伝』第30話 あらすじネタバレ

  31. 31話

    偽の帝姫・帝承恩(ていしょうおん)は自らの過ちを認め、故郷へ帰ることを決意し、任安楽(じんあんらく)と和解します。これを機に、任安楽、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)、韓燁(かんよう)、洛銘西の4人は、しばしの別れを惜しむように酒を酌み交わし、それぞれの新たな道へと旅立っていきます。任安楽は韓燁への想いを断ち切り、安寧は将軍として北の国境へと向かいました。しかし、平穏な時間は長くは続きません。北秦の公主の不可解な失踪事件をきっかけに、大靖と北秦の間には暗い戦雲が立ち込め始めます。そして、北の地で安寧を待ち受けていたのは、予期せぬ裏切りでした。

    安楽伝 31話 あらすじネタバレ

  32. 32話

    北秦との戦が現実味を帯びる中、皇太子の韓燁(かんよう)は自ら前線に立つことを決意します。時を同じくして、任安楽(じんあんらく)もまた、一族の誇りを胸に戦場へ向かう覚悟を固めていました。一方、西北の地で国境を守る安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)は、信頼していた側近の不審な行動に気づき、予期せぬ危機に直面します。それぞれの正義と覚悟が交錯し、物語は大きな転換点を迎えることになります。都と前線、二つの場所で、運命の歯車が大きく動き始めます。

    『安楽伝』第32話あらすじネタバレ

  33. 33話

    北西の戦場でついに再会を果たした任安楽(じんあんらく)と韓燁(かんよう)。しかし、敵の巧妙な計略により、安寧(あんねい)公主(あんねいこうしゅ)が守る青南城が予期せぬ危機に陥ります。もたらされた悲報は味方の陣営に大きな衝撃と混乱を巻き起こし、その責任を巡って仲間内に深刻な亀裂が生じる事態に。軍の統率と仲間への情の間で、韓燁は苦渋の決断を迫られます。一方、安楽もまた、友のためにある覚悟を決め、大胆な行動に出るのでした。

    「安楽伝」33話あらすじネタバレ:青南城に散る花、悲壮なる決意

  34. 34話

    北秦との戦いで深手を負った任安楽(じんあんらく)が眠り続ける中、盟友・洛銘西が軍令違反の罪で処刑されるという衝撃的な事件が起こる。目の前で友を失い、非情な決断を下した韓燁(かんよう)に深い絶望と怒りを抱いた任安楽は、彼との決別を決意。帝家軍を率いて北秦への大反撃を開始し、破竹の勢いで失地を回復していく。その武功は民から絶大な支持を得るが、同時に皇帝の警戒心を招き、新たな脅威が彼女に迫っていた。

    「安楽伝」第34話あらすじネタバレ:偽りの死と決別の誓い

  35. 35話

    北秦との決戦を前に、韓燁(かんよう)は自らを囮とし、敵をおびき寄せる危険な策を実行に移します。決戦の地となった青南山では、大靖と北秦の軍が激しく衝突。戦いは熾烈を極め、韓燁は絶体絶命の窮地に立たされます。一方、その知らせを待つ任安楽(じんあんらく)。彼女が戦場に駆けつけた時、あまりにも過酷な現実が待ち受けていました。愛と宿命が交錯する、涙なくしては見られない悲劇の幕開けとなる衝撃的なエピソードです。

    「安楽伝」第35話あらすじネタバレ:愛する人のための壮絶な自己犠牲

  36. 36話

    韓燁(かんよう)を失った悲しみから長い眠りについていた任安楽(じんあんらく)が、ついに目を覚まします。しかし、彼女を待っていたのは過酷な現実でした。帝家の未来を背負い、皇帝と直接対決する安楽。そこで彼女は、帝家と韓家の間に横たわる根深い確執の真実に迫ります。一方、崖から転落し、誰もが死んだと思っていた韓燁の意外な安否が明らかに。彼の身に起きたこととは?そして、長年皇帝を苦しめてきたある秘密が明かされ、物語は大きな転換点を迎えます。

    安楽伝 36話あらすじネタバレ

  37. 37話

    長年の確執を経て、帝家と韓家はついに和解の道を歩み始めます。任安楽(じんあんらく)は皇帝と和解し、行方不明の韓燁(かんよう)を探すことを約束しました。一方、皇帝は息子をおびき出すために一計を案じ、その策は見事に成功します。しかし、都に戻ってきた韓燁は以前とは違う姿になっており、安楽との再会を拒んでしまいます。愛する人のために、安楽はある大胆な決断を下すのですが、その裏では彼女を想う別の人物が静かに苦しんでいました。

    「安楽伝 37話あらすじネタバレ」韓燁の帰還と、愛ゆえの偽り

  38. 38話

    失明した韓燁(かんよう)を献身的に支える任安楽(じんあんらく)。しかし、韓燁は彼女の身を案じるあまり、わざと冷たい態度で突き放そうとします。一方、自らの死期を悟る洛銘西は、安楽と共に、宿敵である冷北(冷北 (れい ほく))を追い詰めるための危険な策を講じることに。愛する人を守りたいと願う者、復讐を誓う者、それぞれの覚悟と想いが交錯し、物語は悲劇的かつ重大な局面を迎えます。登場人物たちの運命が大きく動く、見逃せないエピソードです。

    「安楽伝」第38話あらすじネタバレ:愛する人のための犠牲と、一筋の光

  39. 39話(最終回)

    視力を取り戻したものの、帝梓元(ていしげん)を不幸にさせたくない一心で山を下りることを拒む皇太子・韓燁(かんよう)。一方、任安楽(じんあんらく)は、韓燁の固い決意を前に、彼を信じて最後の賭けに出ます。彼女は、長年の腹心である洛銘西との婚礼を準備。その知らせは、韓燁の耳にも届きます。愛する人が他の男性と結ばれようとしているその時、韓燁が下す決断とは。それぞれの想いが交錯する中、物語は感動のフィナーレを迎えます。

    「安楽伝」最終回・第39話あらすじネタバレ:愛の最終章、それぞれの結末

キャスト、登場人物

安楽伝

任安楽(じんあんらく)
迪丽热巴(ディリラバ)

安楽伝

韓燁(かんよう)
龔俊(ゴン・ジュン)

安楽伝

洛銘西 (らくめいせい)
劉宇寧(リウ・ユーニン)

安楽伝

安寧公主(あんねいこうしゅ)
夏楠(シァ・ナン)