灼灼風流~宮中に咲く愛の華~

あらすじ

江南一の富豪の家に庶子として生まれた慕灼華(ぼしゃくか)は、決められた結婚から逃れ、自らの力で人生を切り開くため、官僚になることを決意します。彼女は血のにじむような努力の末、都へと上り、科挙の試験に挑みます。

その道中、彼女は「戦神」として名高い定王・劉衍(りゅうえん)と運命的な出会いを果たします。劉衍(りゅうえん)は、女性にも科挙の道を開いた立役者であり、慕灼華(ぼしゃくか)の才能と大志を見抜きます。初めは彼女の素性に疑いを持ちながらも、その知性と強い意志に惹かれ、彼女が官僚として活躍できるよう陰ながら支えることを決意します。

時に聡明さを隠してしたたかに立ち回る慕灼華を、劉衍は温かく見守ります。やがて二人の間には強い絆が芽生えますが、朝廷内の陰謀や、女性が官僚として生きることへの風当たりが、彼らの前に立ちはだかります。出世か、愛か。究極の選択を迫られた慕灼華のため、劉衍は自らが「妾の夫」であると公言し、世間の批判を一身に受けるという大きな決断を下します。

互いの理想と愛を守るため、二人は手を取り合って数々の困難に立ち向かい、朝廷に平和をもたらします。そして、女性が結婚後も官僚として働き続けられるという、新しい時代の扉を開いていくのでした。

見どころ

  1. 自らの手で運命を切り開く、新時代のヒロイン

    本作のヒロイン・慕灼華は、身分や性別による制約に屈せず、「自分の価値は自分で証明する」という強い信念を持つ女性です。その聡明さと行動力で次々と道を切り開いていく姿は、現代を生きる私たちにも勇気と感動を与えてくれます。彼女の自立心と向上心あふれる生き様は、本作最大の魅力です。

  2. ヒロインの夢を全力で支える、理想のヒーロー

    定王・劉衍は、ヒロインの才能を誰よりも信じ、彼女の夢を支えるためにすべてを捧げる、まさに理想のパートナーです。特に、彼女のキャリアのために自らの立場が危うくなることも厭わない彼の深い愛情は、多くの視聴者の胸を打つことでしょう。権力や名声よりも愛する人の理想を尊重する、新しいヒーロー像がここにあります。

  3. 水墨画のように美しい、東洋的な映像美

    全体的に彩度を抑えた色調で描かれる本作の映像は、まるで一枚の美しい中国の古画を鑑賞しているかのよう。静かで趣のある雅な世界観が、登場人物たちの心情を繊細に映し出し、物語への没入感を高めています。

  4. 笑いと涙の絶妙なバランス

    テンポの良いストーリーの中に、思わず笑ってしまうコミカルなシーンと、胸が締め付けられるような切ないシーンが巧みに織り交ぜられています。二人の恋の行方はもちろん、朝廷内の権力闘争や友情など、様々な要素が絡み合い、視聴者を飽きさせない緩急自在な展開が楽しめます。

各話あらすじとネタバレ(全40話)

  1. 1話

    江南の富豪の娘、慕灼華(ぼしゃくか)は、決められた結婚を嫌い、役人になる夢を抱いている。父親が18番目の妾を迎える日、彼女は侍女と共に家出を決行し、試験を受けるため都を目指す。道中、追っ手から逃れるため、恐れられる定王・劉衍(りゅうえん)の行列に大胆にも突っ込み、危機を脱する。都で新生活を始めた彼女は、生活費と学費を稼ぐため、得意の医術を使い始める。すると早速、訳ありの女性が助けを求めて彼女のもとを訪ねてきた。自分の運命を自らの手で切り開こうとする、一人の女性の物語が始まる。

    『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』第1話:あらすじとネタバレ

  2. 2話

    定王・劉衍(りゅうえん)は、5年前に起きた事件の真相を探るため、元副将の娘・雲想月(うんそうげつ)と妓楼で会う。彼女は父の無実を訴えるが、その直後、何者かの襲撃によって命を落としてしまう。劉衍自身も毒に侵され危険な状態に陥るが、偶然その場に居合わせた医術の心得がある女性・慕灼華(ぼしゃくか)に命を救われる。慕灼華は、目の前の男がまさか高貴な定王だとは知らずに治療を行う。しかし翌日、彼女は雲想月殺害の容疑者として役人から疑いの目を向けられてしまう。一つの事件をきっかけに、出会うはずのなかった二人の運命が、大きく動き始める。

    灼灼風流 第2話あらすじとネタバレ、勘違いと悲劇の夜

  3. 3話

    官吏を目指して家出してきた慕灼華(ぼしゃくか)は、ひょんなことから定王・劉衍(りゅうえん)と関わることになる。今回、灼華は劉衍(りゅうえん)に頼まれ、ある芸妓の不審な死の真相を探る手伝いをすることに。彼女の優れた医術の知識と鋭い観察眼は、事件の裏に潜む大きな陰謀の存在を明らかにしていく。一方、街に出た灼華は、実家からの追っ手に追われるが、機転を利かせて皇帝の娘である柔嘉(じゅうか)公主に助けられる。さらに、公主に招待された詩会では、天才と名高い沈驚鴻(しんきょうこう)という青年と出会う。新たな出会いが、彼女の運命を大きく動かし始める。

    『灼灼風流』第3話あらすじとネタバレ:探偵ごっこ開幕!賢いヒロインが事件の核心に迫る

  4. 4話

    文人たちが集う議論の場で、慕灼華(ぼしゃくか)は大胆な持論を展開する。彼女が取り入ろうと画策する定王・劉衍(りゅうえん)が、すぐ隣の部屋にいるとも知らずに。その場には、科挙の首席候補と名高い沈驚鴻(しんきょうこう)も姿を現し、彼の鋭い意見が場の空気を一変させる。

    その後、慕灼華は自分の野心を劉衍本人に見抜かれてしまう。絶体絶命のピンチ。だが彼女は臆することなく、女性が官吏を目指すことの困難さを力強く訴える。一方、劉衍は過去の戦いがもたらした癒えない心の傷と向き合うことになり、彼の苦悩が浮き彫りになる。それぞれの思惑が交錯し、物語は新たな局面を迎える。

    『灼灼風流』第4話あらすじ(ネタバレあり):虎と策士、それぞれの思惑

  5. 5話

    官吏登用試験である会試まで、残りわずか。主人公の慕灼華(ぼしゃくか)は、合格を目指して勉学に励む毎日を送っていた。ある日、親友の郭巨力(かくきょりき)と訪れた寺で、彼女は定王・劉衍(りゅうえん)の姿を見かける。劉衍は、ある重要な薬の行方を追っており、その鍵を慕灼華が握っていると考えていた。

    慕灼華は、自身の持つ知識を武器に、疑り深い劉衍と危険な駆け引きを始める。彼女の目的は、試験に合格して自らの道を切り開くこと。そのためには、劉衍の力を利用することも厭わない。一方で、彼女のライバルである沈驚鴻(しんきょうこう)も、皇族との関係を深めていた。それぞれの思惑が交錯する中、慕灼華は思いがけない形で劉衍と急接近することになる。彼女の機転と度胸が試される回だ。

    灼灼風流 第5話あらすじ(ネタバレあり):金欠アピールと急接近!馬の上でドキドキ展開かよ!

  6. 6話

    死体の謎を追う慕灼華(ぼしゃくか)。慕灼華はある重要な手がかりを発見するが、それは劉衍の封印された過去に触れるものだった。彼の悲しい表情に、慕灼華は戸惑う。そんな中、二人は突然現れた刺客に命を狙われ、森の中での逃走を余儀なくされる。

    この危機的状況で、慕灼華は足を負傷してしまう。歩けなくなった彼女に対し、いつもは厳しい劉衍が意外な優しさを見せ、二人の距離は急速に縮まっていく。一方、宮中では劉衍の命を狙う黒幕と、それを阻止しようとする人物が激しく対立し、新たな火種が生まれていた。サスペンスとロマンスが加速する、見逃せない回だ。

    『灼灼風流』第6話あらすじとネタバレ:背中のぬくもりと、消せない過去の傷跡

  7. 7話

    いよいよ、女性も官吏を目指せる科挙の試験が始まった。受験生の慕灼華(ぼしゃくか)の助けを借りて、なんとか試験会場に時間ぎりぎりで到着する。しかし、王爺自らが馬で送り届けるという派手な登場は、他の受験生たちの注目を集めてしまう。

    特にライバルと目される沈驚鴻(しんきょうこう)は、彼女に対して強い興味を抱き始める。数日間にわたる過酷な試験で、慕灼華は持てる知識のすべてを答案にぶつける。一方、宮中では劉衍の暗殺未遂事件の調査が水面下で進んでいた。劉衍と慕灼華の接近は、図らずも宮中のある大物の警戒心を煽ることになる。彼女の知らないところで、大きな陰謀が動き出していた。

    『灼灼風流』第7話あらすじとネタバレ:試験と疑惑の始まり

  8. 8話

    官吏になるための試験会試に合格した慕灼華(ぼしゃくか)は、仲間たちとささやかな祝賀会を開いていた。そんな彼女のもとに、劉皎(りゅうきょう)が主催するエリートたちの集い詩の会への招待状が届く。一方、首席合格者の沈驚鴻(しんきょうこう)が集う文人の間では、女性でありながら高い成績を収めた慕灼華の存在が話題となっていた。しかし、彼女の才能を素直に認めず、家柄や性別で判断しようとする者も少なくない。慕灼華は、実力だけを武器に、偏見が渦巻く社交界へと足を踏み入れる。

    『灼灼風流』第8話あらすじとネタバレ:女だからってナメるな!詩の会で実力見せつけちゃうの巻

  9. 9話

    官僚登用試験の最終関門、殿試に挑む慕灼華(ぼしゃくか)。順調に筆を進める彼女を、予期せぬアクシデントが襲う。答案用紙が墨で汚され、絶体絶命のピンチに。彼女は持ち前の機転と不屈の精神で、この困難をどう乗り越えるのか。試験の裏で動いていた人物の存在も明らかに。そして試験後、慕灼華は合格の喜びも束の間、ある人物から衝撃の事実を告げられることになる。彼女の官僚としての本当の戦いが、ここから始まる。

    『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』第9話あらすじとネタバレ:試練の殿試と衝撃の告白

  10. 10話

    科挙の試験を終えた慕灼華(ぼしゃくか)は、官吏としてのキャリアをスタートさせる。念願の翰林院(かんりんいん)に初出仕するが、女性であることから周囲の反感を買ってしまう。それでも彼女は、持ち前の気の強さと頭の回転の速さで、堂々と立ち向かっていく。

    仕事と並行して、行方不明の母親の手がかりを探し続ける慕灼華。母親の記憶に残る杏の木と池のある家を近所で探し回る。最後の望みをかけて、誰も住んでいないはずの隣の屋敷を調べに行った彼女は、そこで思いがけない人物と遭遇し、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

    『灼灼風流』第10話ネタバレ全開!第10話のあらすじ

  11. 11話

    官僚としてのキャリアをスタートさせた慕灼華(ぼしゃくか)。しかし、翰林院(かんりんいん)の歓迎会と称した飲み会で、先輩官僚たちから手荒い洗礼を受けることになる。なんとかその場を切り抜けたものの、今度は同僚の沈驚鴻(しんきょうこう)と一緒にいたところを目撃され、二人が恋仲だというあらぬ噂を立てられてしまう。想いを寄せる定王・劉衍(りゅうえん)に誤解されたくない灼華は、必死に弁明しようと試みるが、なかなか会うことすらできない。さらに、皇子たちの教育係という新たな任務が始まるが、そこでも一筋縄ではいかない問題が待ち受けていた。

    『灼灼風流』第11話あらすじ(ネタバレあり):新人イジメと迷惑なウワサ

  12. 12話

    皇子たちの教育係として奮闘する慕灼華(ぼしゃくか)。だがある日、講義中に皇子たちが取っ組み合いの喧嘩を始めてしまう。このトラブルが、まさかの大事件に発展。なぜかすべての責任を押し付けられた慕灼華は、宮中で絶対的な権力を持つ太后(たいこう)から、厳罰を言い渡されてしまうんだ。皇子たちがかばっても、彼女の必死の弁解も届かない。まさに絶体絶命のピンチ。罰が執行されようとしたその瞬間、一人の男が彼女を救うために現れる。

    『灼灼風流』第12話 あらすじとネタバレ

  13. 13話

    体調が回復した慕灼華(ぼしゃくか)は、自分の力で官吏としての道を切り開こうと決意を新たにする。そんな彼女の元を皇子の劉琛(りゅうしん)が見舞いに訪れるが、態度は相変わらず素っ気ない。

    その後、灼華は劉皎(りゅうきょう)からお茶会に招かれる。二人はすぐに打ち解け、姉妹のように親しくなった。一方、皇太后(たいこう)は灼華を宮中から追い出そうと画策する。それを知った定王・劉衍(りゅうえん)は、彼女を守るために北涼(ほくりょう)からの使節団をもてなす接待役という重要な任務を与える。この新しい役目が、灼華の運命を大きく動かしていくことになる。

    『灼灼風流』第13話 あらすじとネタバレ感想 – 酔った勢いの告白と、新たな任務

  14. 14話

    和議のため、隣国の北涼(ほくりょう)から使節団がやってくる。率いる第三王子の耶沐憬(やぼくけい)は非常に傲慢な男で、女性官吏である慕灼華(ぼしゃくか)を見下すような態度をとる。宮中で開かれた歓迎の宴では、妹の耶沐蓁(やぼくしん)を皇帝か定王・劉衍(りゅうえん)に嫁がせようと画策し、南宸(なんしん)の朝廷を揺さぶる。

    絶体絶命の状況の中、劉衍は驚くべき機転でこの難局を乗り越える。実は北涼の真の目的は、劉衍が過去の戦傷から回復し、今もなお戦神として戦えるのかを探ることにあった。腹の探り合いが続く中、一行は親睦を深めるという名目で狩りへと向かうが、そこでは新たな火種が待ち受けていた。

    灼灼風流 第14話あらすじとネタバレ:腹の探り合いと、王の機転

  15. 15話

    北涼(ほくりょう)からの使節団を迎え、宮中では盛大な宴が開かれる。しかし、その裏では和平を揺るがすきな臭い駆け引きが始まっていた。皇子たちの挑発的な態度に、劉衍(りゅうえん)は警戒を強める。そんな中、酔いが回った劉衍と、彼を介抱する慕灼華(ぼしゃくか)の関係に、大きな変化が訪れる。

    一方、劉皎(りゅうきょう)の周りでは、彼女の運命を左右する政略結婚の話が持ち上がる。国益と個人の幸せの間で、登場人物たちはそれぞれ苦しい決断を迫られる。さらに、過去の謎を知る重要人物の正体につながる、衝撃的な事実が明らかになる回だ。

    『灼灼風流』ネタバレ第15話:酔った勢いのキスと、明かされる過去

  16. 16話

    北涼(ほくりょう)の王子・耶沐憬(やぼくけい)との交渉に臨んだ劉衍(りゅうえん)。劉衍(りゅうえん)は過去の戦いの内通者の名を聞き出そうと取引を持ちかける。一方、灼華は官吏としての道を守るため、劉衍への想いを抑えて彼から距離を置き始める。その行動が劉衍の誤解と嫉妬を招き、二人の間には気まずい空気が流れた。功績を認められ昇進した灼華だったが、劉衍との関係はすれ違っていく。そんな中、江南で災害が発生し、灼華に新たな任務が下される。

    『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』第16話あらすじとネタバレ

  17. 17話

    災害救済のため、皇子・劉琛(りゅうしん)と共に江南へ向かった慕灼華(ぼしゃくか)。彼女の旅立ちを、定北王・劉衍(りゅうえん)は城門から静かに見送っていた。現地に到着した一行を待っていたのは、空っぽのはずがない食糧庫と、何かを隠している様子の役人たち。深刻な食糧不足に民が苦しむ中、慕灼華は状況を打開するための大胆な策を思いつく。一方、江南には劉皎(りゅうきょう)や沈驚鴻(しんきょうこう)、そして劉衍もそれぞれの目的を持って集結しつつあった。民を救うため、慕灼華の知恵と度胸が試される。

    『灼灼風流』第17話あらすじとネタバレ:策士、ぼしゃくかの本領発揮!

  18. 18話

    江南での任務を終え、都への帰還を前にした慕灼華(ぼしゃくか)。彼女の前に、かつての婚約者・庄文峰(しょうぶんぽう)の歪んだ執着が迫る。身内の予期せぬ裏切りにより、慕灼華は絶体絶命の危機に陥ってしまう。一方、彼女の身を案じる定王・劉衍(りゅうえん)もまた、異変を察知し江南へと馬を走らせていた。知恵と勇気を武器に、慕灼華は卑劣な罠から脱出を試みる。彼女を救おうとする人々の思いが交差する、緊迫感あふれる回。

    灼灼風流 第18話あらすじとネタバレ:絶体絶命!罠と嘘、そして涙の再会

  19. 19話

    劉衍(りゅうえん)への想いを自覚し始め、戸惑う慕灼華(ぼしゃくか)。二人の距離は少しずつ縮まっていく。そんな中、実家に戻った灼華は、父・慕栄(ぼえい)と激しく対立。亡き母の遺骨を巡り、事態は思わぬ方向へ。一方、都では劉皎(りゅうきょう)が行方不明になる事件が発生する。公主を救うため、ある人物が姿を現すが…。灼華と劉衍の関係、そして都で渦巻く陰謀が交錯する。灼華は過去と向き合い、新たな一歩を踏み出すことができるのか。

    『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』あらすじとネタバレ第19話:バレた恋心と王様の正体

  20. 20話

    官吏としての道と、芽生え始めた恋心との間で揺れる慕灼華(ぼしゃくか)。

    彼女は尊敬する師匠に、定王・劉衍(りゅうえん)への想いを打ち明けるが、キャリアを失うことを恐れてしまう。

    一方、劉衍もまた、彼女の夢を全力で支えることを心に誓っていた。

    そんな中、都では汚職役人が捕まり、一見平和が訪れたかのように見えた。

    しかし、その裏で慕灼華の過去を知る人物が、彼女を失脚させようと動き出す。

    絶体絶命のピンチかと思われたその時、宮廷を揺るがす大事件が勃発する。

    『灼灼風流』第20話あらすじとネタバレ:女の戦いは、盤上のゲームだぜ

  21. 21話

    汚職に手を染めていた庄親子が死んだという知らせが届く。だが、その死に様はあまりに都合が良く、劉琛(りゅうしん)や慕灼華(ぼしゃくか)は裏があることを見抜いていた。一方、慕灼華は官僚として新たな一歩を踏み出す。新しい部署戸部に配属され、心機一転、仕事に励む日々が始まる。そんな中、宮中では若い男女が贈り物を交換する同心節の宴が開かれることに。慕灼華も招待を受け、日頃の感謝を込めて劉衍(りゅうえん)への贈り物を選ぶため街へ出る。しかし、そこで強力な恋のライバルが出現する。宴の席で、慕灼華と劉衍の関係は、太后(たいこう)や居並ぶ人々が見守る中で、大きな注目を浴びることになる。

    『灼灼風流』第21話あらすじネタバレ:同心節の贈り物と、すれ違う想い

  22. 22話

    宮中で開かれた宴の席で、劉衍(りゅうえん)に想いを寄せる孫紜紜(そんうんうん)が、恋敵である慕灼華(ぼしゃくか)に敵意をむき出しにする。彼女は太后(たいこう)の権威を借りて、詩作が苦手な慕灼華に恥をかかせようと画策する。追い詰められたかに見えた慕灼華だったが、誰もが予想しない方法でその場を切り抜ける。一方、孫紜紜は諦めきれず、今度は慕灼華の職場にまで現れて直接対決を挑む。二人の女性の火花散る知恵比べが、本格的に幕を開けた。

    『灼灼風流』第22話あらすじネタバレ:女の戦いがガチでえぐい!慕灼華の最強カウンターが炸裂

  23. 23話

    孫紜紜(そんうんうん)の策略にはまり、皇太后(たいこう)から罰を受けてしまう慕灼華(ぼしゃくか)は彼女を心配するが、慕灼華が口にした強がりの言葉を聞いてしまい、二人の心はすれ違ってしまう。さらに、劉衍は嫉妬からか、慕灼華を大事な仕事から外してしまう。自分の仕事が孫紜紜に渡り、劉衍と親しくする姿を見て落ち込む慕灼華は、自分の本当の気持ちに気づき始める。そんな中、迎えた乞巧節の夜、彼女はある決意を胸に、一人で空に灯りを放つ。その背後には、思いがけない人物が立っていた。

    灼灼風流 第23話あらすじ、ネタバレ | 好きって言っちゃった夜と、切ない約束

  24. 24話

    戸籍の秘密を孫紜紜(そんうんうん)に告発され、慕灼華(ぼしゃくか)の前で絶体絶命の窮地に立たされる。罰せられる寸前、予期せぬ人物たちの登場によって事態は一変する。宮廷での立場が安定したのも束の間、今度は職場で新たな悩みの種が生まれる。新任の同僚から熱烈なアプローチを受け、慕灼華は困惑する。

    一方、劉衍(りゅうえん)は慕灼華に近づく男たちの存在が面白くない。彼は慕灼華を守るため、そしてライバルを牽制するために、少し強引で大胆な計画を実行に移す。公私にわたる慕灼華の奮闘と、彼女を巡る周囲の男たちの思惑が複雑に交錯していく。

    灼灼風流 第24話あらすじ、ネタバレ:最強の彼氏、劉衍の嫉妬と求婚者撃退作戦!

  25. 25話

    慕灼華(ぼしゃくか)の距離が、ある出来事をきっかけに急速に縮まる。劉衍は過去の記憶を取り戻し、二人の間の誤解が解け始める。そんな中、劉衍は慕灼華に亡き祖父の旧宅を贈る。そこで彼女は、一族の悲劇と劉衍の過去をつなぐ重大な秘密の入り口を発見する。一方、意識不明だった重要人物を目覚めさせるため、慕灼華は最後の望みを託され奔走する。ついに過去の謎を解く鍵が揃い始め、物語は核心へと大きく動き出す。

    灼灼風流 第25話あらすじネタバレ:ついに明かされる真実と、甘い時間

  26. 26話

    都に戻った皇帝・劉俱(りゅうきょ)と太后(たいこう)の長年の確執がついに頂点に達する。太后は、これまで隠してきた劉衍への憎しみを爆発させ、過去の驚くべき悪事を白状し始める。追い詰められた太后が最後の手段に出ようとした時、事態は誰もが予想しなかった悲劇的な結末を迎える。宮殿中が混乱に陥る中、ある人物の隠された素顔が明らかになり、物語は一気に加速していく。長年宮中に渦巻いていた陰謀の、本当の姿が見え始める回だ。

    灼灼風流 第26話あらすじとネタバレ まさかの黒幕登場!全部あいつのせいだったなんて…

  27. 27話

    先帝が崩御し、定京は深い悲しみに包まれる。さらに、定王・劉衍(りゅうえん)の父である劉俱(りゅうきょ)までもが突然この世を去り、劉衍は心身ともに大きな打撃を受ける。そんな彼を、慕灼華(ぼしゃくか)は献身的に支え続ける。

    一方、宮中では次期皇帝を指名する先帝の遺詔が公開されるが、その内容が朝廷に大きな波紋を呼ぶ。皇子たちの間で後継者争いが勃発し、国は分裂の危機に瀕する。水面下で長年進められてきた恐ろしい計画がついにその牙をむき、定京の運命を左右する緊迫した権力闘争の幕が上がる。

    灼灼風流~宮中に咲く愛の華~ 第27話あらすじネタバレ:ついに明かされる黒幕と、偽りの遺言

  28. 28話

    皇子たちの長年の争いを収めた定王・劉衍(りゅうえん)。彼は新皇帝となった劉琛(りゅうしん)を支え、国の安定に尽力する。しかし、彼の体はすでに限界に達していた。医者から余命が長くないことを告げられた劉衍は、大きな決断を下す。それは、愛する慕灼華(ぼしゃくか)に真実を告げず、彼女の前から姿を消すことだった。何も知らない慕灼華は、数日間姿を見せない劉衍を心配する。そんな彼女のもとに、一通の手紙が届けられる。

    灼灼風流 第28話あらすじとネタバレ:言えないサヨナラと、残された手紙

  29. 29話

    都を離れた劉衍(りゅうえん)を追い、ついに彼の居場所を突き止めた慕灼華(ぼしゃくか)。しかし、再会した劉衍は恋愛にはうんざりだと彼女を冷たく突き放す。彼の言葉を信じられない慕灼華は、雨が降りしきる中、彼が心を開いてくれるのをひたすら待ち続ける。一方、都では劉皎(りゅうきょう)と沈驚鴻(しんきょうこう)が、劉衍の不在を好機と捉え、新たな策略を巡らせていた。慕灼華は、頑なに自分を拒絶する劉衍の態度に隠された、ある重大な秘密に気づき始める。二人の関係が、大きな転機を迎える重要なエピソード。

    『灼灼風流』第29話あらすじとネタバレ:雨と涙の先にあった真実のキス

  30. 30話

    都では皇帝・劉琛(りゅうしん)が、沈驚鴻(しんきょうこう)の意見に強く影響され、貴族制度の急な改革を進めようとしていた。その強引なやり方に朝廷は大きく揺れる。そんな中、療養を終えた劉衍(りゅうえん)が都に帰還する。一方、劉衍は過去の宮廷での事件について、ずっと違和感を抱いていた。彼は独自の調査を進めるうち、事件の鍵を握る皇太后(たいこう)のもとを訪れる。しかし、彼女はなぜか言葉を話せない状態になっていた。劉衍と慕灼華(ぼしゃくか)は、残されたわずかな手がかりから、事件の裏に潜む予想外の黒幕の存在に気づき始める。

    『灼灼風流』第30話あらすじとネタバレ:皇太后の歯形が示す、本当の黒幕

  31. 31話

    兄を傷つけた後悔に沈む執剣(しゅうけん)。一方、劉皎(りゅうきょう)と沈驚鴻(しんきょうこう)を都から追い出すための新たな策謀を巡らせる。彼らは劉衍と皇帝・劉琛(りゅうしん)の信頼関係に亀裂を入れようと画策し、朝廷内でも劉衍への反発が強まっていく。しかし、皇帝は周囲の声に惑わされず、劉衍への揺るぎない信頼を示す。そんな中、慕灼華(ぼしゃくか)と劉衍は、ある高官の不正の証拠を掴み朝廷で追及を開始するが、そこには新たな対立が待ち受けていた。

    灼灼風流 第31話あらすじとネタバレ 信じる心と、壊れていく関係

  32. 32話

    慕灼華(ぼしゃくか)の恩師・商先生(しょうせんせい)が執筆した、家柄による官吏登用を批判する論文が都で波紋を広げる。沈驚鴻(しんきょうこう)はこの論文を利用し、皇帝に制度改革を迫った。この動きは、名家と朝廷の間に緊張を生む。劉衍(りゅうえん)と慕灼華は、この騒動の裏に誰かの意図が隠されていることに気づき、警戒を強める。そんな中、慕灼華にとって最も大切な人物の一人に、危険が静かに忍び寄っていた。ある悲しい事件をきっかけに、慕灼華は国を揺るがす大きな戦いの渦中へ、自ら飛び込むことを決意する。

    灼灼風流 第32話あらすじとネタバレ:悲しい覚悟と、仕組まれた戦いの始まり

  33. 33話

    沈驚鴻(しんきょうこう)は、孫家の不正を正すため、当主の息子である孫雲謙(そんうんけん)に協力を求める。苦悩の末、孫雲謙は父親の不正が記された証拠を沈驚鴻に託した。これにより朝廷では孫家の罪が追及されるが、予想外の告発が飛び出し、事態は最悪の方向へ転がっていく。一方、慕灼華(ぼしゃくか)は恩蔭制度に関する見事な改革案を朝議で発表し、皇帝や大臣たちから高い評価を得る。しかし、その裏では劉皎(りゅうきょう)が静かに策略を巡らせており、ある一家の悲劇が、慕灼華に向けられた新たな憎悪の種となってしまう。

    『灼灼風流~宮中に咲く愛の華~』第33話あらすじとネタバレ

  34. 34話

    親友の悲劇的な死に、沈驚鴻(しんきょうこう)は自責の念に駆られ、深く絶望する。その一方で、劉皎(りゅうきょう)は野心をむき出しにし、その冷酷さを増していく。彼女の変貌に、周囲の人間は戸惑いを隠せない。劉衍(りゅうえん)は彼女を止めようと説得を試みるが、その言葉は届かない。そんな中、慕灼華(ぼしゃくか)は、かつて友情を誓った相手との完全な決別を決意する。それぞれの思いが交錯し、人間関係は修復不可能なほどに壊れ始める。物語は、もう後戻りできない、緊迫した局面へと突入していく。

    『灼灼風流』第34話あらすじとネタバレ:決別の時、もう戻れない道

  35. 35話

    宮中で開かれた宴の裏で、劉皎(りゅうきょう)と耶沐蓁(やぼくしん)が慕灼華(ぼしゃくか)を陥れるための罠を仕掛ける。薬を盛られた皇帝・劉琛(りゅうしん)と、暖閣に閉じ込められた慕灼華。二人は絶体絶命の窮地に立たされる。一方、慕灼華と議政王・劉衍(りゅうえん)の関係がついに公の問題となり、彼女は御史たちから厳しい弾劾を受ける。弁解の余地なく追い詰められた慕灼華。その時、彼女を救うために現れた劉衍が、皆の前で驚くべき告白をする。

    『灼灼風流』第35話あらすじとネタバレ:仕掛けられた罠と、王の覚悟

  36. 36話

    ついに人目を忍ぶ必要がなくなり、劉衍(りゅうえん)と慕灼華(ぼしゃくか)は幸せな時間を分かち合う。灼華は劉衍を驚かせるため、内緒で祝言の準備を進めていた。二人の未来は明るいかのように見えた。

    しかし、皇帝・劉琛(りゅうしん)が公務を理由に灼華を夜遅くまで引き留めたことから、劉衍の心に小さな影が落ちる。その裏では、劉皎(りゅうきょう)が新たな策略を巡らせていた。彼女は自身の野望のため、朝廷内の人間関係を巧みに利用し始める。

    やがて、ある人事案を巡って劉衍と劉琛は朝議の場で激しく対立。兄弟の間に生まれた亀裂は、宮廷全体に不穏な空気を広げていく。それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語は新たな局面を迎えようとしていた。

    灼灼風流 第36話あらすじとネタバレ:幸せの裏で、亀裂が走り始める

  37. 37話

    劉皎(りゅうきょう)の周到な策略により、朝廷で議政王・劉衍(りゅうえん)への弾劾が巻き起こる。次々と突きつけられる罪状に、皇帝・劉琛(りゅうしん)は兄への信頼を揺らがせる。決定打となったのは、先帝崩御の日に劉衍が記録を改ざんしたという疑惑だった。激怒した劉琛は、ついに劉衍を天牢へ投獄するよう命じる。慕灼華(ぼしゃくか)は劉衍の無実を必死に訴えるが、その声は届かない。一方、主君の投獄を知った劉衍の兵たちが、彼を救うため都へ進軍を開始。南宸(なんしん)は内乱の危機に瀕する。

    灼灼風流 第37話ネタバレとあらすじ:天牢の王、崩壊する信頼

  38. 38話

    天牢にいる劉衍(りゅうえん)のもとを、ついに劉皎(りゅうきょう)が訪れる。彼女はそこで自らの野心を明かし、劉衍に冷酷な選択を迫る。一方、慕灼華(ぼしゃくか)は劉衍を救うため、大長公主から伝説の剣を授かり、必死に奔走する。しかし、彼女がたどり着いた先で目にしたのは、信じがたい光景だった。絶望の淵に立たされた慕灼華と、勝利を確信する柔嘉(じゅうか)。すべてが終わったかのように見えたその時、慕灼華は悲しみを乗り越え、反撃のための新たな決意を固める。

    灼灼風流 第38話あらすじとネタバレ:偽りの死と、反撃の誓い

  39. 39話

    劉皎(りゅうきょう)が、ついにその野心をむき出しにする。彼女は周到な計画で皇帝・劉琛(りゅうしん)を追い詰めていった。宮廷内では玉璽が盗まれ、国境には敵が迫る。内外からの危機に、若い皇帝はなすすべもなかった。

    慕灼華(ぼしゃくか)は国を守るために一人奮闘する。彼女は迫りくる脅威に立ち向かおうとした。事態は最悪の方向へと転がり落ちていく。朝議の場で、劉琛は退位を迫られる絶体絶命の窮地に立たされた。南宸(なんしん)の未来が風前の灯火となった、その時だった。一筋の光が差し込む。

    『灼灼風流』第39話あらすじとネタバレ:ついに牙をむく柔嘉、絶望の朝議に光は差すか

  40. 40話(最終回)

    ついに最終回。宮廷を揺るがした大事件の裏に隠された、驚くべき真相が明らかになる。すべては、ある人物を追い詰めるための壮大な計画だった。追い詰められた劉皎(りゅうきょう)と、彼女に尽くす沈驚鴻(しんきょうこう)は、最後の決断を下す。一方、悲しみに暮れる慕灼華(ぼしゃくか)の前に、死んだはずの劉衍(りゅうえん)が再び姿を現す。果たして、彼の生還の裏には何があったのか。それぞれの愛と野望が交錯した物語は、感動の結末を迎える。そして、慕灼華が夢見た新しい時代の幕が開く。

    『灼灼風流』最終回あらすじとネタバレ(第40話)

キャスト、登場人物

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~

慕灼華(ぼしゃくか)
景甜(ジン・ティエン)

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~

劉衍(りゅうえん)
馮紹峰(ウィリアム・フォン)

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~

劉皎 (りゅうきょう)
王麗坤(ワン・リークン)

灼灼風流~宮中に咲く愛の華~

劉琛(りゅうしん)
周翊然(ジョウ・イーラン)