蘭陵王

あらすじ

今から1400年以上前の中国、南北朝時代。絶え間ない戦乱が続く中、北斉に、美しすぎる故に戦場では仮面をつけて戦う不敗の将軍がいた。彼の名は「蘭陵王(らんりょうおう)」。

一方、国の境にある深い霧に包まれた神秘的な白山(はくさん)村には、未来を予知する能力を持つ巫女の一族の末裔、楊雪舞(せつぶ) という心優しく聡明な娘がいた。彼女の祖母は、雪舞と蘭陵王(らんりょうおう)が出会うことで、互いに過酷な運命を辿ることを予見し、二人を決して会わせてはならないと固く戒めていた。

しかしある日、運命のいたずらか、二人は出会い、強く惹かれ合っていく。雪舞は、愛する蘭陵王が「功績が高すぎることが原因で、主君から死を賜る」という予言を知り、彼の運命を変えるため、禁断の村を出て彼と共に生きることを決意する。

二人の前には、天下統一の野望を抱き、雪舞の持つ不思議な力を手に入れようと画策する敵国・北周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)や、蘭陵王の輝かしい戦功と人望に嫉妬し、彼を陥れようとする皇太子・高緯(こうい)など、数々の障壁が立ちはだかる。

次々と襲いかかる困難と陰謀に翻弄されながらも、愛を貫こうとする蘭陵王と雪舞。果たして二人は、過酷な運命を乗り越え、未来を手にすることができるのか。

見どころ

美しくも切ない、壮大なラブストーリー

日本の雅楽の演目としても知られる悲劇の美将「蘭陵王」の伝説をモチーフに、壮大なスケールで描かれる本作。美貌ゆえに仮面をつけて戦ったという伝説を持つ蘭陵王と、彼の運命を変えようと奔走する天女・雪舞のひたむきな愛、そして彼らを待ち受ける切ない運命から目が離せません。史実をベースにしながらも大胆なアレンジが加えられており、歴史ドラマファンだけでなく、壮大なラブストーリーが好きな方も楽しめるエンターテイメント作品です。

アジアのトップスターが豪華共演!

主人公の蘭陵王を演じるのは、「中国大陸No.1の美男子」と名高いウィリアム・フォン。戦場での勇ましさと、愛する女性に見せる優しさのギャップで多くの視聴者を魅了しました。ヒロインの楊雪舞(せつぶ) 役は、日本でも『イタズラなKiss~惡作劇之吻~』などで絶大な人気を誇るアリエル・リン。彼女はこの脚本の素晴らしさに惹かれ、一時休止していたドラマ出演を決めたと言われています。さらに、蘭陵王のライバルとなる宇文ヨウを香港の人気スター、ダニエル・チャンが演じるなど、アジアの美男美女スターが集結しています。

3 蜷川実花が創り出す、息をのむほどの映像美

本作のキービジュアルは、世界的に活躍する写真家・映画監督の蜷川実花が担当。彼女ならではの感性で、ドラマの持つ艶やかで美しい世界観が見事に表現されています。また、『グリーン・デスティニー』や『HERO』といった名作映画を彷彿とさせる壮大なスケールと色彩豊かな映像は、まさに「ドラマの枠を超えた」と評されるほどのクオリティです。豪華な衣装や美術セットにもご注目ください。

台湾のヒットメーカーと人気アーティストが集結

プロデューサーは、日本でもヒットした『秋のコンチェルト』などを手掛けた台湾の人気No.1プロデューサー、フランキー・チェン。さらに、音楽は絶大な人気を誇るロックバンド・Mayday(五月天)が担当しており、ドラマをより一層盛り上げます。中国、台湾、香港のトップクラスのスタッフとキャストが集結して作られた、まさにアジア最高峰の超大作時代劇です。

各話あらすじとネタバレ(全46話)

  1. 1話

    蘭陵王 1話 あらすじネタバレ「巫女の予言と運命の出会い」

  2. 2話

    温泉で出会った謎の男の愛馬が重傷を負っていることを知り、雪舞(せつぶ)は掟で禁じられているにもかかわらず、彼を自分の村へと招き入れます。村の「成人の儀」で、誰からも相手にされず孤独を感じていた雪舞。そんな彼女の前に、彼が再び現れ、手を差し伸べます。彼の優しさに触れ、二人の心は急速に距離を縮めていきました。しかし、雪舞の祖母は、占いで見た彼の未来に不吉な影を感じ、二人の関係を強く引き裂こうとします。出会いの喜びと、忍び寄る過酷な運命の予感が描かれる、切なくも美しい物語の幕開けです。

    蘭陵王 2話 あらすじネタバレ!運命の出会いと悲しい予言

  3. 3話

    蘭陵王(らんりょうおう)が忘れていった大切な面を届けるため、雪舞(せつぶ)は固い決意を胸に初めて村の外へ旅立つ。しかし、世間知らずな彼女は道中で出会った青年に騙され、思いもよらない場所へ売られてしまい絶体絶命の窮地に。まさに万事休すかと思われたその時、彼女を救ったのは探し求めていたあの人だった。だが、感動の再会も束の間、彼から危険な任務への協力を依頼される。その驚くべき内容に雪舞は戸惑うが…。

    蘭陵王 3話 あらすじネタバレ「運命の再会は最悪の場所で」

  4. 4話

    捕らえられた部下・須達(しゅだつ)を救出するため、蘭陵王(らんりょうおう)は大胆な作戦を計画する。それは、花嫁行列に扮して敵国・周の城に潜入するというものだった。偶然その場に居合わせた雪舞(せつぶ)は、花嫁役として作戦に協力することに。しかし、城門では鋭い観察眼を持つ敵将・尉遅迥(うっちけい)が待ち構えていた。次々と投げかけられる質問に、雪舞は機転を利かせて切り抜けていく。果たして二人は無事に城へ入り、目的を果たすことができるのか。偽りの夫婦を演じる二人の間に、特別な感情が芽生え始める緊迫と愛の第4話。

    【蘭陵王】第4話 あらすじとネタバレ感想!偽りの結婚が本物の愛に変わる時

  5. 5話

    蘭陵王(らんりょうおう)を助けた功績の裏で、敵将・尉遅迥(うっちけい)に捕らえられた雪舞(せつぶ)は、川に落とされ絶体絶命の危機に陥る。 そこに蘭陵王が現れ、九死に一生を得るが、軍の掟により二人は再び別々の道を行くことに。 宿を求めて立ち寄った闇娼館で、雪舞は殺人事件に遭遇し、そこで瀕死の青年と出会う。 役人に追われる身となりながらも、彼を見捨てられない雪舞は、青年を連れて逃亡。彼を救うため、疫病が蔓延しているという危険な村へ向かうという、大きな決断をする。

    蘭陵王 5話 あらすじネタバレ

  6. 6話

    疫病が蔓延する村で、懸命に村人を救おうとする雪舞(せつぶ)。そこへ、周の皇帝を追う蘭陵王(らんりょうおう)が軍を率いて現れ、二人は再会を果たします。しかし、蘭陵王は疫病の拡大を防ぐため、村ごと焼き払うという非情な決断を下しました。雪舞は必死に反対し、「7日間で疫病を治す」という約束を取り付けます。彼女は治療の傍ら、記憶を失った青年「阿怪」を献身的に看病しますが、その彼の存在が、村を新たな戦乱の渦に巻き込むことになるのでした。

    蘭陵王 第6話 あらすじネタバレ!優しさが招いた最大の危機

  7. 7話

    周軍の毒矢に倒れ、命の危機に瀕する蘭陵王(らんりょうおう)。斉の皇太子・高緯(こうい)はこれを好機と見て、蘭陵王から軍の指揮権を奪い取ります。自分のせいで蘭陵王が傷ついたと責任を感じた雪舞(せつぶ)は、たった一つの治療法である解毒薬を求め、護衛の暁冬(きょうとう)と共に敵国・周へ向かうという危険な賭けに出ます。そこで彼女を待ち受けていたのは、かつて縁のあった周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)/武帝(うぶんよう/ぶてい)でした。しかし、彼の態度は冷たく、雪舞に非情な現実を突きつけます。

    蘭陵王 第7話 あらすじとネタバレ!引き裂かれた想い、雪舞を待つ非情な罠

  8. 8話

    周軍の毒矢に倒れた蘭陵王(らんりょうおう)を救うため、雪舞(せつぶ)は危険を顧みず敵陣へと乗り込む。 唯一の希望である解毒薬を手に入れるため、彼女は周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)/武帝(うぶんよう/ぶてい)を相手に一世一代の危険な賭けに出る。一方、蘭陵王不在の斉軍は、皇太子の高緯(こうい)が指揮を執るものの、経験不足から周軍に大敗を喫し、洛陽城は包囲され絶体絶命の危機に陥ってしまう。 国の存亡がかかる中、生死の境をさまよっていた蘭陵王に、雪舞が届けようとする一筋の光は間に合うのか。英雄の真価が問われる時が迫る。

    「蘭陵王」第8話あらすじネタバレ:雪舞の奇策と蘭陵王、決死の出陣!

  9. 9話

    周と突厥の連合軍10万に洛陽城を完全に包囲され、斉は絶体絶命の窮地に立たされる。その頃、敵国の周に捕らえられた雪舞(せつぶ)は、毒に侵され衰弱しきっていた。周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)/武帝(うぶんよう/ぶてい)は、そんな彼女を人質として戦場にさらし、斉軍に精神的な揺さぶりをかける。もはやこれまでかと思われたその時、どこからともなく鬼の面をつけた謎の騎馬隊が出現。圧倒的な不利を覆すべく、戦場を駆け抜ける。果たして、彼らは何者なのか。そして、雪舞と蘭陵王(らんりょうおう)の運命は…。

    「蘭陵王」9話あらすじネタバレ!鬼面の救世主、戦場に舞う

  10. 10話

    大部隊とはぐれた蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)は、蘭陵王の思い出の場所で二人きりの夜を過ごし、互いへの想いを深める。しかし、雪舞は蘭陵王の悲劇的な未来を予知夢で見てしまい、彼を避けるようになる。一方、都では蘭陵王の凱旋を祝う宴が開かれるが、民衆の熱狂的な支持はすべて蘭陵王に向けられた。その光景を目の当たりにした皇太子・高緯(こうい)は、屈辱と激しい嫉妬から、蘭陵王に対して危険な敵意を抱き始める。

    「蘭陵王」第10話 あらすじとネタバレ:英雄への喝采が招く、嫉妬という名の毒

  11. 11話

    邙山の戦いに勝利し、都に凱旋した蘭陵王(らんりょうおう)と楊雪舞(せつぶ) 。雪舞はその知恵と慈悲深さから「天女」と民に崇められ、皇帝からも高く評価されます。しかし、その功績と人気を快く思わない皇太子の高緯(こうい)と側近の祖テイ(そてい)は、二人を陥れるための新たな策略を巡らせていました。それは、蘭陵王の功績を称えるという名目で、家柄の優れた女性を正妃として迎えさせるという、誰も表立って反対できない巧妙な罠だったのです。民の称賛を浴びる一方で、二人は宮廷の渦巻く陰謀に巻き込まれていきます。

    蘭陵王 11話 あらすじネタバレ「天女の慈悲と、新たな罠」

  12. 12話

    皇帝に妃選びを命じられた蘭陵王(らんりょうおう)。彼は雪舞(せつぶ)だけを想い拒絶しますが、祖母の予言を信じる雪舞は、愛する人を守るため、自ら身を引く決意をします。そして始まった妃選びの会に、予言通りの名を持つ女性「鄭児(ていじ)」が現れ、雪舞の心は激しく揺さぶられます。さらに、予期せぬトラブルから、雪舞自身も妃選びに参加させられることに。蘭陵王の変わらぬ愛が、かえって雪舞を窮地へと追い込んでいきます。

    蘭陵王 第12話 あらすじとネタバレ!運命の女性「鄭児」登場で雪舞、まさかの妃選び参戦!?

  13. 13話

    蘭陵王(らんりょうおう)の妃選びが宮廷に緊張を走らせる中、彼の心はただ一人の女性・楊雪舞(せつぶ) にありました。しかし、雪舞のもとには故郷の祖母から帰還を促す謎の伝言が届き、彼女の心は揺れ動きます。一方で、蘭陵王への想いが届かない鄭児(ていじ)は、絶望から危険な道へと足を踏み入れてしまいます。愛する人を守りたい蘭陵王と、彼の側を去るべきか悩む雪舞。二人の周りで渦巻く陰謀が、ついに彼らに辛い決断を迫ります。運命に翻弄される二人の、切ない別れの物語が始まろうとしていました。

    蘭陵王 13話 あらすじネタバレ「愛ゆえの決別、忍び寄る黒い罠」

  14. 14話

    蘭陵王(らんりょうおう)府に突然、役人の祖テイ(そてい)が兵を率いて捜索に現れる。彼の策略により、蘭陵王は謀反という身に覚えのない罪を着せられ、投獄されてしまうという絶体絶命の危機に陥る。一方、王府を去っていた雪舞(せつぶ)は、偶然にも祖母と再会し、共に故郷の村へ帰ることを決意する。しかし、出発の直前、街で蘭陵王の罪状と、自分自身が指名手配されているという衝撃の事実を知ってしまう。愛する人を救うか、自らの身の安全を選ぶか、雪舞は過酷な選択を迫られることになる。

    「蘭陵王 14 話あらすじネタバレ」

  15. 15話

    蘭陵王(らんりょうおう)の無実が証明され、その功績を認められた雪舞(せつぶ)は、ついに蘭陵王との結婚を許される。宮廷中が祝福ムードに包まれるが、皇太子の高緯(こうい)は蘭陵王への憎しみを一層深めていた。一方、結婚が決まった雪舞だったが、育ての親である祖母に晴れ姿を見せられない寂しさから、心は晴れない。そんな雪舞を気遣い、蘭陵王は気晴らしに連れ出すが、些細なことから口論となり、雪舞は一人で馬車を降りてしまう。その直後、彼女は謎の集団によって連れ去られてしまうのだった。

    蘭陵王 15話 あらすじネタバレ!やっと掴んだ幸せの先に待っていた、まさかの展開…

  16. 16話

    周の国で、皇帝の甥・宇文貞(うぶんてい)の治療にあたる楊雪舞(せつぶ) 。その頃、宮廷では権力者・宇文護(うぶんご)が皇帝の座を狙い、非情な陰謀を巡らせていました。皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)/武帝(うぶんよう/ぶてい)は、宇文護の策略によって苦渋の決断を迫られ、深い苦悩に沈みます。そんな彼の心を癒したのは、雪舞の温かい励ましの言葉でした。雪舞の存在は、孤独な宇文ヨウ/武帝(うぶんよう/ぶてい)にとって大きな支えとなっていきます。しかし、宇文護の次なる魔の手が、静かに宇文ヨウ/武帝(うぶんよう/ぶてい)へと伸びていました。

    蘭陵王 16話あらすじネタバレ

  17. 17話

    蘭陵王 第17話 あらすじとネタバレ!周の宮廷、ついに決着の時

  18. 18話

    周の国で権力者・宇文護(うぶんご)が謀反を起こし、宮中は大混乱に陥ります。皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)は絶体絶命の危機に瀕しますが、ある策略を巡らせていました。その混乱の中、蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)は周からの脱出を試みますが、宇文ヨウの追っ手に行く手を阻まれてしまいます。一方、蘭陵王は大きな手柄を持って斉の国へ帰還しますが、その功績が皇太子・高緯(こうい)との間に新たな確執を生むことに。周での危機を乗り越えた二人を、今度は斉の宮廷に渦巻く陰謀が待ち受けます。

    蘭陵王 第18話 あらすじとネタバレ「周の逆転劇と、斉に渦巻く新たな火種」

  19. 19話

    蘭陵王(らんりょうおう)との結婚を控え、慣れない宮廷のしきたりに戸惑い、心を沈ませる雪舞(せつぶ)。そんな彼女を元気づけるため、蘭陵王は二人で庶民のふりをして街へ繰り出し、つかの間の平穏な時間を過ごす。多くの困難を乗り越え、ついに迎えた結婚式当日。皇太后や多くの人々の祝福を受け、二人は晴れて夫婦となる。まさに幸せの絶頂にいる二人だったが、その裏では、ある人物が復讐の炎を胸に秘め、静かにその機会をうかがっていた。華やかな婚礼の陰で、新たな嵐の予感が静かに立ち込めていたことを、まだ誰も知らなかった。

    蘭陵王 第19話 あらすじネタバレ「偽りの懺悔と、真実の誓い」

  20. 20話

    幸せな新婚生活を送る蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)。しかし、周の策略によって斉の民は次々と国を離れ、国内は深刻な財政危機に陥っていた。夫である蘭陵王の力になりたいと願う雪舞は、忠実な従者・暁冬(きょうとう)と共に、傷を負った兵士たちが自立するための村作りへと乗り出す。その優しさと知識で傷兵たちの希望となっていく雪舞。しかし、彼女が王府を留守にしている間に、ある人物が静かにその地位を狙い、不穏な策略を巡らせ始めていたのだった。

    「蘭陵王」第20話あらすじネタバレ!女の嫉妬が引き起こす、静かなる波乱の幕開け

  21. 21話

    多忙な蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)の間には、少しずつ距離が生まれていた。その隙を見逃さず、鄭児(ていじ)は蘭陵王の心を手に入れようと画策を始める。彼女はまず、雪舞に忠実な暁冬(きょうとう)を邪魔者とみなし、巧妙な罠を仕掛ける。

    鄭児のある行動がきっかけで、蘭陵王は彼女に大きな恩義を感じることに。二人の距離が縮まる一方で、雪舞は不安を隠せない。やがて、王府内には雪舞と暁冬に関する不穏な噂が流れ始め、穏やかだった日常に暗い影を落としていく。

    蘭陵王 第21話「仕掛けられた罠」あらすじとネタバレ!鄭児の恐るべき策略

  22. 22話

    傷兵村の救済に尽力する楊雪舞(せつぶ) と、国の財政問題に悩む蘭陵王(らんりょうおう)。多忙な二人の間には、少しずつ心の距離が生まれていました。そんな中、王府で起きたある事件をきっかけに、蘭陵王は雪舞を厳しく責めてしまいます。一方、蘭陵王の側女である鄭児(ていじ)は、この機に乗じて彼の信頼を得ようと画策。彼女の巧妙な立ち回りは、夫婦の絆をさらに揺るがす事態を招きます。愛と信頼が試される、波乱含みの一話です。

    蘭陵王 22話 あらすじネタバレ!すれ違う夫婦の心と、鄭児の恐るべき策略

  23. 23話

    蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)の間に生まれた誤解が、深刻な夫婦の亀裂を生んでしまいます。二人の仲を深く憂いた皇太后は、雪舞に仲直りのための策を授けますが、その一計が、かえって事態を悪化させる引き金となるのでした。一方、二人の不和を好機と見る鄭児(ていじ)は、蘭陵王府での自分の立場を確固たるものにすべく、虎視眈々と次の一手を狙っています。純粋な想いと邪な思惑が交錯し、蘭陵王府に静かな嵐が吹き荒れるエピソードです。

    「蘭陵王」第23話 あらすじネタバレ 悲しき嘘、砕け散る信頼

  24. 24話

    皇帝の命を受け、国境を荒らす馬賊の討伐へと向かう蘭陵王(らんりょうおう)。しかし、討伐隊へある人物が同行することをめぐり、妻・雪舞(せつぶ)との間に深い溝が生まれてしまう。互いを想いながらも、心ない策略によってすれ違う二人。一方、都では蘭陵王を陥れようとする新たな陰謀が静かに動き出していた。夫の身に迫る危機を察知した雪舞は、危険を顧みず、大切な人を守るために後を追う決意を固める。

    蘭陵王 第24話 あらすじネタバレ!信じたいのに信じられない…すれ違う二人の愛の行方

  25. 25話

    蘭陵王(らんりょうおう)は皇帝の命を受け、残忍な馬賊の討伐へと向かう。 雪舞(せつぶ)は、蘭陵王が鄭児(ていじ)を伴っていることに心を痛めながらも、援軍が来ないことを知り、暁冬(きょうとう)と共に夫の元へ駆けつける。 現地で再会した鄭児から、馬賊のアジトへ潜入する手助けをしてほしいと涙ながらに頼まれた雪舞は、危険な協力を承諾する。 しかし、それは雪舞と蘭陵王の仲を決定的に引き裂くための巧妙な罠だった。 作戦当日、雪舞の行動が裏目に出てしまい、蘭陵王は雪舞を激しく非難。さらに、傷ついた鄭児を娶ると宣言する。

    蘭陵王 第25話 あらすじネタバレ!鄭児の恐ろしい罠と蘭陵王の決断

  26. 26話

    鄭児(ていじ)の企みがついに蘭陵王(らんりょうおう)に露見し、彼女は蘭陵王から決別を言い渡されます。しかし時を同じくして、雪舞(せつぶ)が何者かに連れ去られてしまうという最悪の事態が発生。蘭陵王は真実を知った後悔と焦りを胸に、急ぎ雪舞の行方を追います。その頃、囚われの身となった雪舞は、思いがけない人物によって救出されていました。一方、すべてを失い絶望の淵に立たされた鄭児は、皇太子の高緯(こうい)と運命的な出会いを果たし、その心に新たな炎を宿すことになります。それぞれの運命が大きく動き出す、激動の回です。

    「蘭陵王」26話あらすじネタバレ:愛は憎しみに、救いの手は誰の手に

  27. 27話

    周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)の献身的な看病により、衰弱した楊雪舞(せつぶ) は一命を取り留める。回復した雪舞は宇文ヨウと共に故郷の白山(はくさん)村へ向かうが、そこで悲しい現実に直面し、悲しみに暮れる。宇文ヨウに励まされ、ようやく前を向こうとしたその時、雪舞を捜していた蘭陵王(らんりょうおう)が到着。しかし、二人の親密な様子を見た蘭陵王は激しい嫉妬にかられ、宇文ヨウと激しく対立してしまう。愛と誤解が交錯する中、彼らの背後には新たな脅威が迫っていた。

    「蘭陵王」第27話あらすじネタバレ 悲しみの再会と新たな亀裂

  28. 28話

    皇太子・高緯(こうい)は、父である皇帝から受けた屈辱により、蘭陵王(らんりょうおう)への憎悪を募らせていく。一方、夜空に不吉な赤い星を見た雪舞(せつぶ)は、祖母の予言を思い出し、夫に生命の危機が迫っていることを直感する。蘭陵王を守るため、彼には内緒で引退させる計画を立て、重臣たちに協力を求める雪舞。しかし、その動きはすでに皇太子の知るところとなっていた。宮廷に渦巻く陰謀が、気づかぬうちに蘭陵王を絶体絶命の窮地へと追い詰めていく。

    蘭陵王 第28話 あらすじとネタバレ「赤き星の凶兆、迫る暗殺の影」

  29. 29話

    心労が重なる皇帝や周囲の勧めもあり、蘭陵王(らんりょうおう)は雪舞(せつぶ)と共に一時都を離れ、穏やかな隠居生活を始める。しかし、英雄が不在となった宮廷では、皇太子・高緯(こうい)が牢から出した奸臣・祖テイ(そてい)が暗躍を開始。皇帝は宮中で次々と起こる不気味な現象に悩まされ、心身ともに追い詰められていく。蘭陵王が知らない間に、斉の国を揺るがす大きな陰謀の歯車が、静かに回り始めていた。

    『蘭陵王』第29話あらすじネタバレ!不在の英雄、忍び寄る奸臣の影

  30. 30話

    蘭陵王(らんりょうおう)が雪舞(せつぶ)と穏やかな隠居生活を送る一方、都では皇太子・高緯(こうい)の悪政が発覚し、皇帝は激怒する。我が子に失望した皇帝は、蘭陵王を急遽呼び戻し、彼に皇位を譲ることを検討し始める。父からの信頼を完全に失い、常に比較される蘭陵王への嫉妬に心を蝕まれた高緯は、鄭児(ていじ)らの甘言もあり、次第に追い詰められていく。皇宮に渦巻く権力への欲望と、父子の間に生まれた深い亀裂が、やがて誰も予期しなかった悲劇へと発展していく、緊迫感に満ちた物語。

    「蘭陵王」第30話あらすじネタバレ:悲劇の引き金は父の一言

  31. 31話

    先帝の崩御により、息子の高緯(こうい)が新皇帝として即位します。皇帝と皇太后の突然の訃報を知った蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)は、悲しみのうちに都へと戻ります。蘭陵王は政の世界から身を引くことを望んでいましたが、新皇帝となった高緯は、兄である蘭陵王の力を必要とし、官職への復帰を強く懇願します。国の将来と兄弟の情を前に、蘭陵王は難しい決断を迫られることになります。一方、皇帝の寵愛を背景に、鄭児(ていじ)という女性が宮廷の裏で静かに、そして恐ろしい計画を進めていました。斉国に新たな嵐が吹き荒れようとしています。

    蘭陵王 第31話 あらすじとネタバレ「新帝誕生と忍び寄る魔の手」

  32. 32話

    高緯(こうい)に助けられた鄭児(ていじ)は、ある宮女になりすまし、新たな身分で再び宮廷に姿を現す。 新しい妃の誕生に沸く宮中で、体調を崩した妃を診るため雪舞(せつぶ)が呼ばれるが、そこで彼女を待ち受けていたのは思いもよらない人物だった。 一方、弟・高緯の行動を危ぶんだ蘭陵王(らんりょうおう)は、彼を止めようと進言するが、その行動が逆に事態を悪化させてしまう。 宮廷内に渦巻く新たな陰謀が、蘭陵王と雪舞に静かに、しかし確実に迫っていた。

    蘭陵王 第32話 あらすじとネタバレ「悪女の帰還、宮廷に渦巻く新たな毒」

  33. 33話

    蘭陵王(らんりょうおう)の力を恐れる皇帝・高緯(こうい)は、彼の腹心である重臣たちを都から遠ざけます。さらに、皇后・小憐のために巨大な庭園「仙都苑」の建設を強行し、民を疲弊させるのでした。蘭陵王はこれに強く反対しますが、高緯は彼の精鋭部隊を建設作業に投入するよう命令。部下たちの命を人質に取られた蘭陵王は、国への忠誠と部下への想いの間で、苦渋の決断を迫られます。一方、宮中では皇后による恐ろしい宴が始まろうとしていました。

    蘭陵王 第33話 あらすじネタバレ「引き裂かれる忠義と、血に染まる宮廷」

  34. 34話

    皇后となった鄭児(ていじ)は、蘭陵王(らんりょうおう)と雪舞(せつぶ)への復讐を開始する。彼女は蘭陵王に、良い皇后になる条件として雪舞の命を要求し、二人を恐怖に陥れた。一方、皇帝の命令で蘭陵王は辺境への遠征に出発。その不在を狙い、鄭児は都に大干ばつを引き起こすという恐ろしい陰謀を実行に移す。未曾有の国難に人々が苦しむ中、その原因を鎮めるために天女である雪舞に白羽の矢が立つ。愛する人と引き離された雪舞は、絶体絶命の窮地に立たされる。

    蘭陵王 第34話 あらすじネタバレ「皇后の非情な罠と、引き裂かれる愛の行方」

  35. 35話

    鄭児(ていじ)の策略により、皇帝・高緯(こうい)に嫁がされそうになった雪舞(せつぶ)は、壇上で自決を覚悟します。その危機一髪のところへ、遠征に出ていたはずの蘭陵王(らんりょうおう)が帰還し、彼女を救い出します。折しも恵みの雨が降り、民衆は蘭陵王を新たな天子のように称賛しますが、その光景は皇帝・高緯の激しい嫉妬に火を注ぐ結果となりました。王府に戻った蘭陵王は、日に日に増していく皇帝からの憎悪と、愛する雪舞の身の危険を案じ、彼女を守るための、ある悲壮な決意を固めるのでした。

    蘭陵王 第35話 あらすじネタバレ「引き裂かれる運命」

  36. 36話

    民のために死を決意した蘭陵王(らんりょうおう)は、愛する妻・雪舞(せつぶ)に真実を告げぬまま、最後の時間を過ごします。そして、彼女の未来を思い、眠らせた雪舞を忠臣・暁冬(きょうとう)に託して都から逃がしました。ついに皇帝・高緯(こうい)と皇后・鄭児(ていじ)が王府に現れ、蘭陵王に最大の危機が訪れます。一方、逃がされた雪舞は道中で目を覚まし、夫の身を案じて都へ戻ろうとしますが、追っ手に追われ絶体絶命の窮地に。英雄と彼を愛する者たちの運命が、悲劇の渦に飲み込まれていきます。

    「蘭陵王 36 話あらすじネタバレ」

  37. 37話

    崖から落ち、行方不明となった楊雪舞(せつぶ) 。奇跡的に一命を取り留めた彼女を待っていたのは、愛する蘭陵王(らんりょうおう)の死という過酷な現実だった。悲しみのどん底に突き落とされた雪舞だったが、やがて生きるための新たな理由を見出すことになる。一方、蘭陵王の訃報と彼の最後の願いを受け取った周の皇帝・宇文邕は、雪舞を救い出すため、大きな危険を冒すことを決意する。斉の宮廷では、新皇帝・高緯(こうい)のもとで鄭児(ていじ)がその影響力を強め、不穏な空気が漂い始めていた。

    蘭陵王 37話 あらすじネタバレ「絶望の淵で灯る光」

  38. 38話

    亡き夫・蘭陵王(らんりょうおう)の墓を訪れ、悲しみを新たにしていた楊雪舞(せつぶ) 。しかしその帰り道、彼女は命を狙われ絶体絶命の窮地に陥ります。そこへ駆けつけた意外な人物によって救出されますが、その代償として、かけがえのない仲間を失うという大きな悲劇に見舞われてしまいました。

    一方、斉の宮廷では、皇帝のあずかり知らぬところで、雪舞に対する新たな陰謀が進行していました。救われた雪舞もまた、安息の地で思いもよらない運命の選択を迫られることになり、物語は新たな局面を迎えます。

    蘭陵王 第38話 あらすじネタバレ「悲しい別れと非情な選択」

  39. 39話

    蘭陵王(らんりょうおう)を失った悲しみの中、周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)から妃になるよう求められる雪舞(せつぶ)。彼女は蘭陵王への想いから一度は断るものの、宇文ヨウが示した、蘭陵王が生前に残した一通の手紙を見て、心を大きく揺さぶられます。雪舞を想う宇文ヨウは、彼女のために国を動かすほどの驚くべき行動に出ます。

    一方、斉の国では、皇帝・高緯(こうい)の寵愛を受ける后・鄭児(ていじ)が、夜な夜な宮殿で不審な動きを見せていました。彼女が抱えるその重大な秘密とは?そして、毒酒を賜り死んだはずの蘭陵王を巡る、誰もが予想しなかった衝撃の真実が、ついに明らかになります。

    蘭陵王 第39話 あらすじネタバレ!蘇る英雄、明かされる驚愕の真実

  40. 40話

    周の国では、皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)の楊雪舞(せつぶ) への寵愛が日増しに深まり、皇后の激しい嫉妬を招いていた。宇文ヨウの誕生日に起きたある事故をきっかけに、宮廷内の人間関係はさらに複雑にこじれていく。一方、斉の国では、牢に囚われた蘭陵王(らんりょうおう)が脱出のための策を巡らせていた。自分に歪んだ愛情を向ける鄭児(ていじ)の心理を巧みに利用し、絶体絶命の状況から活路を見出そうとするが…。二つの国を舞台に、愛と策略が激しく交錯する。

    「蘭陵王」第40話あらすじネタバレ!囚われの智将、愛を武器に脱出劇が始まる

  41. 41話

    鄭児(ていじ)の助けで宮中を脱出した蘭陵王(らんりょうおう)は、愛する雪舞(せつぶ)が周の妃として無事に暮らしていることを知る。しかし、自らの生存が彼女に新たな危険を招くことを恐れ、身分を隠して周へ潜入し、陰から見守ることを決意する。

    一方、周の宮廷では、出産を間近に控えた雪舞に対し、嫉妬に燃える阿史那(あしな)皇后の邪悪な陰謀が動き出していた。人里離れた寺で、まさに雪舞に最大の危機が訪れようとしたその時、一人の黒衣の男が颯爽と現れる。果たして雪舞と赤子の運命は…。

    「蘭陵王」第41話あらすじネタバレ!仮面の英雄、父となる

  42. 42話

    高緯(こうい)の圧政に苦しむ斉の国に、民を救う仮面の義士が出現し、人々の希望となっていた。皇帝の命を受け、義士の捕縛に向かった安徳王(あんとくおう)と楊士深(ようししん)は、その人物の意外な正体を知ることになる。一方、宮中を離れた雪舞(せつぶ)は、息子の平安(へいあん)と共に小さな村で穏やかな日々を送っていた。彼女のもとを周の皇帝・宇文ヨウ(うぶんよう)が訪れ、愛馬を返す。その裏で、宮廷では鄭児(ていじ)が新たな陰謀を企て、雪舞の身にも困難が降りかかろうとしていた。

    蘭陵王 42話 あらすじネタバレ「仮面の義士、愛する人への忍ぶ想い」

  43. 43話

    夫・蘭陵王(らんりょうおう)を亡くした悲しみから立ち直れずにいる雪舞(せつぶ)の前に、仮面をつけた謎の義士が現れる。彼は盗まれた雪舞の荷物を取り返してくれたのだが、なぜか一言も話そうとしない。しかし、その佇まいや眼差しに、雪舞は不思議な懐かしさを感じ、ある疑念を抱き始める。一方、斉の朝廷では、この仮面の義士を捕らえるための計画が進んでいた。義士に危険が迫っていると知った雪舞は、彼に知らせるため鳳凰山へと向かうが、そこで大きな罠が待ち受けていた。

    「蘭陵王」第43話あらすじネタバレ!死んだはずの英雄、衝撃の帰還

  44. 44話

    祖テイ(そてい)の罠により絶体絶命の危機に陥った雪舞(せつぶ)と宇文ヨウ(うぶんよう)。彼らを救ったのは、民衆を助ける謎の「仮面の義士」だった。ついに訪れる感動の再会の裏で、ある人物は静かに身を引き、己の宿命と向き合うため悲壮な決意を固める。一方、斉の国では皇帝の奇行が続き、国は崩壊の危機に瀕していた。それぞれの愛と使命が交錯し、物語が大きく動き出す。

    「蘭陵王 44 話あらすじネタバレ」愛と宿命の決断!再会、そして別れ

  45. 45話

    周の侵攻という国家存亡の危機にありながら、皇帝・高緯(こうい)は妖妃・馮小怜に溺れ、国政を顧みない。忠臣たちの悲痛な叫びも届かず、ついに取り返しのつかない悲劇が起きてしまう。一方、洛陽で妻の雪舞(せつぶ)と穏やかに暮らしていた蘭陵王(らんりょうおう)のもとに、弟の安徳王(あんとくおう)が国の窮状と恩師の危機を知らせにやってくる。愛する家族との平和な生活か、それとも民と恩師を救うための戦いか。苦渋の末、英雄は再び立ち上がることを決意する。

    蘭陵王 第45話 あらすじとネタバレ「悲壮なる決意!英雄、再び戦場へ」

  46. 46話(最終回)

    民の平和と愛する蘭陵王(らんりょうおう)を守るため、雪舞(せつぶ)は仮面の義士となり、たった一人で皇宮へ乗り込むという危険な賭けに出ます。彼女の計画は、暴君・高緯(こうい)とその后・馮小憐(ふうしょうれん)を捕らえること。一方、雪舞の覚悟を知った蘭陵王も、彼女を救うべく後を追います。複雑に絡み合ったそれぞれの運命は、ついに最終局面へ。果たして、蘭陵王と雪舞を待ち受ける結末とは。そして、激動の乱世はどこへ向かうのか。愛と宿命の物語が、ついに感動のフィナーレを迎えます。

    「蘭陵王」最終回・第46話あらすじネタバレ!雪舞と高長恭、愛の終着点

キャスト、登場人物

蘭陵王

高長恭/蘭陵王(こうちょうきょう/らんりょうおう)
馮紹峰(ウィリアム・フォン)

蘭陵王

楊雪舞(よう せつぶ)
林依晨(アリエル・リン)

蘭陵王

宇文ヨウ/武帝(うぶんよう/ぶてい)
陳曉東(ダニエル・チャン)

蘭陵王

鄭児(ていじ)
毛林林(マオ・リンリン)